API を利用して本人確認を処理する
Connect プラットフォームで Webhook と API を使用して連結アカウントの本人確認を処理する方法をご紹介します。
API を使用して作成されたアカウントを持つプラットフォームは、顧客確認 (KYC) のためのユーザーに関する必要な情報を Stripe に提供できます。プラットフォームは、Connect アカウント登録を使用して KYC 情報を収集するか、Accounts API および Persons API を使用して Stripe に必要な情報を提供することができます。その後は Stripe で確認を行い、必要に応じて追加の情報を求めます。
このページの以降の部分では、プラットフォームで次のことを行う方法について説明します。
- 連結アカウントの確認要件を表示する
- Stripe に必要な情報を提供する
注
API を使用して Stripe のリスク審査に対応することはできません。埋め込みコンポーネント、Stripe のホスティング登録、または修復リンクを使用して、連結アカウントが対応できるように設定できます。ダッシュボードを使用して、連結アカウントの代わりにリスク審査に対応することもできます。
確認プロセス
連結アカウントの支払いと入金を有効にする前に、Stripe は以下に応じて異なる特定の情報を必要とします。
- 連結アカウントの所在国
- 連結アカウントに適用される利用規約タイプ
- 連結アカウントでリクエストされるケイパビリティ
- ビジネスタイプ (個人か、会社かなど) および company.structure (公共団体か、非上場の共同経営会社かなど)
プラットフォームは、ビジネスとユーザに適切なアカウント登録フローを選択して、KYC 要件を満たす必要があります。大まかに言うと、これは必要なすべての情報を事前にまたは段階的に提供することを意味します。いずれにしても、Stripe からのリクエストを監視し、適切に対応するように連携を設定します。
- Webhook 設定で Connect Webhook URL を設定し、アクティビティ、特に
account.
タイプのイベントを監視します。Persons API を使用する場合は、updated person.
イベントも監視する必要があります。updated - アカウントを作成したらすぐに、
Account
オブジェクトの requirements.currently_due 属性で追加の要件を確認します。追加情報が必要な場合は、ユーザーから入手し、連結アカウントを更新します。 account.
イベント通知を継続的に監視して、updated requirements
ハッシュが変化しているかどうかを確認し、必要に応じて、追加情報をユーザーに求めます。
追加情報を提供する場合、すでに確認済みの詳細を再送信する必要はありません。たとえば、dob
がすでに確認されている場合は、それ以降の更新で再度提供する必要はありません。
注意
requirements.
が空でない場合は、追加情報が必要です。この情報が期限内に提供されない場合は、連結アカウントによる支払いの作成、入金の受け取り、または特定のタスクの実行がブロックされる可能性があります。
確認後に情報を変更する
個人または会社が確認された後、制限付きでその情報の一部を変更できます。連結アカウントの設定に基づく制限については、Update Account API をご覧ください。これらの制限以外の変更を行う場合は、サポートにお問い合わせください。
確認が必要かどうかを判断する
Webhook で account.
