Stripe Tax ダッシュボードの使用方法
Stripe Tax ダッシュボードは、以下のタブで構成されています。
- しきい値
- 登録
注
Tax の設定を管理するには、Tax の設定をご確認ください。
しきい値
Stripe Tax は、潜在的な納税義務 (アメリカでは「economic nexus (エコノミックネクサス)」と呼ばれます) に関するインサイトを提供します。これにより、物理的にビジネスの拠点を持たない場合でも納税義務が発生し得る州や国について理解することができます。
以下のカテゴリーの納税義務を監視することができます。
Threshold exceeded
: 推計される売上または取引がその場所のしきい値を超え、ビジネスの納税登録が必要になる確率が高い状況。To monitor
: まだしきい値を超えていないが、その市場に所在する購入者が存在する状況。登録が必要かを判断しやすいように、しきい値に対するパーセントが表示されます。Unattributed revenue
: Stripe Tax で取引の場所を特定できなかった場合は、その情報をこのカテゴリーに分類します。可能な場合には、全世界で帰属先不明の収益とアメリカの帰属先不明の収益に分類します。
登録
登録タブを使用して、納税登録をしている場所を管理し、レポートにアクセスします。登録を行うことで、Stripe で税金の計算と徴収ができます。場所のステータスは、有効、スケジュール済み、期限切れのいずれかになります。
カテゴリー | 定義 |
---|---|
有効 | 現在税金の計算および徴収を行っている登録。 |
期日指定済み | 入力された開始日 (現地の税務当局から提供される) に基づき税金の計算を開始する予定の登録。 |
期限切れ | 入力された終了日 (現地の税務当局から提供される) を過ぎたため、税金の計算を行わなくなった登録。 |
登録の追加
特定の地域で税金の計算と徴収を開始するには、Stripe Tax で登録を追加する必要があります。納税義務がある国と各州を特定して、現地の税務当局に登録し、それぞれの納税義務に応じた税金を徴収しなければなりません。登録要件は地域ごとに異なります (アメリカでは「nexus (ネクサス)」と呼ばれます)。
ダッシュボードで登録を追加するには、以下のようにします。
- +登録を追加をクリックして、国と該当すると州を選択します。
- 現地の税務当局から提供される、税金徴収の開始日を追加します。
- 変更を保存します。
登録の編集
コンプライアンスを維持するために、登録内容の編集が必要になる場合があります。お客様の情報や住所に変更があった場合は、現地の税務当局から通知が届きます。
登録を編集するには、以下のようにします。
- 該当する登録の横にあるオーバーフローメニュー () をクリックします。
- 登録の編集をクリックします。
- 変更を保存します。
登録の終了
特定の地域の税金の計算と徴収を止めるには、納税義務の登録を終了する必要があります。
登録を終了するには、以下のようにします。
- 該当する登録の横にあるオーバーフローメニュー () をクリックします。
- 現地の税務当局から提供される、税金徴収の終了日を追加します。
- 変更を保存します。
取引をエクスポート
取引データは、Stripe Tax が有効化されているすべての地域に関して、ラインアイテム、課税、管轄区域のレベルで、項目別レポートまたはサマリーレポートとしてエクスポートできます。
取引データをエクスポートするには、以下のようにします。
- 取引をエクスポートをクリックします。
- 必要に応じて、項目別エクスポートまたはサマリーのエクスポートを選択します。
- ダウンロードをクリックします。
レポートをダウンロードしたら、レポートを表示をクリックします。
アメリカの所在地レポート
アメリカの所在地レポートは、選択した場所の特定の申告期間の取引データを、州の申告要件に基づいて集計します。これらのレポートは、Stripe Tax が有効化されている任意のアメリカの場所を対象に作成できます。