資金移動のタイムライン

プラットフォーム向け金融口座は、銀行パートナーや決済ネットワークと統合しており、その処理時間や締切時間は様々です。

OutboundPayment 取引と OutboundTransfer 取引

取引タイミング

取引がネットワークに送信されたことを最もよく示すのは、追跡情報の存在です。Stripe は、v1 OutboundPayments のネットワーク送信の正確なステータスは提供していませんが、以下の表を使用して、取引がネットワークに送信されるタイミングと、追跡情報を受信するタイミングを把握できます。

取引タイミング規約の詳細:

• 送信カットオフ: 取引を期限内に送信して、後続の列に表示する必要がある時間。
• 処理時間: Stripe のパートナー銀行がネットワークに取引を送信する時間。
• 受領した追跡情報: Stripe がこれらの取引の売上処理確認を受信する時刻。売上処理確認とは、取引がネットワークを介してプロセスを完了し、送金先アカウントに入金されることを意味します。これにより、受け取り側の金融機関で複雑な処理が発生することはありません。

Stripe は、銀行パートナーの締め切りのタイミング、決済手段、ネットワーク速度に基づいて入金予定日を推定します。わずかな遅延が発生する場合があります。OutboundPayment または OutboundTransfer の expected_arrival_date 属性に、プログラミングによってアクセスし、銀行パートナーの締め切り時間に基づいて、Stripe が予測する送金先への資金到着日を参照できます。

カットオフ時間の後に受け取られた、デフォルトのスピードのリクエストを含むリクエストは、次の営業日に処理されます。カットオフ時間の後に受け取られた同日の ACH のリクエストは、次の営業日中に到着します。

同日の ACH タイミング

この表のすべての時刻は東部標準時です。

Standard ACH タイミング

Standard ACH の送信は最低 T+1 であるため、1 日目に送信された ACH 決済は、少なくとも翌日まで処理されません。追跡の詳細は、取引処理後の売上処理時に受け取ります。通常は翌日 (T+2) です。

この表のすべての時刻は東部標準時です。

ワイヤタイミング

この表のすべての時刻は東部標準時です。

InboundTransfer 取引

銀行パートナーのタイムライン

ReceivedCredit 取引と ReceivedDebit 取引

Stripe 外で開始され、金融口座で受信されたクレジットやデビットは、Stripe で送金の通知を受け取り次第処理されます。送金を完了するまでにかかる時間は、取引の開始元の機関によって異なります。

自動入金

プラットフォーム向け金融口座を使用しているすべてのプラットフォームは、Stripe Payments から金融口座へ取引時から T+2 またはそれより遅いスケジュールで入金する、標準の自動入金を利用できます (カード決済の場合は T+2、ACH の場合はそれより遅い)。

プラットフォームのリスク審査をリクエストして、入金をより高速に行うことができます。承認されると、プラットフォームで連結アカウントに T+1 の自動入金を使用できるようになります。T+1 の早期入金スケジュールはカード支払いと ACH 支払いの両方を含むすべての支払いタイプに適用され、取引が発生したときにタイムラインが開始されます (入金を高速にすることで、標準の支払いの決済時間を待つ必要がなくなります)。

プラットフォームの早期入金へのアクセスをリクエストするには、treasury-support@stripe.comにメールを送信してください。

詳しくは、自動入金ガイド をご覧ください。

手動入金

プラットフォーム向け金融口座を使用しているプラットフォームは、1 営業日 (T+1 スケジュール) で資金を移動させる標準手動入金も利用できますが、口座の available 支払い残高のみを引き出すことができます。言い換えると、金融口座への標準手動入金を開始する前に、支払いからの資金が支払い残高として決済されるのを待つ必要があります。

早期入金へのアクセスが許可されたプラットフォームでは、即時手動入金も利用できます。即時手動入金は、売上を連結アカウントの金融口座に 1 時間以内 (T+0 のスケジュール) に移動し、夜間、週末、休日を含めいつでも利用できます。即時手動入金は、available 残高に制限されず、連結アカウントの instant_available 残高に対して行われます。

詳細については、手動入金ガイド をご覧ください。

トップアップ

Stripe Connect プラットフォームのユーザーは、金融番号と口座番号を検証することで、金融口座を利用して既存の Stripe プラットフォーム口座残高をトップアップできます。これらの資金は、トップアップ決済タイミング に従って口座残高として決済します。

詳細については、プラットフォーム残高への資金の追加を参照してください。

同日の ACH の規制

ACH の取引は、Nacha によって規制されます。同日の ACH を使用する際には、以下を考慮してください。

• 1 回の同日の ACH 取引は、1,000,000 USD を超えることはできません。これを超える 1 回の取引を同日の処理として送信した場合、 Stripe は資金の送金を翌日に処理します。
• 1,000,000 USD の限度額は 1 回の取引にのみ適用されます。合計が 1,000,000 USD を超える複数の小規模な取引を同日の処理として送信できます。