イベントを受信するか、API を介してアカウントを取得すると、Account (アカウント) オブジェクトを受信します。Account
オブジェクトの charges_
属性と payouts_
属性は、そのアカウントで支払いの作成や入金の受け取りが可能かどうかを示します。
Account
オブジェクトには、アカウントの確認に必要な要件を表す requirements
ハッシュがあります。
requirements
ハッシュには、次の配列があります。
eventually_
: 対応するしきい値に達したかどうかに応じて、収集が必要になる要件。要件が必須になると、その要件はdue currently_
リストにも表示されます。要件が必須になり、その期日が既存のdue current_
より前の日付である場合、deadline current_
は対応するしきい値の発効日に変わります。deadline currently_
: Account をdue active
で維持するためにcurrent_
までに収集する必要がある要件。deadline currently_
はdue eventually_
のサブセットです。due past_
:due current_
より前に確認されなかったために、ケイパビリティが無効化された要件。deadline past_
はdue currently_
のサブセットです。due errors
:currently_
またはdue past_
の特定の要件を再収集する必要がある、検証および確認の失敗に関する詳細。due requirement
: エラーに対応する要件を識別します。code
: 要件が無効である理由、または確認できない理由を示す列挙値。reason
: エラーの詳細を説明する英語のメッセージ。理由文字列でエラーの解決方法を提案することもできます。
disabled_
: アカウントが有効化されていない理由、および支払いや送金を処理できない理由を説明します。reason current_
: Account をdeadline active
で維持するために必要なcurrently_
の要件の収集期日。これは、非表示のケイパビリティを含め、Account がリクエストしたすべてのケイパビリティとリスク要件の最も早い期限を表します。due pending_
: 確認または審査の結果に応じて、必須となる可能性がある要件。非同期の確認が保留中でない限り、これは空の配列です。確認に失敗すると、要件はverification eventually_
、due currently_
、またはdue past_
に移行します。失敗した確認と保留中の確認の両方の対象となる要件は、due pending_
のままになることもあります。verification
以下の例は、アカウントに currently_
の情報、eventually_
の情報、確認の errors
を引き起こしている情報が含まれる場合に、requirements
ハッシュがどのように表示されるかを示しています。
{ "id":
, "object": "account", "requirements": { "disabled_reason": null, "current_deadline": 1529085600, "past_due": [], "currently_due": [ "company.tax_id", "company.verification.document", "tos_acceptance.date", "tos_acceptance.ip" ], "eventually_due": [ "company.address.city", "company.address.line1", "company.address.postal_code", "company.address.state", "company.tax_id", "company.verification.document", "external_account", "tos_acceptance.date", "tos_acceptance.ip" ], "errors": [ { "requirement": "company.verification.document", "reason": "The company name on the account couldn't be verified. Either update your business name or upload a document containing the business name.", "code": "failed_name_match" }, ] }, ... }"{{CONNECTED_ACCOUNT_ID}}"
requirements.
に項目が含まれる場合は、requirements.
を確認します。current_
は、情報が必要となる時点を識別する Unix タイムスタンプです。通常、Stripe が current_
までに情報を受信しない場合、そのアカウントでの入金は無効化されます。ただし、状況によっては、このような結果にならない可能性もあります。たとえば、入金がすでに無効になっていて、アカウントが問い合わせに応答しない場合、Stripe が支払いを処理する機能も無効にすることがあります。
