Connect のマージンレポート

Connect のマージンレポートには、プラットフォームが料金体系と手数料の責任を負うアクティビティーに関連する、取引レベルの売上高、収入、手数料が集計されて示されます。このレポートを使用してマージンを計算し、基本となる Stripe 手数料とネットワークコストを考慮して手数料を適切に設定します。

プラットフォームのサポート

これらのレポートは、次のようなプラットフォームで利用できます。

• API で直接、またはプラットフォームの料金体系ツールを使用してプラットフォーム手数料を表示している
• transfer_data[amount] を使用している
• 口座振替による決済を収益化している

利用可能なマージンレポート

サマリーマージンレポートの例

マージンレポートにアクセスする

1. Connect マージンレポートページに移動します。また、Stripe ダッシュボードのレポートハブでも利用できます。マージンレポートは本番環境でのみ利用できます。サンドボックスなどのテスト環境では利用できません。
2. 月選択機能を使用して time-period を選択してから、希望のマージンレポートのタイプの ダウンロード をクリックします。月次のレポートは、その月の月末から 7 日後に利用可能になります。

ユーザーのアクセス権

マージンレポートには、以下のユーザーの役割 が設定されたユーザーがアクセスできます。

• 管理者
• アナリスト
• データ移行スペシャリスト
• 開発者
• 税金アナリスト
• 表示のみ

マージンレポートのデータ

マージンレポートに含まれる支払いは、手数料処理時のタイムスタンプではなく、元のイベントのタイムスタンプを基準にしています。たとえば、1 月 31 日に作成された請求に対して、2 月 1 日に請求された手数料を確認するには、1 月のレポートを実行します。このレポートは、API で直接、またはプラットフォームの料金体系ツールを使用して決済に対するプラットフォーム手数料を明示しているプラットフォームのみを対象としています。

マージンレポートに含まれるデータの支払いタイプは以下のとおりです。

• Connect ダイレクト支払い、プラットフォームがプラットフォーム手数料を徴収します
• デスティネーション支払い、プラットフォームがプラットフォーム手数料を徴収します。on_behalf_of が使用される場合も、使用されない場合もあります

これには、Instant Payouts に対して支払われたプラットフォーム手数料と Stripe 手数料も含まれます。

以下のタイプの支払いのデータは含まれません。

• 連結アカウントが手数料を負担するダイレクト支払い
• プラットフォームでのダイレクト支払い (同じアカウントで実行される SaaS サブスクリプションなど)
• 支払いと送金別方式
• 連結アカウントによって開始されたダイレクト支払い
• レポート生成時にプラットフォームへの連結がなくなっている、連結アカウントへのダイレクト支払い

各マージンレポートで利用できる列

サマリーマージンレポートと連結アカウントのマージンレポートには、月次データの集計が表示されます。取引のマージンレポートには、個々の取引のデータが示されます。

サマリーマージンレポート

このレポートには、選択した月全体のプラットフォームの売上高、収入、および手数料の集計が表示されます。そのカテゴリーのすべての値の合計として、純売上高、収入、または手数料を計算できます。純利益を決定するには、純収入と純手数料を追加します。

純テイクレートはいくつかの方法で計算できます。一般的な方法の 1 つは、(純利益率)/(純売上高) × 10000 です。

金額のフィールドには以下が含まれます。

• subtotal_amount: 税金を除いた金額
• tax_amount: 税額
• total_amount: subtotal_amount と tax_amount の合計額

サマリーマージンレポートには、選択した期間の以下のデータが含まれます。

プラットフォームからアカウントの連結を解除すると、サマリーマージンレポートの値に影響が出る場合があります。

連結アカウントのマージンレポート

このレポートには、選択した月全体の各連結アカウントに起因するすべての売上高、収益、手数料が表示されます。プラットフォームから削除または連結解除された連結アカウントは含まれません。これを使用して、プラットフォームのマージンがプラス、中間、またはマイナスである連結アカウントを把握することができます。

手数料はマイナスの数として表示されるため、関連する収入と手数料の合計として連結アカウントのマージンを計算できます。

連結アカウントの詳細フィールドには以下が含まれます。

• connected_account_id: 支払いに関連付けられた連結アカウントの一意の識別子
• business_name
• display_name
• connected_account_country: 取引アカウントの国を表す 2 文字の ISO コード

連結アカウントのマージンレポートには、選択した期間の以下のデータが含まれます。

取引のマージンレポート

このレポートには、選択された月全体の売上高、収入、手数料の内訳が取引レベルで示されます。取引以外の収益や手数料は含まれません。これを使用して、利益率がプラス、中立的、またはマイナスの取引を理解することができます。

手数料はマイナスの金額として表示されるため、取引のマージンは、関連する売上 (プラットフォーム手数料、プラットフォーム手数料の返金額、送金からの純利益) と手数料を合計することで求められます。

以下の支払いの詳細フィールドが含まれます。

• charge_id: 支払いの一意の識別子
• connected_account_id: 支払いに関連付けられた連結アカウントの一意の識別子
• activity_at: ラインアイテムに関連付けられている時刻 (UTC)
• payment_method_type: 取引に使用される支払い方法のタイプ (card、ACH credit Transfer、link など)
• card_funding: カードの資金供給タイプ、credit、debit、prepaid、unknown のいずれか
• card_brand: カードのブランド、American Express、Diners Club、Discover、Eftpos Australia、JCB、MasterCard、UnionPay、Visa、Unknown のいずれか
• card_network: 取引を処理したネットワークの識別。例: amex、cartes_bancaires、diners、discover、eftpos_au、interac、jcb、mastercard、unionpay、visa、unknown。
• card_country: 取引カードの国を表す 2 文字の ISO コード
• connected_account_country: 取引アカウントの国を表す 2 文字の ISO コード
• charge_type:支払いのタイプは destination (常に表示) または direct (レポートの生成時に接続されているアカウントにのみ表示) になります

取引のマージンレポートには、選択した期間の以下のデータが含まれます。