カード保有者タイプの選択
ユースケースに応じて最適なカード保有者タイプを選択する方法をご紹介します。
Cardholder (カード保有者) オブジェクトを作成する際は、individual
または company
のいずれかのタイプを指定できます。カード保有者の作成後はタイプを変更できません。タイプの設定はオプションであり、何も指定しない場合はデフォルトで individual が設定されます。
選択したカード保有者タイプによっては、追加情報の収集が必要になる場合があります。個人のカード保有者の場合、姓名と、認証済みユーザー利用規約への同意証明が必要です。法人のカード保有者の場合、この情報は不要です。
ユースケースを見つける
実際のユースケースに応じて、カード保有者のタイプを選択します。ユースケースとその他のプログラムの詳細は、ダッシュボードのカードプログラムページで確認できます。
個人のカード保有者
カードの発行先が、会社の従業員や請負業者、または連結アカウントのオーナー、従業員および請負業者である場合は、「個人のカード保有者」を作成します。
これはデフォルトであり、最も一般的なタイプです。
個人のカード保有者のユースケースの例をいくつかご紹介します。
- 中小企業向けの経費管理製品を新たに構築し、プラットフォームがそれらの中小企業の従業員や請負業者の社員にカードを発行する
- 会社に必要な購入に使用するカードを自社の従業員に与える
- ドライバーにカードを発行するフリートカード製品を構築する
- 福利厚生や特典を提供するため、企業が従業員にカードを発行できるようにするプラットフォームを運営する
法人のカード保有者
企業に直接カードを発行する場合は、「法人のカード保有者」を作成します。
このタイプはあまり一般的ではなく、アカウント登録時に指定したユースケースによっては利用できない場合があります。制限対象である場合、Stripe は Cardholder type must be individual
(カード保有者のタイプは individual (個人) である必要があります) というエラーを返します。
以下に、法人のカード保有者のユースケースをいくつかご紹介します。
- 会社の資金でのオンライン購入や自社の利益のために、プログラムを介して使用するバーチャルカードを作成するプラットフォーム。たとえば、リセールのための在庫の購入やクラウドサービスへの支払いなどです。このカードは、各従業員の支出 (ビジネスランチの経費など) のために個人に与えられるものでは「ありません」
- 車両 (レンタカーやトレーラートラックなど) に割り当てられるカードを作成するプラットフォーム。このカードは車両に常備され、その車両を担当する各ドライバーが給油に使用できるようにします。特定の個人が所有するものではありません。
注意
アカウント登録時に実施されるユースケースの審査結果によっては、法人のカード保有者を作成できない場合があります。この制限が適用される場合は、お知らせいたします。この制限下にあるアカウントでは、法人のカード保有者を作成しようとするとエラーメッセージが表示されます。
カード保有者タイプの変更
カード保有者の作成後に、そのタイプを変更することはできません。
カード保有者にすでにカードを関連付けている場合は、保有者を変更することはできません。
カード保有者にカードを関連付けていない場合は、新規のカード保有者を適切なタイプで作成することができます。ほとんどの場合、既存のカード保有者を削除する必要はありませんが、サービスに支障をきたさないように、新しいカード保有者には適切なタイプを割り当てるようにしてください。