これとは別に、requirements.disabled_reason プロパティに値を設定できます。値は、このアカウントで入金や支払いができない理由を説明する文字列です。プラットフォームと連結アカウントは、場合によっては理由を解決したり異議申し立てを行うためのフォームを送信できます。
- Stripe ダッシュボードの全機能にアクセスできる連結アカウントと Standard アカウントは、ダッシュボードにある追加の情報 (利用可能な場合) にアクセスできます。
- Connect 環境に含まれているプラットフォームで審査するアカウントに移動すると、アカウントの
disabled_
が分かります。連結アカウントに代わって追加の情報を提供できる場合があります。無効になっている理由が異議申し立てに関連している場合は、異議申し立ての解決対象であるアカウントに、フォームへのリンクを生成できます。reason
理由 | 意味 |
---|---|
action_ | 連結アカウントのケイパビリティをリクエストする必要があります。詳細については、ケイパビリティのリクエストおよびリクエスト解除をご覧ください。 |
listed | アカウントが、禁止された個人または会社のリストに記載されてる可能性があります (Stripe が調査し、それに応じてアカウントを拒否または復元します)。 |
rejected. | アカウントは、不正使用または違法なアクティビティの疑いがあるため、拒否されました。 |
rejected. | 要求されたしきい値内での不完全な確認要件により、アカウントは拒否されています。 |
rejected. | アカウントは、サードパーティー (金融サービスプロバイダーまたは政府機関) の禁止された個人または会社のリストに記載されているため、拒否されました。 |
rejected. | その他の理由でアカウントが拒否されました。 |
rejected. | アカウントは、利用規約違反の疑いがあるため、拒否されました。 |
requirements. | このアカウントでケイパビリティを有効にするには、追加の確認情報が必要です。 |
requirements. | Stripe は現在、連結アカウントの情報を確認しています。ご対応は不要です。requirements.pending_verification 配列を調べて、確認対象の情報をご覧ください。 |
under_ | Stripe がアカウントを審査しています。 |
検証エラーと確認エラー
Account (アカウント) オブジェクトには、requirements.errors 配列が含まれます。この配列は、アカウントとケイパビリティを有効にするために必要とされる検証および確認の要件が満たされていない理由を示します。errors
配列には次の属性が含まれます。
requirement
:currently_
配列からのどの情報が必要かを指定します。due code
: 発生したエラーのタイプを示します。発生する可能性のあるエラーコードについては、API リファレンスをご覧ください。reason
: エラーが発生した原因と解決方法について説明します。
要件が currently_
であるアカウントの errors
配列がどのように表示されるかを示す例を以下に示します。この例は、提出された情報を使用してアカウントを有効にできない理由、およびエラーを解決する方法を示しています。検証または確認が失敗した場合、エラー情報とともに、要件が currently_
に再表示される場合があります。これらの更新を受け取るには、Connect Webhook を設定して account.
イベントを受信します。
{ "id":
, "object": "account", "requirements": { "current_deadline": 1234567800, "currently_due": [ "company.address.line1", "{{PERSON_ID}}.verification.document", ], "errors": [ { "requirement": "company.address.line1", "code": "invalid_street_address", "reason": "The provided street address cannot be found. Please verify the street name and number are correct in \"10 Downing Street\"", }, { "requirement": "{{PERSON_ID}}.verification.document", "code": "verification_document_failed_greyscale", "reason": "Greyscale documents cannot be read. Please upload a color copy of the document.", } ] }, ... }"{{CONNECTED_ACCOUNT_ID}}"
確認または検証には失敗しても、現在期限が来ている要件がない場合は、Webhook がトリガーされ、必要な情報に最終期日が設定されることが示されます。
