Issuing のオーソリ
カードを使用して購入が行われると、オーソリリクエストが生成されます。このリクエストは次のステップに従って承認または拒否されます。
Stripe は Issuing に使用される残高に十分な資金があるかどうか、カードが有効かどうか、および支出管理でオーソリが許可されているかどうかを確認します。場合によっては、Stripe はこの段階で即座にオーソリリクエストを承認または拒否します。
Stripe は
issuing_authorization.request
イベントを送信します。リアルタイムのオーソリの Webhook をお持ちでない場合、issuing_authorization.request
は送信されずにオーソリが承認されます。Stripe のイベントをリッスンする
オーソリを同期的に承認/拒否できるように、このイベントをリッスンするリアルタイムのオーソリ Webhook を設定します。
Webhook イベントに直接応答することで、オーソリを承認または拒否できます。2 秒以内に
issuing_authorization.request
を承認または拒否しない場合、Stripe は Webhook のタイムアウト設定を使用して、オーソリを承認または拒否します。Stripe は、
issuing_authorization.created
イベントを送信して、Authorization (オーソリ) が作成されたことと、その判断について通知します。
リアルタイムのオーソリリクエストを行わない場合のシナリオ
場合によっては、Stripe からお客様に issuing_authorization.request
イベントを送信せずに、Stripe がカードネットワークからオーソリリクエストを受け取り、リクエストを承認または拒否します。
- Stripe がオーソリリクエストを承認できないと判断した場合 (カードが無効な場合や支出管理によって許可されなかった場合など)、Stripe はリクエストを拒否します。
- お客様がリアルタイムのオーソリ Webhook を設定しておらず、Stripe がオーソリリクエストを拒否する理由がない場合、Stripe はそのリクエストを承認します。
その場合も Stripe は issuing_authorization.created
イベントを送信して、Authorization (オーソリ) が作成されたことを通知します。
オーソリの更新
Stripe がオーソリリクエストを受け取ると、issuing_authorization.created
Webhook イベントが送信されます。オーソリが承認された場合、 Issuing 残高 から amount
が差し引かれ、オーソリがキャプチャーされるか、無効化されるか、キャプチャーされずに期限切れになるまでリザーブされます。オーソリが拒否された場合、ステータスは closed
に設定され、保留は行われません。
オーソリがキャプチャされると、取引が作成され、オーソリの status
は closed
に設定されます。
オーソリリクエストが無効化された場合、status
が reversed
に設定され、amount
が 0
に設定された issuing_authorization.updated
Webhook イベントが送信されます。無効化された金額は Issuing 残高に戻され、これにより元のオーソリによる残高への影響は取り消されます。
オーソリリクエストがキャプチャーされずに期限が切れた場合、status
が reversed
に設定され、amount
が後でキャプチャーされる可能性のあるオーソリ済みの残りの金額を示した、issuing_authorization.updated
Webhook イベントが送信されます。期限切れになった金額は Issuing 残高に戻され、元のオーソリによる残高への影響は取り消されます。
異なる通貨での購入
カードネットワークがサポートする通貨であれば、どの通貨でもカードを使用して購入できます。Stripe は売上を保留する際、カードネットワークの日次レートを使用して、購入の通貨をカードの通貨に自動的に変換します。
merchant_amount
は、現地通貨での購入費用を表します。amount
フィールドは、カードの通貨での Transaction
の予測金額を表し、Authorization
がキャプチャされるまで確定しません。
その他のオーソリを処理する
通常のオーソリに加え、処理に対応できるようにする必要があるその他のオーソリもいくつか存在します。
給油機の取引
カード保有者が給油機 (MCC 5542) で購入しようとすると、1 USD の issuing_authorization.request
が送信されます (「ステータスチェック」と呼ばれます)。未確定の購入金額に充当するため、デフォルトで 100 USD の金額が留保されます。カード保有者が給油を終了すると、issuing_authorization.updated
イベントが送信され、購入金額が反映されます。
フィールド is_amount_controllable
を true
に設定して給油機で部分的なオーソリを許可する場合、全額に満たない承認金額 (例: 50 USD) で応答できます。ただし、給油機で部分的なオーソリが許可されない場合は、ネットワークのデフォルト値 (指定額は Stripe で無視されます) を承認するか、全額のオーソリを拒否する必要があります。
Stripe Treasury とともに使用する
Treasury FinancialAccounts に格納された売上を使用するカードでオーソリを行うと、treasury
フィールドが作成されます。これには、Treasury Transaction、ReceivedCredit、ReceivedDebit という Treasury リソースへの参照が含まれます。
Scenarios with no record of declined transactions in the Dashboard or API
In some cases, a transaction made with an Issuing Card might be declined and neither you or your connected accounts will receive a webhook event or an authorization record (iauth_
).
In these cases, make sure that you collect as much information as possible about the declined transaction before reaching out to Stripe support for assistance.
We recommend including the following information:
- The time of the decline
- The cardholder (
ich_
) who made the purchase - The card (
ic_
) used for the transaction - The merchant involved in the transaction
- Any other circumstances surrounding the transaction
It’s possible that the transaction is declined before any related information is transmitted to Stripe. In these cases, the cardholder involved must directly contact the business to determine the cause of the decline because Stripe hasn’t received a record of the transaction.
You might encounter additional instances of declines without an associated webhook event or authorization object that Stripe can assist with. To determine the classification of the decline, contact Stripe support with the information provided above. We can help to determine the most appropriate steps to investigate the decline(s).