リスト
お客様独自の情報リストを作成して、一致する支払いをブロック、許可、または審査します。
Stripe Radar for Teams のユーザーは、特定のタイプの情報のリストを作成して、それをルールで使用できます。たとえば、次のリストを使用してルールを作成できます。
- 信頼できる顧客の顧客 ID。このリストを使用して、特定の顧客による支払いを自動的に許可します。
- お客様が不正使用に関連付けたメールアドレス。このリストにあるメールアドレスを使用した支払いを自動的にブロックします。
- 疑わしい IP アドレス。一致する IP アドレスからの支払いを審査の対象にします。
リストを使用すると、ルールを管理しやすくなります。1 回に 1 つのアイテムに対して個別のルールを作成するのではなく、同様のタイプの情報 (メールアドレスなど) をリストに追加して、ルールで自動的に使用されるように設定できます。
デフォルトのリスト
Stripe Radar には、使用開始に役立つデフォルトのリスト一式が含まれています。デフォルトの許可ルールとブロックルールにより、次のカテゴリーの許可リストとブロックリストを参照できます。リストには、複数の決済手段に関連するものもあれば、特定の決済手段にのみ適用されるものもあります。
注
これらのリストからアイテムを追加および削除できますが、デフォルトのリスト自体を編集または削除することはできません。
カスタムのリスト
特定の種類の情報を持つアイテムを含む独自のリストを作成できます。 作成できるリストの種類は以下のとおりです。
- 文字列
- 大文字と小文字を区別する文字列
- カードのフィンガープリント
- カード BIN
- 顧客 ID
- メールアドレス
- IP アドレス
- 国
ダッシュボードまたは API を使用して、リストを作成します。ダッシュボードで新しいリストを作成するには、次の手順に従ってください。
- 新規をクリックします。
- リスト名を入力します (Stripe はルールの作成時に参照として使用するエイリアスを自動生成しますが、これは上書きできます)。
- 作成するリストのタイプを選択します。
- 追加をクリックして新しいリストを保存します。
新しいリストを作成したら、それを参照する新しいルールを追加します。
オーバーフローメニュー (•••) をクリックすると、作成したリストを編集または削除できます。リスト名をクリックして、直接編集することもできます。
リストアイテムの管理
ダッシュボードでリストを表示して、アイテムを表示および削除できます。各アイテムには、追加したユーザと日付に関する情報が含まれています。値、作成者、追加日でアイテムをフィルタできます。各リストには、50,000 アイテムまで含めることができます。
カード決済の場合、支払いを返金して不正利用として報告すると、次のアクションをトリガーできます。
- カードのフィンガープリントを、デフォルトのカードフィンガープリントのブロックリストに追加します。Customer (顧客) オブジェクトを使用して支払いが行われる場合は、その他のカードのカードフィンガープリントもリストに追加されます。
- 支払いに関連するすべてのメールアドレスを、デフォルトのメールアドレスのブロックリストに追加します。メールアドレスは以下から取得されます。
- 支払いの
receipt_
email - 支払いが作成された
Customer
オブジェクトのemail
- 顧客または支払いの
description
フィールド、およびカードのname
フィールドにあるメールアドレス
- 支払いの
不正使用の疑いにより支払いを返金する際は、機械学習システムが将来同様のケースを識別できるように、必ずその理由を指定してください。
API を使用して支払いの更新リクエストを作成し、fraud_
を fraudulent
に設定することもできます。また、これにより、関連するカードとメールアドレスがカードフィンガープリントとメールのブロックリストに追加されます。
ダッシュボードで文字列のリストアイテムを追加する際は、有効期限までの期間を選択するオプションを利用できます。このアイテムはリストで指定されている期間のみ有効になります。有効期限が切れるとルールの評価で無効になります。