債務の支払い非公開プレビュー
FundingObligation の返済を行います。
アカウントの FundingObligation を返済する
FundingObligation
では、クレジット期間末時点における連結アカウントの債務が示されますが、連結アカウントから返済を回収する責任はお客様にあります。Stripe の Payment Intents API を使用して、連結アカウントの外部銀行口座からの引き落としを設定します (または Stripe Checkout または Stripe Invoicing を使用したカード決済を受け付けます)。
必ず、アカウントの FundingObligation
で連結アカウントから受け付けた決済をすべて記録して、利用可能なクレジットを正確に反映してください。Stripe では、アカウントの利用可能なクレジットに基づいて、オーソリを承認するかどうかを決定します。Stripe は期日を過ぎたチャージオフの FundingObligations
を銀行パートナーに報告する場合があります。
返済を回収する
連結アカウントから返済を回収するのに最適なメカニズムを選択できます。ただし、Stripe の支払い API を使用して、Stripe 内にすべてのレコードを保管し、各ユーザーのカード支出と返済の照合を改善することをお勧めします。返済を回収できた場合は、必ず FundingObligation
を更新してそれを反映してください。Stripe の支払い API を使用する場合、このステップは自動的に実行されません。Stripe は、CreditPolicy
に設定されている days_
パラメーターに基づいて past_
を決定します。Stripe は、past_
の支払い義務が charged_
になってからの日数を定義する、お客様の書面によるクレジットまたは回収ポリシーに基づいて charged_
を決定します。
FundingObligation で返済を記録する
連結アカウントから返済を回収した後に、FundingObligation
を更新してその返済を反映させます。unpaid
、past_
、または charged_
の状態の FundingObligations
があると、連結アカウントでの支出で利用可能な資金の額に影響が出ます。たとえば、Barbell のクレジット限度額が 1,000 USD で、900 USD のランニングマシンを購入したとします。Barbell の FundingObligation
の債務の amount_
は 900 USD で、債務の返済を開始するまで、支出で利用可能なクレジットは残り 100 USD になります。
クレジット期間末時点で、Barbell が 500 USD を Gymbox に返済したとします。Gymbox は Barbell の FundingObligation
を更新してこの返済を反映させる必要があります。この更新により、FundingObligation
の amount_
が 400 USD に減るため、Barbell の利用可能なクレジットが 100 から 600 USD に増加します。
Barbell のクレジット規約で、FundingObligation
の amount_
がチャージオフされる期間として、due_
から 90 日後が指定されているとします。90 日を経過して past_
になると、Barbell の amount_
の 400 USD がチャージオフされます。FundingObligation
の amount_
をチャージオフしてから 30 日後に、Gymbox は Barbell から 100 USD の支払いを受け取ります。Gymbox は、FundingObligation
のチャージオフされた amount_
を減らすために、/pay
エンドポイントでこの返済を記録する必要があります。これにより、利用可能なクレジットが 600 から 700 USD に増加します。Gymbox が Barbell のクレジットラインを閉鎖し、全額を回収する前にその理由を報告した場合、チャージオフされた amount_
は持続し、その後回収された金額を amount_
の減額に適用することはできません。
レスポンスの例
{ "id": "ifo_123", "status": "unpaid", "amount_total": 90000, "amount_outstanding": 40000, "amount_paid": 50000, "owed_to": "acct_123", // other fields }
この API コールにより、FundingObligation
で amount_
が増え、amount_
が減ります。FundingObligation
で amount_
になると、Stripe は以前の状態が unpaid
、past_
、または charged_
であったかどうかに関係なく、債務のステータスを paid
に更新します。この更新により、issuing_
イベントがトリガーされます。
返済を回収するプロセスと FundingObligation
を更新するプロセスの両方を自動化し、両プロセスを一連のコールに組み込むことをお勧めします。そのようにすることで、返済の回収直後に連結アカウントの FundingObligation
を更新して Stripe に通知し、利用可能なクレジットを増やすことができます。
FundingObligation で返済済みの金額を更新する
誤って返済したなどの理由で連結アカウントの amount_
を更新する場合は、amount_
フィールドを指定して /pay
エンドポイントを使用します。
レスポンスの例
{ "id": "ifo_789", "status": "unpaid", "amount_total": 90000, "amount_outstanding": 45000, "amount_paid": 45000, "owed_to": "acct_123", // other fields }
これにより、issuing_
イベントが送信されます。
FundingObligation のメタデータを更新する
FundingObligation
のメタデータを更新し、追加データを FundingObligation
に関連付けることができます。例えば、返済に対応する OutboundPayment
ID を記録したいような場合が該当します。
レスポンスの例
{ "id": "ifo_789", "status": "unpaid", "amount_total": 90000, "metadata": { "repayment_id": "obp_1NUy3y2eZvKYlo2C15gktUET" }, "owed_to": "acct_123", // other fields }
これにより、issuing_
イベントが送信されます。