Revenue Recognition (収益認識) による取引の上書き
Revenue Recognition レポートを手動で修正する方法をご紹介します。
警告
Stripe は、取引の上書き機能を間もなく廃止する予定です。代わりにデータインポート機能を使用してください。
取引の情報が、収益認識の目的に対して不正確になる可能性があります。これは、人為的なミスや販売条件の変動などの理由で発生することがあります。取引の上書き機能を使用すると、取引の作成時期に関係なく、修正を行うことができます。
取引の上書きの作成
取引の上書きセクションは、Revenue Recognition ページの下部にあります。

上書きする取引モデルの ID を入力
まず、上書きする取引の id
を入力します。Stripe が上書きをサポートする取引モデルは以下のとおりです。
取引モデル | 制限 |
---|---|
Invoice (請求書) | 各ラインアイテムの詳細を上書きするには、データインポート機能を使用します。 |
Charge (支払い) | 請求書に関連付けられている支払いは上書きできません。代わりに請求書自体を上書きしてください。 |
取引の id
は、ダッシュボードで、または API を使用して確認できます。前月に発生した取引の場合は、請求書ごとに形式設定された以下のレポートのダウンロードでも確認できます。
- 請求書明細書
- デビットとクレジット
- 修正
上書きタイプを選択
利用可能な上書きのタイプは以下のとおりです。
上書きタイプ | 説明 |
---|---|
収益認識期間の開始日と終了日 | 開始日と終了日は、サービスの開始と停止に対応します。この取引の収益は、この期間内で認識されます。開始日と終了日には同じ値を設定でき、このようにすると収益が一挙に認識されます。以下で、取引の上書き作用の詳細をお読みください。 |
取引の除外 | 取引を除外すると、その取引のすべてのレコードが収益認識から削除されます。これが機能するのは、無効化された請求書か、支払い済みとして手動でマークされた請求書のうち、顧客残高が適用されていないものです。 |
取引の上書きの仕組み
取引の上書きは、過去の会計期間に発生した取引と、現在の会計期間内の取引に対して作成できます。取引が過去の会計期間に発生した場合、修正は現在の会計期間の終了時に、見込みで行われます。これらの修正は、期間終了後に現在の期間のレポートで確認できます。
上書きされる取引が現在の会計期間に発生した場合、その取引は現在の期間の修正として反映されず、上書きの新しい属性を使用して認識されます。
取引の上書きを作成しても、上書きされる取引モデルの属性は変更されません。
取引の上書きを削除して新しい上書きを作成することによって、取引の上書きに変更を加えることができます。終了した会計期間の取引に影響する上書きを削除すると、直近の未完了の会計期間に、その削除の影響が反映されます。削除された上書きが未完了の会計期間の取引に影響する場合、その影響はそれらの会計期間に直接適用されます。
注
お客様の会計管理に応じた取引の上書きについて、機能の向上に役立つフィードバックをお持ちの場合は、https://support.stripe.com/ からお知らせください。