ビジネス情報
ビジネスに関する情報が送信されると、Stripe は新しい情報を確認します。たとえば、Stripe は提供されたビジネスの URL が有効で、アクセス可能であり、ビジネスに関する情報が含まれていることを確認する可能性があります。ビジネスに関する確認情報のステータスを取得するには、Account オブジェクトで requirements
を使用します。
以下は、ビジネス情報の確認に関連するエラーのリストです。
エラー | 解決策 |
---|---|
invalid_ | ビジネス名は分かりやすい名前とし、認識できる単語で構成する必要があります。 |
invalid_ | 総称的なビジネス名やよく知られているビジネス名は使用できません。提供するビジネス名がアカウントのビジネスと一致していることを確認してください。 |
invalid_ | 商品の説明は 10 文字以上にしてください。 |
invalid_ | 商品の説明は、ビジネスの URL と異なるものにする必要があります。 |
| 以下のURL 確認のエラーを処理するをご覧ください。 |
明細書表記
Stripe は、アカウントへの設定時に明細書表記と明細書表記のプレフィックスを検証します。たとえば、Stripe は指定された明細書表記がビジネスの説明と一致することを確認する場合があります。明細書表記がビジネスの説明に一致することを検証する際、Stripe はカードネットワークに提供される部分を表す、明細書表記の最初の 22 文字を使用します。ビジネスの説明は、アカウントの business_
、business_
、会社または個人の名前と適合します。
明細書表記に関する本人確認情報のステータスを取得するには、Account オブジェクトの requirements
を確認します。以下は、明細書表記の確認に関連するエラーのリストです。
エラー | 解決策 |
---|---|
invalid_ | 明細書表記は、5 文字以上にする必要があります。 |
invalid_ | 明細書表記は、アカウントのビジネス名、法人名、または URL と共通点があるものにする必要があります。 |
| 総称的な明細書表記やよく知られている明細書表記は使用できません。 |
invalid_ | 明細書表記のプレフィックスは、明細書表記、ビジネス名、法人名、または URL と共通点があるものにする必要があります。 |
個人情報
確認プロセス中に、アカウントに関連付けられている個人に関する情報を収集する必要があります。お客様がアカウント登録する場合、以下のようにしてください。
- 会社のみをアカウント登録する場合は、Persons APIを使用してこの情報を収集します。
- 個人のみをアカウント登録する場合は、Persons API を使用するか、Account オブジェクトの individual ハッシュを使用できます。
- 個人と会社の組み合わせの場合、Persons API を使用してこの情報を収集します。このようにして、ビジネスタイプに関係なく同じ方法で情報を収集します。
個人に関する本人確認情報のステータスを取得するには、requirements ハッシュを使用します。
以下は、個人の本人確認に関連するエラーのリストです。
エラー | 解決策 |
---|---|
invalid_ | Stripe は提供された住所の市区町村、都道府県/州、郵便番号の組み合わせを検証できませんでした。 |
invalid_ | 個人の住所はアカウントが事業を行っている有効な所在地である必要があり、Highway Contract Box は指定できません。 |
invalid_ | 個人の住所は、アカウントが事業を行っている有効な所在地である必要があり、私設私書箱は指定できません。 |
invalid_ | 個人の年齢は 13 歳以上である必要があります。 |
invalid_ | 個人の生年月日は過去 120 年以内である必要があります。 |
invalid_ | Stripe はアカウントの電話番号を検証できませんでした。個人の国に合わせた形式を設定していることを確認してください。 |
invalid_ | Stripe は提供された住所の町名と番地を検証できませんでした。 |
| 納税者番号は、ダッシュなどの特殊文字を含まない 9 桁の固有の数字である必要があります。 |
国別の受付可能な確認書類
具体的な書類要件については、国別の受付可能な確認書類をご覧ください。
会社情報
確認プロセスの際に、アカウントの会社に関する情報の収集が必要になる場合があります。
アカウントの会社に関する本人確認情報のステータスを取得するには、Account の company.verification サブハッシュを使用します。
{ "id":
, "object": "account", ... "company": { "verification": { "document": null }, ... }, ... }"{{CONNECTED_ACCOUNT_ID}}"
Account (アカウント) オブジェクトで各本人確認属性の定義を検索できます。
書類確認時の問題に対処する
アップロードされた書類自体が確認プロセスを複雑化しています。最も一般的な問題を認識して処理するために、以下の表に (requirements.
