1 回限りの支払いに割引を追加する
Checkout で割引を使用して、1 回限りの支払いを対象に顧客への請求金額を減額することができます。クーポンやプロモーションコードを使用すると、以下のように割引の定義や使用を非常に柔軟に行うことが可能です。
- 購入全体の小計に対して割引を適用する
- 特定の商品に割引を適用する
- パーセントや一定額を使用して請求の合計を減らす
- クーポンに加えて顧客向けのプロモーションコードを作成し、顧客に直接提供する
Checkout や Billing でサブスクリプションを割引するためにクーポンを使用するには、サブスクリプションの割引をご覧ください。
クーポン
クーポンは固定額の割引を指定します。顧客向けのプロモーションを作成して、1 つのベースとなるクーポンにマッピングできます。
このため、FALLPROMO
や SPRINGPROMO
の両方のコーディングを 1 つの 25% 割引のクーポンに関連付けることができます。
クーポンを作成する
適用された割引でセッションを作成するには、discounts アレイの coupon
パラメータで coupon ID を渡します。Checkout は現在、最大 1 つのクーポンまたはプロモーションコードをサポートしています。
クーポンを設定する
クーポンには、1 回限りの支払いに使用できる次のパラメーターがあります。
id
(クーポンの一意の ID)currency
percent_off
またはamount_off
max_redemptions
redeem_by
(クーポンを適用できる最終日)applies_to
はクーポンが適用される商品を限定します
注
クーポンオブジェクトは 1 回限りの支払いとサブスクリプションの両方に割引を追加します。duration
などクーポンオブジェクトの一部のパラメーターはサブスクリプションにのみ適用されます。
引き換えの使用を制限する
max_redemptions
および redeem_by
の値は、すべてのアプリケーションのクーポンに適用されます。たとえば、クーポンを最初の 50 回の使用に制限したり、クーポンを特定の日付までに期限切れにしたりできます。
対象の商品を制限する
Coupon オブジェクトの applies_to
ハッシュに製品 ID を追加することで、クーポンを使用した割引の対象商品を限定できます。このクーポンにマッピングされたプロモーションコードも、この対象商品のリスト二のみ適用されます。
クーポンを削除する
ダッシュボードまたは API を介してクーポンを削除できます。クーポンを削除すると、そのクーポンは以降の取引や顧客に適用できなくなります。
プロモーションコード
プロモーションコードは、クーポン上に作成される顧客向けのコードです。さらに、プロモーションを適用できる期間を制御する追加の制限を指定することもできます。これらのコードは顧客に知らせることができ、顧客が Checkout に入力すると、割引の適用を受けることができます。
プロモーションコードを作成する
プロモーションコードを作成するには、既存の coupon
と制限 (たとえば、特定の customer
に制限するなど) を指定します。顧客に提供したい特定のコードがある場合には (FALL25OFF
など)、code
を設定します。このフィールドを空白にすると、ランダムな code
が生成されます。
この code
では大文字小文字が識別され、すべての顧客の有効なプロモーションコードの中で一意です。以下に例を挙げます。
- 同じ
code
を使用して対象の顧客が制限された複数のプロモーションコードを作成できますが、そのcode
を再利用して、すべての顧客が引き換えできるプロモーションコードを作成することはできません。 - あらゆる顧客が引き換えできるプロモーションコードを作成すると、同じ
code
で別の有効なプロモーションコードを作成することはできません。 code: NEWUSER
でプロモーションコードを作成し、active: false
を渡してそれを無効化し、次にcode: NEWUSER
で新しいプロモーションコードを作成できます。
プロモーションコードは、ダッシュボードのクーポンセクションまたは API で作成できます。
Checkout セッションで allow_promotion_codes パラメータを使用してユーザが引き換えできるプロモーションコードを有効にします。これにより、Checkout にフィールドが表示され、顧客はそこにプロモーションコードを入力できるようになります。
プロモーションコードを設定する
Promotion Code オブジェクトのパラメーターを使用すると、対象の顧客、引き換え、その他の制限をカスタマイズできます。
顧客で制限
プロモーションを特定の顧客に制限するには、プロモーションコードを作成する際に customer
を指定します。顧客が指定されないと、すべての顧客がそのコードを使用できます。
初回注文に限定する
また、restrictions
属性の first_time_transaction
パラメーターを使用して、プロモーションコードを初回の顧客のみに限定することもできます。customer
が定義されていない場合、または定義された customer
が過去に支払いをしたことがない場合や、無効な請求書がない場合は、初回の取引とみなされます。
最低金額の設定
プロモーションコードを使用して minimum_amount
プロパティおよび minimum_amount_currency
プロパティを設定すると、割引対象の最低取引額を設定できます。プロモーションコードの制限は引き換え時に確認されるため、最低取引額はサブスクリプションの初回の支払いにのみ適用されます。
有効期限のカスタマイズ
expires_at
を使用してプロモーションコードの有効期限日を設定できます。そのベースとなるクーポンにすでに redeem_by
が設定されている場合は、プロモーションコードの期限日をクーポンのその期日よりも後にすることはできません。promotion_code[expires_at]
が指定されていない場合は、クーポンの redeem_by
の値が自動的に expires_at
となります。
たとえば、クーポンを 1 年間サポートするプランがあるとします。ただし、引き換え期間を顧客がクーポンを受け取ってから 1 週間以内にする場合は、coupon[redeem_by]
を現在から 1 年後にし、各 promotion_code[expires_at]
を作成後 1 週間に設定します。
引き換え回数の制限
max_redemptions
を使用して引き換え回数を制限できます。これはクーポンのパラメーターと同様に機能します。ベースとなるクーポンにすでに max_redemptions
が設定されている場合、プロモーションコードの max_redemptions
は、そのクーポンの引き換え回数の上限を超えることはできません。
たとえば、シーズンセールのクーポンの引き換えを最初の 50 人の顧客に制限するとします。ただし、冬のプロモーションは引き換えの対象を20 人のみにする場合、このシナリオでは、coupon[max_redemptions]: 50
およびpromotion_code[max_redemptions]: 20
を設定します。
無効なプロモーション
active
パラメーターを使用してプロモーションコードが現在引き換え可能かどうかを設定できます。ただし、プロモーションのべ―スとなるクーポンが無効になると、そのプロモーションコードはすべて永続的に無効になります。同様に、プロモーションコードが、その max_redemptions
や expires_at
に達すると、永続的に無効になります。それらのプロモーションコードを再度有効にすることはできません。
プロモーションを削除する
ダッシュボードまたは API を介してプロモーションを削除できます。プロモーションを削除すると、そのプロモーションは今後の取引や顧客に適用できなくなります。