サブスクリプションのアップセル
アップセルを使用し、顧客が決済フローでサブスクリプションプランをアップグレードできるようにします。
サブスクリプションのアップセルでは、Checkout で長期プランにアップグレードするオプションを顧客に提示します。より長期間のサブスクリプション (月次から年次など) にアップセルすることで、平均注文金額とキャッシュフローを増やすことができます。
従量課金ではない継続価格はすべて、サブスクリプションのアップセルを利用できる対象となります。どの対象価格でも、次の条件を満たす別の価格にサブスクリプションをアップセルするように設定できます。
- 価格は同じ商品を参照する必要があります。
- 価格は同じ通貨である必要があります。
- 価格は
recurring
タイプである必要があります。 - 価格で税金処理を使用する場合、それらの値は同じである必要があります。
- 価格で段階を使用する場合、各段階の
up_
の値は同じである必要があります。to - 数量の変換を使用している場合、
divide_
とby round
の値は同じである必要があります。
サブスクリプションのアップセルを作成する
ダッシュボードの「料金詳細」ページで、サブスクリプションのアップセルを設定することができます。料金の詳細を表示するには、商品を選択し、その商品に関連付けられている料金を選択します。「アップセル」セクションで、ドロップダウンメニューからアップセル価格を選択します。アップセルは、そのアップセル価格が使用されている Checkout セッションに即時に適用されます。

「料金詳細」ページでサブスクリプションのアップセルを設定します。
決済フロー
該当する場合、決済フロー中にアップセルを選択するオプションが割引額とともに顧客に表示されます。Checkout セッションでアップセルを適用するには、以下の要件を満たしている必要があります。
- サブスクリプションモードの Checkout セッションである
- Checkout セッションに設定されている
type=recurring
料金が 1 つのみである - アップセル価格が有効に設定されている
ユーザーがアップセル価格を選択した場合、Stripe は 1 回の請求サイクルで節約される金額を基に割引額を計算します。たとえば、100 USD の月額サブスクリプションから 1,000 USD の年額サブスクリプションへのアップセルの場合、割引額は 200 USD で表示されます。Checkout では、文字数の長さに応じて、金額またはパーセントで割引額 (率) が表示されます。
ユーザーは、初期価格オプションとアップセル価格オプションを切り替えてから購入を行えます。

顧客向けのプレビュー。
Checkout セッションの項目を取得する
顧客がアップセルを選択すると、そのアップセル価格を反映して Checkout セッションの line_
が更新されます。checkout.
Webhook を使用して注文のフルフィルメントを履行する場合は、必ず項目を取得してください。
トライアルの動作
トライアル期間が設定された Checkout セッションに対して顧客がアップセルを選択した場合、トライアル期間の変更は生じません。
クーポンの動作
Checkout セッションの discounts 配列にクーポンを渡した場合、顧客がアップセルを選択すると、そのクーポンがアップセル価格にも適用されます。たとえば、月額サブスクリプションを年額サブスクリプションにアップセルする場合、4 カ月限定の 50% オフクーポンを渡すと、クーポンの適用開始後、4 カ月間のすべての請求書に割引が適用されます。顧客がアップセルを選択した場合、クーポンが適用される 4 カ月の期間中に年次請求書が作成されるため、50% の割引が年額サブスクリプション全体に適用されます。
サブスクリプションのアップセルを削除する
サブスクリプションのアップセルは、「料金詳細」ページで削除できます。サブスクリプションのアップセルを削除すると、そのアップセルを新しい Checkout セッションで利用することはできなくなります。

アップセルを削除します。