Payment Links の決済をカスタマイズする
決済フォームへのリンクを作成する際、ユーザー向けに決済フローセッションのデザインをカスタマイズすることができます。顧客から収集して後で使用できるように保存する顧客情報の種類も選択できます。
決済用のリンクを支払いに使用できる件数を制限する
決済用のリンクが支払いに使用される件数を制限することができます。これが役に立つのは、たとえば、在庫数が限られている場合や、リンクの使用を 1 回に限定したい場合などです。決済用のリンクが制限に達すると、自動的に無効になり、顧客はリンクを購入に使用できなくなります。制限に達したあとで顧客がリンクを開こうとすると、無効化されたリンクに関するデフォルトのメッセージ、またはカスタマイズ可能なメッセージが表示されます。
決済用のリンクは、Checkout セッションが完了すると「支払い済み」とみなされます。完了した Checkout セッションの支払いは、決済用のリンクのタイプに応じて、次の 2 種類の方法で確認できます。
- サブスクリプションを含む決済用のリンク (継続価格が含まれるリンク) の場合は、Billing > サブスクリプションに移動します。
- その他すべての決済用のリンクの場合は、決済用のリンクの詳細ページに移動して、決済と分析 > 最近の決済に移動します。
無効化されたリンクのカスタムメッセージを設定する
無効化された決済用のリンクを顧客が開こうとすると、デフォルトのメッセージが表示されます。このメッセージは、ダッシュボードまたは API でカスタマイズできます。
顧客の住所と電話番号を収集する
Checkout セッションにフィールドを追加することで、決済フォームへのリンクで含む住所と電話番号を収集できます。
常に請求先住所を収集する、または常に請求先住所と配送先住所の両方を収集するように Payment Links を設定することができます。配送先住所を収集する際は、配送先の国として指定できる値を定義し、リンクに含める 1 つ以上の配送料金を作成できます。配送料金を請求する方法について、詳細をご覧ください。
配送や請求処理のために電話番号を収集するように Payment Links を設定することができます。電話番号は取引に必要な場合にのみ収集します。このオプションを選択すると、顧客の電話番号の収集に必要なフィールドが決済ページに表示されます。
ビジネス顧客の納税者番号を収集する
顧客の納税者番号と正式名称を請求書に表示するには、Payment Links で納税者番号の収集を有効にします。Checkout で顧客の納税者番号を収集する方法をご覧ください。
税金を徴収する
Payment Links は Stripe Tax と連携して支払いに関する税金を計算し、徴収します。Stripe Tax は、税率やルールを定義しなくても取引の税金を自動的に計算する有料製品です。
手数料は、税金の計算と納付を登録している場所を 1 カ所以上追加した後で適用されます。
開始するには、ダッシュボードで Stripe Tax の本番環境利用を申請します。商品、価格、税コード、および税金処理を使用して税金を自動計算する方法をご確認ください。
カスタムフィールドを追加する
注意
カスタムフィールドは、個人情報、保護対象のデータ、機密データ、法律によって制限されている情報の収集には使用しないでください。
決済フォームにカスタムフィールドを追加すると、顧客から追加情報を収集できます。この情報は、支払いの完了後に使用できるようになり、購入のフルフィルメントに利用できます。追加できるフィールドの種類は以下のとおりです。
タイプ | 説明 |
---|---|
テキスト | 255 文字までの自由形式のテキストを収集します。 |
数値のみ | 255 桁までの数値のみを収集します。 |
ドロップダウン | 選択できるオプションのリストを顧客に提示します。ダッシュボードで作成される決済フォームへのリンクは、最大 10 のオプションに対応しています。API を使用してリンクを作成すると、最大 200 のオプションを追加できます。 |
- オプションセクションで、カスタムフィールドの追加をクリックします。
- 追加するフィールドのタイプを選択します。
- フィールドのラベルを入力します。
- 「(オプション)」フィールドを必須としてマークします。
カスタムフィールドのラベルは翻訳されませんが、locale
URL パラメーターを使用して、決済用のリンクの言語をラベルの言語と一致させることができます。
顧客が支払いを完了すると、ダッシュボードの支払いの詳細ページでフィールドを確認できます。
カスタムフィールドは、支払いの完了時に checkout.session.completed Webhook でも送信されます。
価格を現地通貨に自動換算する
テスト環境または本番環境の Stripe ダッシュボードで Adaptive Pricing を有効にすると、国外の顧客の所在地に応じた現地通貨に価格が自動換算されます。
また、多通貨の価格を使用して、手動で各通貨の価格を設定することもできます。
ブランディングを適用する
Stripe ダッシュボードで、決済ページのデザインをカスタマイズできます。ブランディング設定に移動して、以下の操作を実行します。
- ロゴまたはアイコンをアップロードする
- 決済ページの背景色、ボタンの色、フォント、形状をカスタマイズする
カスタムフォントとフォントの互換性の詳細をご覧ください。
自社ドメインを使用する
自社のカスタムドメインを使用している場合は、Stripe ダッシュボードに追加できます。Stripe ブランドの決済フォームへのリンク (buy.stripe.com/
) の代わりに、自社のサブドメイン (pay.example.com
) を使用してリンクを作成できます。
注
カスタムドメインの詳細をご確認ください。
ストアポリシーと連絡先情報を設定する
決済ページに、返品ポリシー、返金ポリシー、リーガルポリシーのほか、サポートの連絡先情報を表示できます。
Checkout と Payment Links の設定に移動して、表示する情報を設定します。
この情報を提示することで、買い手の信頼を高め、カート離脱率を最小化できます。
URL パラメーターを使用して決済フローをカスタマイズする
URL パラメーターを使用すると、決済ページにその他の詳細情報を追加して、決済を簡素化できます。たとえば、決済中に表示される言語の指定、顧客のメールアドレスやプロモーションコードの事前入力、キャンペーンの追跡、消し込みの簡素化を行うことができます。
URL パラメーターは、Stripe ダッシュボードから直接設定して、それを決済フォームへのリンクの URL のクエリ文字列で使用できます。決済フォームへのリンクのページで、特定の決済フォームへのリンクをクリックし、コピーボタンのドロップダウンメニューをクリックして、URL パラメーターを追加します。
メールアドレス、プロモーションコード、ロケールの各パラメーターが事前に入力されているリンクの例を以下に示します。
https://buy.stripe.com/test_eVa3do41l4Ye6KkcMN?prefilled_email=jenny%40example.com&prefilled_promo_code=20off&locale=de
パラメーター | 説明 | 構文 |
---|---|---|
|
|
URL パラメーターとして付与するメールアドレスは、決済ページに渡されないリスクを低減させるために、エンコーディングすることをお勧めします。 |
|
決済フォームへのリンクでプロモーションコードを有効化する必要もあります。これを行わないと、このパラメーターは反映されません。 |
|
locale | locale は、決済フォームへのリンクを、顧客の地域に関係なく特定の言語で表示できるようにするために使用します。 | サポートされている言語の一覧をご覧ください。 |
URL パラメーターを使用して、決済フォームへのリンクと関連キャンペーンを追跡することもできます。
顧客のサブスクリプションを 1 つに制限する
すでに有効なサブスクリプションを契約している利用者を、カスタマーポータルまたはウェブサイトにリダイレクトして、自身でサブスクリプションを管理できるようにすることができます。詳細は利用者のサブスクリプションを 1 つに制限するをご覧ください。
決済手段情報を収集せずに無料トライアルに対応する
無料トライアルを含む商品で作成した Payment Links では、顧客が決済手段情報を提供しなくてもサブスクリプションに登録できるようになります。