銀行へのリダイレクト
Stripe が提供する銀行へのリダイレクトについてご紹介します。
銀行へのリダイレクトにより、顧客は自分の銀行口座を使用してオンラインで支払うことができます。銀行へのリダイレクトは、ドイツ、オランダ、マレーシアにおけるオンラインコマースの半分以上で実行されています。銀行へのリダイレクトは、以下のビジネスでよく使用されます。
- ヨーロッパとアジア太平洋の顧客のコンバージョンを向上させ、不正使用を減らしたい小売業者
- 他のビジネスから 1 回限りの支払いを回収するソフトウェアビジネスまたはサービスビジネス
サブスクリプションを販売している場合、銀行へのリダイレクトはビジネスに適さない可能性があります。銀行へのリダイレクトの中には、継続支払いをサポートしていないものがあります。
決済フロー
決済時に、顧客はオンラインバンキングのポータルにリダイレクトされ、自身の銀行認証情報でログインして取引を承認すると、お客様のサイトに戻されます。一部の銀行へのリダイレクトでは、セキュリティー強化のために SMS または他の 2 段階認証によりユーザ確認が行われます。
製品サポート
Stripe では、銀行へのすべてのリダイレクトを一度の導入で構築し、Stripe 製品全体で機能するようにしました。Stripe Checkout の場合、1 行のコードを変更することで、銀行へのリダイレクトを追加することができます。
決済手段 | Connect | Checkout | Payment Links | Payment Element | Express Checkout Element | Mobile Payment Element | サブスクリプション | Invoicing | カスタマーポータル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bancontact | 招待のみ | ||||||||
BLIK | 1、2 | 3、4 | |||||||
EPS | 1、2 | 招待のみ | |||||||
FPX | 1、2 | ||||||||
iDEAL | |||||||||
P24 | 1、2 | 招待のみ | |||||||
TWINT | 1、2 |
1 Checkout をサブスクリプションモードで使用する場合は、サポート対象外です。2 Checkout をセットアップモードで使用する場合は、サポート対象外です。3 PaymentIntent を作成する前に決済情報を収集する場合はサポート対象外です。4 Elements を Checkout Session API で使用する場合はサポート対象外です。
銀行へのリダイレクトを要する決済手段をリクエストされる場合は、お問い合わせください。
API のサポート
決済手段 | API 列挙値 | PaymentIntents | SetupIntents | 手動キャプチャー | 今後の使用のための設定 1 | リダイレクトの要求 2 |
---|---|---|---|---|---|---|
Bancontact | bancontact | あり | ||||
BLIK | blik | なし | ||||
EPS | eps | あり | ||||
FPX | fpx | あり | ||||
iDEAL | ideal | あり | ||||
P24 | p24 | あり | ||||
Pay by Bank | pay_ | あり | ||||
TWINT | twint | あり |
1 SEPA Debit、AU BECS Direct Debit、ACSS Debit など、カードや口座振替を使用する決済手段では、今後の使用のための設定で on_
と off_
の両方がサポートされています。それ以外の決済手段では、setup_
がサポートされていないか、off_
のみがサポートされています。2 決済手段によっては、顧客が支払いを完了した後にリダイレクトされる return_url を確定することが求められます。
Sources API または Tokens API からの移行
Sources API または Tokens API を現在使用している場合、PaymentIntents API への移行 を参照して最新の実装を使用してください。