請求サイクル日の設定
サブスクリプションの請求サイクルの起点を一定の日付に設定します。
Checkout セッションの作成時に、サブスクリプションの請求サイクルの起点を固定の日付 (翌月の第 1 日など) に明示的に設定できます。請求サイクルの起点によって、最初の満額請求日 (顧客にサブスクリプションの全額を請求する日) が決まります。また、請求サイクルの起点と、その料金の繰り返し間隔によって、サブスクリプションの将来の請求日も決まります。たとえば、月次サブスクリプションが 5 月 15 日に作成され、その起点が 6 月 1 日に設定されている場合、請求は 5 月 15 日に行われ、その後は常に毎月 1 日に請求されます。
最初の請求期間から最初の満額請求日までは、proration_behavior パラメーターを使用して 比例配分の処理方法をカスタマイズできます。デフォルトでは、proration_
は create_
に設定されており、顧客は比例配分された請求書を受け取ります。proration_
が none
の場合、顧客は最初の期間を、最初の満額請求日までは無料で利用できます。
請求サイクルアンカーを指定して Checkout セッションを作成する
請求サイクルの起点を設定するには、subscription
モードの Checkout セッションを作成する際に subscription_
パラメーターを設定します。起点は、次回の通常のサブスクリプション請求日より前の将来の UNIX タイムスタンプである必要があります。
請求サイクルアンカーがセッションの有効な期間内であり、顧客がその期間を過ぎてから支払おうとした場合、Checkout は、請求サイクルアンカーまでの比例配分が適用された期間ではなく、請求サイクルアンカーから始まる期間全体を表示して請求します。
比例配分の無効化
比例配分を無効にするには、Checkout セッションの作成時に subscription_
パラメーターを none
に設定します。
無料トライアルと同様に、請求サイクルの起点までの最初の期間は無料です。トライアルと異なる点は、0 USD の請求書が生成されないことです。顧客は、請求サイクルの起点の日付にサブスクリプションの全額の請求書を受け取ります。
比例配分を無効にすると、Checkout セッションの応答オブジェクトで、line items と total details に関連付けられている金額が常に 0 になります。また、決済が将来の日付に先送りされることを反映してセッションの payment status が no_
に設定されます。
現在の制限事項
- 請求サイクルの起点を設定した Checkout セッションでトライアルを利用することはできません。
proration_
がbehavior none
の場合、Checkout セッションで 1 回限りの価格は使用できません。- デフォルトの
proration_
がbehavior create_
である Checkout セッションには、prorations amount_
を適用することはできません。off