メールの領収書と支払い済みの請求書
支払いまたは返金の領収書を自動送信します。
領収書機能
各領収書にはブラウザーで表示するためのリンクと、支払い情報の検索時に使用できる一意の領収書番号が記載されています。
また、PaymentIntent 関連の Charge (支払い) オブジェクトの API を使用して、ブラウザーで領収書を表示するためのリンクにアクセスすることもできます。リンクにアクセスすると、領収書にはいつでもその Charge の最新のステータスが表示されます。返金が行われている場合は、領収書にその内容が正確に反映されます。
セキュリティ対策として、領収書のリンクは 30 日以内に有効期限が切れます。有効期限が切れた領収書のリンクでは、顧客は元のメールアドレスを入力して、そのアドレスに領収書を再送信する必要があります。
領収書を自動的に送信する
領収書の自動送信を有効にするには、顧客へのメール設定で、支払い成功をオンにします。領収書は支払いが成功した場合にのみ送信されます。支払いが失敗または拒否された場合、領収書は送信されません。
領収書を手動で送信する
ダッシュボードで領収書を送信するには、支払いの詳細ページの領収書の履歴で、領収書の送信をクリックします。顧客のページの支払いセクションで、支払いにマウスポインターを合わせて領収書を送信アイコンをクリックすることもできます。別のメールアドレスを指定してメール領収書を再送信したり、カンマ区切りのアドレスリストを使用して複数の受信者に送信したりすることもできます。支払いのページには、直近 10 件の領収書の履歴が表示されます。
顧客がアプリケーションから直接領収書にアクセスできるようにするには、receipt_
を使用します。
領収書をカスタマイズする
領収書のデザインと機能を、以下のカスタマイズオプションで変更します。
- ブランディング: ロゴと色をブランディング設定で変更します。カスタムロゴの画像ファイルサイズの上限は 512KB です。理想的には、128 x 128 ピクセルより大きい正方形のロゴ画像を使用してください。サポートされるファイル形式は、JPG、PNG、GIF です。
- 公開情報: 公開情報の設定で、電話番号やウェブサイトアドレスなど、含める公開情報を指定します。
カスタムテキストを表示するには、PaymentIntent で description 属性を使用します。以下にいくつか例を挙げます。
- 提供された商品またはサービスの説明。
- 認証コード。
- サブスクリプション情報。
- キャンセルポリシー。
メール領収書のリアルタイムのプレビューは、ダッシュボードのブランディング設定ページで確認できます。テストの領収書を送信するには、プレビュー画像の上にマウスを合わせてテスト領収書を送信をクリックし、メールアドレスを入力します。
注意
領収書は、PaymentIntent の確定時に生成された Charge
オブジェクトからデータを取得します。Charge が生成された後に description
値などの領収書データを更新するには、Charge を更新する必要があります。確定済みの PaymentIntent への変更は、領収書には表示されません。
返金領収書
支払いが返金された場合、Stripe は元の支払いで指定されたアドレスと同じメールアドレスに領収書を自動送信できます。また、ダッシュボードを使用して、返金領収書のコピーを手動で送信することもできます。自動化された返金領収書を有効にするには、顧客へのメール設定で返金をオンにします。
請求書とサブスクリプション決済の領収書
Stripe では、顧客が請求書に対して支払いを行ったとき、またはサブスクリプションの支払いを行ったときに、領収書が作成されます。サブスクリプションおよび請求書の支払いの領収書には、ラインアイテム、割引、税といった明細が項目別に記載されます。支払い後、オンライン請求書ページに領収書へのリンクが表示され、顧客はこのリンク先から領収書をダウンロードして記録として残すことができます。
Stripe Connect の領収書
領収書設定は支払いとアカウントタイプによって異なります。
デスティネーション支払いと支払いと送金別方式の場合、領収書ではプラットフォームアカウントの顧客へのメール、ブランディング、公開情報の各設定が使用されます。
ダイレクト支払いの場合、領収書では連結アカウントの顧客へのメール、ブランディング、公開情報の各設定が使用されます。
プラットフォームアカウントは、支払いリクエストの作成時に receipt_
を渡すことによって連結アカウントの領収書を送信できます。
Stripe ダッシュボードを使用する連結アカウント (Standard の連結アカウントを含む) については、ブランディングで領収書の設定を行うことができます。ダッシュボードを使用しない連結アカウント (Express と Custom の連結アカウントを含む) の場合、プラットフォームは settings.branding を使用して領収書の設定を行います。
支払い済みの請求書を自動的に送信する
Checkout では、通常の領収書のほかに、支払いの証明として支払い済みの請求書を生成できます。請求書には領収書より多くの情報が記載されます。サブスクリプションの場合は Stripe が請求書を自動的に生成しますが、1 回限りの支払いの場合はお客様が有効にする必要があります。
注
Checkout での 1 回限りの支払いの請求書の作成は、Invoicing の機能ではなく、別途料金がかかります。詳細については、こちらのサポート記事をご覧ください。
請求書を生成するには、はじめに顧客へのメール設定で、顧客へのメール内容として支払い成功を選択します。次に、Checkout セッションの作成時に、invoice_creation[enabled] を true
に設定します。
注
payment_
を manual
に設定した場合、invoice_
の有効化には対応できません。
支払いが完了した後、Stripe は、請求書の PDF と請求書の領収書をダウンロードするリンクが記載された請求書のサマリーを、顧客が購入時に指定したメールアドレスに送信します。
注意
Bacs ダイレクトデビット、銀行振込、Boleto、カナダのプリオーソリデビット、コンビニ決済、OXXO、Pay by Bank、SEPA ダイレクトデビット、SOFORT、ACH ダイレクトデビットなどの通知遅延型の支払い方法の請求書は、Checkout セッションの完了時ではなく、支払いが成功した後で送信されるため、送信されるまでにさらに時間がかかる場合があります。
ダウンロード可能な請求書 PDF
ダウンロード可能な請求書の領収書
請求書 PDF および領収書へのリンクを記載した顧客へのメール
請求書は、ダッシュボードで表示することも、イベントの送信先を介して invoice.paid イベントをリッスンしてプログラムでアクセスすることもできます。
invoice_
内で invoice_
ハッシュを使用して、Checkout セッションで生成された請求書をさらにカスタマイズできます。
お客様の地域向けの請求書のベストプラクティスを確認して、顧客から正しい情報を収集しているかを確認してください。作成される請求書には、顧客の請求先住所と配送先住所、電話番号、納税者番号などの情報が表示されます。