Multibanco による決算を受け付ける
Multibanco による支払い方法を受け付ける方法をご紹介します。
注意
Stripe は、顧客の通貨、決済手段の制限、その他のパラメーターを評価して、決済手段オプションを自動的に提示します。決済を受け付けるの手順を使用して、Stripe ダッシュボードから決済手段を設定することをお勧めします。
引き続き、Checkout で顧客に提示する決済手段を手動で設定する場合は、このガイドを使用します。それ以外の場合は、ダッシュボードに移行します。
Multibanco は、ポルトガルにおける店舗支払いに基づく決済手段です。ビジネスがヨーロッパまたはアメリカを拠点にしている場合、Payment Intents API を使用して、ポルトガルの顧客から Multibanco による決済を受け付けることができます。
取引を完了するために、顧客は Multibanco の法人番号と参照番号が記載された支払い票を受け取ります。顧客はこれらの店舗支払いの詳細を使用して、オンラインバンキングまたは ATM での決済フロー以外の支払いを行います。
顧客が Multibanco の取引詳細に応じて支払いを行う際、銀行振込が開始されるため、支払いの確定が数日遅れる場合があります。銀行振込は特に週末に遅延が発生することがあります。これは支払い確定の遅延の一因になります。
決済を受け付ける
注
このガイドを使用する前に、まず Checkout で決済を受け付けるための実装を構築します。
カード支払いの実装状態を次のように更新して、Multibanco を有効にします。
支払い方法として Multibanco を有効にする
新しい Checkout セッションを作成する際は、以下を行う必要があります。
multibanco
をpayment_
のリストに追加します。method_ types - すべての
line_
がitems eur
通貨を使用していることを確認します。
Stripe のオンラインバウチャーページにリダイレクトする
注
カード決済とは異なり、Multibanco による決済では顧客は success_url にリダイレクトされません。
Checkout フォームの送信に成功すると、顧客は hosted_
にリダイレクトされます。顧客はオンラインで提供されるページに記載されている支払い手順書を参照して、支払いを完了する詳しい方法を確認できます。このページはデスクトップとモバイルの両方のプラットフォームで見ることができ、印刷も可能です。
Stripe は、Multibanco の支払い票が正常に作成されると、payment_intent.requires_action イベントを送信します。支払い手順へのリンクをメールで送信する必要がある場合は、requires_
イベントの data.
で PaymentIntent を見つけ、PaymentIntent の next_action.multibanco_display_details.hosted_voucher_url で hosted_
を抽出します。
注文のフルフィルメントを実行する
Multibanco は通知遅延型の決済手段であるため、Webhook などの方法を使用して支払いステータスを監視し、注文のフルフィルメントを行う必要があります。詳しくは、Webhook の設定と注文のフルフィルメントの実行をご覧ください。
支払いステータスに変化があると、以下のイベントが送信されます。
イベント名 | 説明 | 次のステップ |
---|---|---|
checkout.session.completed | 顧客が Checkout フォームの送信を完了しました。Stripe が Multibanco のバウチャーを生成しました。 | 顧客が Multibanco で支払うのを待ちます。 |
checkout.session.async_payment_succeeded | 顧客が Multibanco を完了しました。PaymentIntent が succeeded に移行します。 | 顧客が購入した商品またはサービスのフルフィルメントを行います。 |
checkout.session.async_payment_failed | Multibanco 支払いの有効期限が切れたか、その他の理由で支払いが失敗しました。PaymentIntent のステータスは requires_ に戻ります。 | 顧客にメールで連絡して、新たに注文を行うようリクエストします。 |
実装内容をテストする
Checkout の実装をテストする際は、決済手段として Multibanco を選択して、支払う をクリックします。Checkout フォームに次のメールアドレスのパターンを入力して、さまざまなシナリオをテストします。
メール | 説明 |
---|---|
| 顧客が支払う Multibanco のバウチャーをシミュレーションします。約 3 分後に 例: jenny#example.com |
| 顧客が即座に支払う Multibanco のバウチャーをシミュレーションします。数秒以内に 例: succeed_immediately@example.com |
| すぐに有効期限が切れる Multibanco のバウチャーをシミュレーションします。 例: expire_immediately@example.com |
| 顧客が支払う前に有効期限が切れる Multibanco のバウチャーをシミュレーションします。約 3 分後に 例: expire_with_delay@example.com |
| 成功しない Multibanco の支払い票をシミュレーションします。 例: fill_never@example.com |
有効期限
Multibanco の支払い票の有効期限は、next_action.multibanco_display_details.expires_at にある expires_
UNIX タイムスタンプに記載されています。これは支払い票が作成されてから 7 日後です。有効期限が切れると、顧客は Multibanco で支払うことができなくなります。有効期限が過ぎると、PaymentIntent のステータスは requires_
から processing
に移行し、Stripe は payment_intent.processing イベントを送信します。
PaymentIntent では、銀行振込の遅延にる支払い完了通知の遅延の可能性を考慮して、最大 4 日間のバッファ期間中は processing
ステータスのままになります。バッファ期間内に Multibanco による支払いが完了しない場合、PaymentIntent のステータスは requires_
に移行し、Stripe は payment_intent.payment_failed イベントを送信します。バッファ期間後に顧客の資金を受け取ると、Stripe は誤った支払い金額の返金プロセスを自動的に開始します。
キャンセル
PaymentIntent をキャンセルを使用して、Multibanco の支払い票をキャンセルできます。キャンセル後に、Stripe は payment_intent.canceled イベントを送信します。
キャンセルされた Multibanco のバウチャーに応じた顧客の資金を受け取った場合、Stripe は誤った支払い金額の返金プロセスを自動的に開始します。
注
保留中の決済をキャンセルすると、元のバウチャーの指示は無効になります。保留中の Multibanco による決済をキャンセルするときは、顧客に通知します。
ステータスが requires_
の PaymentIntent を正常に再確定すると、Stripe は新しいバウチャーの手順と新しい hosted_
を作成します。これらを顧客に提示する必要があります。
返金
Multibanco による返金についてご紹介します。