Revenue Recognition (収益認識) の会計期間の管理
会計期間の管理では、会計期間を締める方法を設定できます。毎月すべてのチェックと調整が完了した状態で帳簿を手動で締めることも、Stripe で帳簿の締めを自動化させることもできます。
また、会計期間の管理では過去の会計期間を再開することもできます。この機能は、現在の会計期間に修正を加えずに過去のデータに調整を加えることができるため、Revenue recognition を初めて使用する際に利用できます。たとえば、ルールを適用して、自社のビジネスモデルに合わせて Revenue Recognition を調整すると、終了した会計期間の履歴が変更されることがあります。この場合、終了した会計期間を再開するか、現在の会計期間で調整を行うかを決めることができます。
会計期間を設定する
会計期間セクションは、Revenue Recognition 設定ページにあります。
会計期間のモードを選択する
まず、会計期間の mode
を選択することから開始します。デフォルトは automatic
です。
モード | 説明 |
---|---|
自動 | 会計期間は、毎月末に自動的に締められます。 |
手動 | 会計期間を締めるタイミングをコントロールします。 |
手動モードで最後に締められた会計期間を選択する
latest closed accounting period
を設定すると、選択した会計期間とそれ以前のすべての会計期間が締められ、それ以降のすべての会計期間が開始されます。過去 24 カ月の期間から 1 つの期間を選択できます。また、no closed accounting periods
を選択することもできます。たとえば、manual
モードで latest closed accounting period
を 2021 年 2 月に設定した場合、会計期間は次の例のようになります。
2021 年 1 月以前 | 2021 年 1 月 | 2021 年 2 月 | 2021 年 3 月 | 2021 年 4 月 | 2021 年 5 月 | 2021 年 6 月 |
締め済み | 締め済み | 締め済み | 未締め | 未締め | 未締め | 未締め |
会計期間管理の仕組み
会計期間サイクルの締め処理をコントロールする
会計期間の管理では、会計期間のサイクルに合わせて独自のワークフローで締め処理を設定することができます。manual
モードを選択すると、すべての条件をチェックし、ヒューマンエラーを修正してから、手動で会計期間を締めることができます。また、automatic
モードを使用して、Revenue Recognition の帳簿を自動的に締めることもできます。
Revenue Recognition を開始する
Revenue Recognition の導入が初めてであれば、会計期間の管理から開始してください。たとえば、ルールを適用して、自社のビジネスモデルに合わせて Revenue Recognition を調整するときに、no closed accounting periods
を指定して manual
モードを設定することができます。このようにすることで、すべての変更が本来の会計期間で行われ、帳簿がわかりやすくなります。
収益認識ルールを設定したら、訂正が必要ない限り、会計期間を開始できます。訂正する場合は、ルールを設定する前に会計期間を締める必要があります。
会計期間の調整は、完了までに 48 ~ 72 時間かかります。完了すると、ダッシュボードの月別サマリーチャートや CSV のみのレポートで設定を確認できます。たとえば、manual
モードで latest closed accounting period
を 2021 年 2 月に設定した場合、チャートとレポートは次の例のようになります。