配列の) エラー code
で発生し得る値と各エラーの考えられる解決策を示します。
以下は、書類のアップロードに関連するエラーのリストです。
エラー | 解決策 |
---|---|
| ファイル自体に問題があるため、アップロードに失敗しました。以下の要件を満たす新しいファイルを提供するようユーザに依頼してください。
|
| 提供されたファイルは、サポート対象の国の受け付け可能な形式の ID でないか、必要な法人確認書類ではありません。要件と一致する新しいファイルを提供するように、ユーザーに依頼してください。リストについては、国別の受け付け可能な ID タイプをご覧ください。 |
| チームは、Stripe に問い合わせて、本人確認が失敗した原因の詳細を確認できます。 |
| 書類に発行日または有効期限がないか、書類の有効期限が切れています。本人確認書類の場合、有効期限は書類の提出日より後でなければなりません。住所確認書類の場合、発行日は過去 6 カ月以内でなければなりません。 |
以下は、本人確認に関連するエラーのリストです。
エラー | 解決策 |
---|---|
verification_ | アカウントの名前を確認できませんでした。完全な法人名を提供したことを確認し、その名前に一致する写真付き ID も提供するようユーザに依頼してください。 |
| ID 書類上の情報が、ユーザから提供された情報と一致しません。アカウントで提供された情報を確認して修正するようユーザに依頼してください。 |
| 書類が変更された可能性があるため、確認できませんでした。詳細についてはお客様のチームから Stripe にお問い合わせください。 |
以下は、ビジネス確認に関連するエラーのリストです。
エラー | 解決策 |
---|---|
| アカウントの情報が確認できませんでした。ユーザは書類をアップロードしてアカウントの詳細を確認するか、アカウントの情報を更新できます。 |
| ユーザーが提供した情報を、IRS では確認できませんでした。会社名または納税者番号で発生する可能性のあるエラーを修正するか、これらのフィールドを含む書類をアップロードするようにユーザーに依頼してください。(アメリカのみ) |
| 書類上の情報が、ユーザから提供された情報と一致しません。アカウントで提供された情報を確認して修正するか、アカウントと一致する情報が記載された書類をアップロードするようユーザに依頼してください。 |
| アップロードされた書類は必須のフィールドが抜けています。不足しているフィールドを含む別の書類をアップロードするようユーザに依頼してください。 |
注意
以前に失敗したファイルを再送信しないでください。重複したアップロードはすぐにエラーとなり、再確認されません。
URL 確認のエラーを処理する
E コマースビジネスの URL は、カードネットワークの特定の基準に準拠している必要があります。これらの基準に準拠するため、Stripe は URL を審査する際に多くの確認を実施します。E コマースビジネスの URL およびその構成要素に関するベストプラクティスについては、ウェブサイトチェックリスト をご覧ください。URL 確認エラーは、以下の 2 つの方法によって解決できます。
- API の使用: 以下のエラーコードリストを確認して、現在発生している問題を把握・解決します。URL を更新する必要がある場合は、Update Account API を使用します。これにより、Stripe が新しい URL を確認できるようになります。エラーを解決するために指定された URL のウェブサイトを変更し、URL 自体を変更する必要がない場合は、API を使用して URL を別の値に変更してから再度元の値に戻すことで、再確認できるようになります。
- ダッシュボードを使用する: プラットフォームで、Stripe ダッシュボードの審査するアカウントページまたはそのアカウントの詳細ページの必要なアクションリストを使用すると、連結アカウントが受けている影響および対処の方法が分かります。
API を使用して、URL 関連の問題をすべて解決できるわけではありません。URL 確認エラーの種類によっては、連結アカウントのウェブサイトへのアクセス方法について、またはアカウントが URL 要件への対応を免除されていることの証明方法についての情報が追加で必要です。この種の問題を解決するには、お客様またはお客様の連結アカウントが補足情報を提供しなければなりません。
ダッシュボードから審査するアカウントページにアクセスするか、Account の詳細ページの必要なアクションリスト (表示される場合) をチェックしてエラーを解決します。問題を解決できない場合は、連結アカウントを Stripe サポートに直接つないでください。アカウントの審査方法については、審査可能なアカウントのページをご覧ください。
注
Stripe の利用規約は、すべての E コマースビジネスに対して、card_
ケイパビリティを持つアカウントを申請する際に、現行のビジネスサイトの URL と併せて business_profile.url プロパティを入力することを義務付けています。オンラインウェブサイト、ソーシャルメディアのプロフィール欄、モバイルアプリケーションなどを通じて商品やサービスを宣伝または販売するアカウントは、E コマースビジネスと見なされます。アカウントがビジネスを宣伝したり、商品を販売したり、決済を受け付けるためのウェブサイトを運営していない場合は、代わりに business_profile.product_description の提出を義務付けられます。商品説明には、販売する商品のタイプや、顧客への請求方法 (対面取引など) が詳細に含まれている必要があります。詳しくは、アカウントアクティベーションサイトに関するよくあるご質問をご覧ください。
business_
フィールドに関連して発生する一般的なエラーを処理するための参考情報として、(requirements.
