PayPal 支払い
ヨーロッパの企業に広く普及しているデジタルウォレットである PayPal についてご紹介します。
PayPal は、どの国の顧客でも PayPal アカウントを使用して支払うことができる支払い方法です。
PayPal を使用して支払う場合、顧客はお客様のウェブサイトから PayPal にリダイレクトされます。顧客は、資金供給元として PayPal ウォレット、関連付けられたカードまたは銀行口座、後払いを選択します。その後、支払いを認証します。認証プロセスが完了すると、顧客はリダイレクトされウェブサイトに戻ります。支払いの成功または失敗については、即時に通知が届きます。
決済フロー
顧客に支払いの完了が通知される
(オプション) 顧客がビジネスのサイトに戻って支払いを確認する
Connect のサポート
オンラインマーケットプレイスで PayPal を利用するには、Stripe Connect を使用します。こうしたオンラインマーケットプレイスには、Deliveroo や ManoMano など、顧客からの支払いを回収し、後でサブアカウントやサービスプロバイダーに入金するビジネスも含まれます。PayPal は、Shopify や Squarespace のように他のビジネスをアカウント登録し、そのビジネスが支払いを直接受け付けられるようにするプラットフォームでは利用できません。
注
オンラインマーケットプレイスで PayPal を利用できるようにするには、Stripe ダッシュボードからアカウント登録リクエストを送信する必要があります。Stripe から、すべてのリクエストの進捗についてメールで更新情報が送られてきます。現在のステータスは、支払い方法の設定ページにも反映されます。
PayPal を使用するビジネスでは、 オンラインマーケットプレイスで一般的に使用される次の Connect 支払いタイプを利用できます。
デスティネーション支払い | 支払いと送金別方式 | ダイレクト支払い | on_behalf_of |
---|---|---|---|
始める
コードを変更することなく、Stripe ダッシュボードから PayPal をはじめ、他の支払い方法を追加できます。Stripe は、最もコンバージョンを高めるとみられるサポート可能な支払い方法の一覧を顧客ごとに決定します。Checkout または Elements で PayPal およびその他の支払い方法を自動的に受け付ける方法をご確認ください。コードを使用せずに、PayPal や他の支払い方法を受け付けるには、Payment Links を使用します。
本番環境に移行する準備ができたら、PayPal 支払いを有効化するためのステップを実行します。
不審請求の申請された支払い
顧客は自身の PayPal アカウントを使用して支払いを承認する必要があります。これにより不正使用や未承認の支払いを減らすことができます。ただし、支払いの完了後に顧客が不審請求の申請を行う場合があります。不審請求の申請の一般的な理由には、アイテムが説明どおりではないと顧客が判断した、あるいはアイテムをまったく受け取っていないなどが挙げられます。 Stripe ダッシュボードから直接、不審請求の申請に異議を申し立てる反証資料を提出することができます。
ダッシュボードで PayPal の不審請求の申請を管理する方法をご確認ください。
不審請求の申請のタイプによっては、その申請を解決するため、お客様が顧客と直接連絡を取れる機能を PayPal が提供する場合があります。顧客への直接連絡は、Stripe ダッシュボードではなく、PayPal のダッシュボードで処理する必要があります。
返金
PayPal での支払いは、元の支払いから最大 180 日間は返金できます。選択した売上処理の設定に応じて、Stripe 残高または PayPal 残高のいずれかが支払いの返金に使用されます。
返金リクエストを開始するには、他の支払い方法と同様に Stripe ダッシュボードか API を使用できます。売上を Stripe で処理するように選択した場合、返金額はご利用の Stripe アカウントの利用可能資金から引き出されます。売上を PayPal で処理するように選択した場合は、PayPal アカウントの残高、または PayPal アカウントで利用可能なその他の資金供給元から返金額が引き出されます。
レポート機能
PayPal の手数料は、残高レポートと残高アクティビティーレポートの手数料差引額セクションに含まれています。PayPal の手数料は、Stripe からのタックス請求書には含まれません。こうした書類には PayPal のダッシュボードからアクセスできます。
売り手保護
PayPal の売り手保護プログラムは、対象取引の売り手に補償を提供します。これには、未承認の取引や、商品を受領していないという買い手による主張などのシナリオが含まれます。売り手保護プログラムとその利用資格の詳細については、PayPal 売り手保護をご覧ください。
禁止業種カテゴリー
PayPal では、Stripe 全体で利用が制限されている業種カテゴリーに加えて、一部のサービスでの決済の受け付けに対して、事前承認が必要です。詳細については、PayPal Acceptable Use Policy (PayPal の利用規定) を参照してください。
最小および最大請求金額
PayPal には最小請求金額がありませんが、Stripe は他の支払い方法と同じ最小および最大請求金額を PayPal に適用しています。