Revenue Recognition (収益認識) の契約
Stripe Revenue Recognitionで収益契約を設定し、企業の B2B 販売契約をモデル化する方法をご紹介します。
収益契約機能の使用により、Revenue Recognition での企業の販売主導型の契約の表示が容易になります。また、請求期間から切り離されたカスタムの履行義務を使用して、収益スケジュールをカスタマイズできます。さらには、契約レベルで主要な指標を追跡し、財務に関するインサイトを向上させることができます。
売上スケジュールをカスタマイズする
売上契約では、請求書のラインアイテムの代わりに収益の認識方法を定めるためのカスタム契約アイテムを作成できます。支払い回収のコンテナーとして使用する契約に請求書モデル (請求書、サブスクリプション、支払いなど) を添付できます。
例
月次で請求する 2 年間の B2B 契約の場合、2 年間の契約アイテムを作成できます。
契約アイテム | |
---|---|
金額 | 10000 |
Price (価格) | price_1 |
期間 | 2022 年 1 月 1 日~ 2024 年 1 月 1 日 |
その後、取引 / 請求モデルを契約に添付し、支払いの割り当てに使用できます。
請求モデル | タイプ |
---|---|
sub_sched_1 | Subscription Schedule (サブスクリプションスケジュール) |
この契約設定では、契約資産や前受収益といった非 GAAP 勘定を統合することで、Revenue Recognition のレポートを強化できます。さらに、契約によって毎月請求が行われるため、指標を向上させることができます。
契約レベルの指標を追跡する
Revenue Recognitionで収益契約を開始すると、契約アイテムと取引のグループにわたって次のようなおおまかな指標を追跡できます。
- 総契約価格
- 年間契約価値
- これまでの請求額
- これまでの収益
- 今後のスケジュール済みの請求
- 未請求の前受収益
導入方法
Salesforce CPQ コネクター
Salesforce で生成されたすべての注文と契約をインポートするには、Stripe Billing Connector for Salesforce CPQ を使用します。この接続を設定すると、Salesforce の注文に関連付けられた Stripe Billing のサブスクリプションと収益契約を管理できます。
API ベータ
Stripe の API を使用して、収益契約を直接作成し管理します。詳細情報およびプライベートプレビューへのアカウント登録については、Stripe にお問い合わせください。