配列の) 関連エラーコードおよび考えられる解決策を以下の表に示します。
エラー | 解決策 |
---|---|
invalid_ | 指定された URL は、Stripe がアカウントとは関連がないとみなす一般的なビジネスサイトと一致します。この問題を解決するには、ビジネス固有の URL を入力してください 。 |
invalid_ | 指定された URL の形式が正しくありません。この問題を解決するには、https://example. のような正しい形式の URL を入力してください。 |
invalid_ | 指定された URL のウェブサイトにアクセスできません。特定の地域をブロックしてウェブサイトを表示しないようにしている場合は、ウェブサイトの確認が完了するまで一時的にブロッカーを解除してください。 |
invalid_ | 指定された URL のウェブサイトに掲載されている情報が Stripe アカウントの情報と一致しません。 |
invalid_ | 指定された URL のウェブサイトにビジネス名、または提供する商品およびサービスの明確な説明のいずれかがありません。 |
invalid_ | 指定された URL のウェブサイト、ソーシャルメディアのプロフィール欄、モバイルアプリではアカウントのビジネスを確認できません。 |
invalid_ | アカウントがウェブサイト、ソーシャルメディアのプロフィール欄、またはモバイルアプリケーションで商品またはサービスを販売または宣伝していることを確認しましたが、アカウントの URL が指定されていません。この問題を解決するには、URL を指定してください。 |
invalid_ | ウェブサイトにカスタマーサービスの詳細が掲載されていません。 |
invalid_ | ウェブサイトに返品に関するポリシーおよびプロセスが掲載されていません。 |
invalid_ | ウェブサイトに返金ポリシーが掲載されていません。 |
invalid_ | ウェブサイトにキャンセルポリシーが掲載されていません。 |
invalid_ | ウェブサイトに、法的制限または輸出制限の対象となる商品およびサービスの開示が掲載されていません。 |
invalid_ | ウェブサイトに利用規約が掲載されていません。 |
invalid_ | ウェブサイトは現在作成中であるため、指定された URL のウェブサイトを確認できません。 |
invalid_ | ウェブサイトはパスワードで保護されているため、指定された URL のウェブサイトを確認できません。 |
invalid_ | 特定の地域のウェブサイトへのアクセスがブロックされているため、指定された URL のウェブサイトを確認できません。特定の地域をブロックしてウェブサイトを表示しないようにしている場合は、ウェブサイトの確認が完了するまで一時的にブロッカーを解除してください。 |
invalid_ | ウェブサイトにコンテンツが掲載されていないため、指定された URL のウェブサイトを確認できません。 |
本人確認を処理する
本人確認の変更には、2 つの方法で対応できます。1 つ目は、アカウントの更新コールを実行して、情報を修正または追加する方法です。
2 つ目は、Stripe からお客様に書類のアップロードを依頼する方法です。Stripe が確認できたユーザー情報の量に応じて、3 種類の書類のアップロードが必要になる場合があります。以下の requirements.
に一覧表示されているフィールドに基づいて、アップロードする書類を決定できます。
person.
: 受け入れ可能な形式の身分証明書を撮影したカラー画像が必要です。verification. document person.
: 公共料金の請求書など、ユーザの住所が確認できる書類を直接撮影したカラー画像が必要です。verification. additional_ document company.
: 会社の定款など、ビジネスの法人 ID 番号を確認できる法人書類の証明書が必要です。verification. document
書類は、次の 2 段階のプロセスでアップロードします。
- Stripe にファイルをアップロードする
- アカウントにファイルを関連付ける
注
セキュリティ上の理由により、Stripe はメールで送信された ID のコピーは受け付けません。
ファイルをアップロードする
ファイルをアップロードするには、Create File API で POST を使用して、マルチパート/フォームデータリクエストの一部としてファイルデータを送信します。
アップロードするファイルは以下の要件を満たしている必要があります。
- カラー画像 (8,000 ピクセル x 8,000 ピクセル以下)
- 10 MB 以下
- 本人確認書類が JPG または PNG 形式である
- 住所または法人書類が JPG、PNG、または PDF 形式である
ファイルデータを file
パラメーターに渡し、purpose
パラメーターを identity_
に設定します。
このリクエストはファイルをアップロードし、トークンを返します。
{ "id":
, "created": 1403047735, "size": 4908 }"{{FILE_ID}}"
その後、トークンの id
値を使用して、連結アカウントに本人確認に使用されるファイルを関連付けることができます。
ファイルを添付する
ファイルをアップロードしてそれに相当するトークンを受け取った後、アカウントの更新コールの適切なフィールドを使用してファイル ID を指定します。
以下は、本人確認書類の例です。
以下は、会社書類の例です。
この更新により、verification.
が pending
に変更されます。さらに別の個人を確認する必要がある場合は、Persons API を使用して更新します。
身分証明書を確認する
身分証明書を直接撮影したカラー画像ファイルが Stripe の審査に通ると、書類要件は requirements.
から削除されます。個人または会社のすべての確認要件が満たされると、確認プロセスが完了したことを示す account.
Webhook 通知がトリガーされます。
提供された画像の読み取りやすさに応じて、確認が完了するまでに数分から数営業日かかる場合があります。
確認処理に失敗した場合、requirements.
配列には原因を示すエラーが格納されます。「提供された画像が読み込めません」などの error[reason]
は、ユーザーに表示しても問題ありませんが、ローカライズされていません。レスポンスには、verification_
などの error[code]
値も含まれ、これを使用するとエラーをユーザー向けにローカライズできます。失敗した場合、requirements.
は、新しい ID のアップロードが必要であることを示します。確認の期限が近い場合は、requirements.
に日付が入力されることもあります。確認が失敗すると、account.
Webhook 通知もトリガーされます。
リスク確認を処理する
新しいリスク要件
以下のリスク関連要件データは、2024 年 11 月 12 日に一般公開される予定です。Stripe サポートが提供する手順に従うことで、より早く受け取るよう選択できます。
Stripe は、accounts.requirements 属性でリスク要件と規制順守要件を報告します。これらの要件は次のスキーマ <id>.
:に従います。
id
は、 Stripe または金融パートナーが必要とする情報を一意に識別します。この ID の前には、リスク確認要件を示すinterv_
が常に付与されます。requirement_
は、description identity_
やverification rejection_
など、要件を満たすために必要な情報を具体的に説明します。appeal resolution_
は、リクエストされた情報をお客様または連結アカウントが提供する方法を指定します。path challenge
: 連結アカウントは、プロンプトの要求に直接応答する必要があります。多くの場合、銀行口座などの機密情報や、自撮り写真といった口座所有者のみが提供できる情報が必要となります。form
: フォームリクエストには連結アカウントが入力するか、またはお客様がアカウントの代理として入力します。support
: 要件に直接対応できません。Stripe サポートにお問い合わせください。
{ "id":
, "object": "account", "requirements": { "current_deadline": 1234567800, "currently_due": [ "{{REQUIREMENT_ID}}.restricted_or_prohibited_industry_diligence.form" ], "pending_verification": [], ... }, ... }"{{CONNECTED_ACCOUNT_ID}}"
解決パスの要件が満たされると、要件の解決パスの値が support
に変わり、その要件が要件ハッシュの pending_
セクションにも表示されます。Stripe は提出された情報を確認し、解決済みとして要件を終了するか、現在、期限が来ている新しい要件を掲載します。
{ "id":
, "object": "account", "requirements": { "current_deadline": 1234567800, "currently_due": [], "pending_verification": [ "{{REQUIREMENT_ID}}.restricted_or_prohibited_industry_diligence.support" ], ... }, ... }"{{CONNECTED_ACCOUNT_ID}}"
リスクと規制順守の要件は、要件のタイプに応じて、以下のいずれかの方法で改善できます。
- Connect の埋め込みコンポーネント: ウェブサイトに直接 Connect コンポーネントを埋め込むことができます。要件が表示されたら、ユーザーをアカウント登録の埋め込みコンポーネントに誘導します。このコンポーネントで、ユーザーは未対応の要件を UI から直接入力するように求められます。または、通知バナーの埋め込みコンポーネントを使用して、未対応の要件についてユーザーに通知します。
- Stripe のホスティング登録: 連結アカウントを誘導するリンクを生成できます。このリンク先では、アカウントリンクからプログラムによって、またはプラットフォームのダッシュボードから手動で未対応の要件に対応することができます。
- アカウントの代理として入力: 自社のプラットフォームのダッシュボードを使用して、連結アカウントの詳細からフォームベースのリスク要件を特定し、そのアカウントの代理として要件に対応することができます。
次の requirement_
の値は、account.
属性に示される要件に関連します。
値 | 説明 |
---|---|
business_ | アカウントをサポートできるかどうかを確認するために、事業の性質に関する追加情報が必要です。 |
restricted_ | この事業は制限/禁止対象のカテゴリー (アルコール、保険、金融商品の販売など) で運営されている可能性があります。Stripe では、アカウントをサポートできるかどうかを確認するために、事業の性質やライセンス情報の種類に関する追加情報が必要になることがあります。 |
intellectual_ | この事業は、著作権の保護対象の商品やサービスを販売している可能性があります。これらの商品を販売する認可をアカウントが保持していることを確認するため、追加情報が必要になります。 |
supportability_ | Stripe の利用規約では、事業のサポートが禁止されています。アカウントはこの決定に異議を申し立てることができます。 |
other_ | アカウントをサポートできるかどうかを確認するために、追加情報が必要です。 |
credit_ | アカウントをサポートできるかどうかを確認するために、事業の性質に関する追加情報が必要です。 |
reserve_ | Stripe がこのアカウントに対して予備金の留保を適用しています。これにより、アカウントが Stripe で支払いを受け付ける機能に影響が及ぶことはありません。アカウントは Stripe の決定に異議を申し立てることができます。 |
identity_ | アカウントの担当者は、身分証明書と顔写真をアップロードして本人確認を行う必要があります。 |
url_ | ビジネス URL は、提供する商品とサービスを反映している必要があります。アカウントをサポートする前に URL の変更が必要になる場合があります。 |
address_ | 書類のアップロードによって事業者の住所を確認する必要があります。 |
domain_ | 指定した URL またはドメインを、アカウント所有者が管理していることを確認する必要があります。 |
bank_ | 事業者に関連付けられた銀行口座の詳細を確認する必要があります。 |
customer_ | 事業者に関連付けられたカスタマーサービスの連絡先情報を確認する必要があります。 |
fulfillment_ | 事業者のフルフィルメントポリシーを確認する必要があります。 |
product_ | 事業者の Stripe アカウントには、正確な商品の説明が登録されている必要があります。 |
statement_ | お客様のビジネスを正確に反映する明細書表記が必要です。 |
capability_ | Stripe の利用規約では、このビジネスに関連する特定のケイパビリティのサポートが禁止されています。アカウントはこの決定に異議を申し立てることができます。 |
rejection_ | Stripe の利用規約では、リスクのレベルが高いため、事業のサポートが禁止されています。アカウントはこの決定に異議を申し立てることができます。 |
platform_ | プラットフォームが自身の連結アカウントに対する介入を表示しました。これは実際の介入である場合もあれば、API の導入のテストである場合もあります。 |
other_ | 他の説明のいずれにも当てはまらない追加のコンプライアンス情報が必要です。 |
other_ | 他の説明のいずれにも当てはまらない追加のビジネス情報が必要です。 |