Issuing ウォッチリスト
Issuing ウォッチリストのプロセスとベストプラクティスについてご紹介します。
Stripe は、アメリカの制裁リストと国際的な制裁リストに照らして Issuing ユーザーを自動的にスクリーニングします。Issuing では、すべての関連データをスクリーニングします。スクリーニングは、次のようなイベントに基づいて行われます。
- アカウント登録
- 制裁リストの更新
- カード保有者の作成または更新
自動スクリーニングによってユーザーにフラグが立てられた場合、Stripe はそのユーザーに対して手動審査を開始します。Stripe チームは 24 時間以内にフラグの付いたカード保有者を審査し、それらのカード保有者の情報を更新します。審査中、このプロセスによってビジネスに影響が及ぶ可能性があり、すべてのカードのオーソリが cardholder_
の理由で拒否されます。
ウォッチリストイベントと連携させる
構築したシステムが issuing_cardholder.updated Webhook イベントをリッスンしていることを確認します。Stripe は注意が必要なイベントが発生したときにこの方法で貴社に通知します。
ユーザーがカード保有者を作成または更新すると、Stripe が requirements.disabled_reason を
under_
に更新します。これにより、スクリーニングが進行中であることがユーザーに通知されます。review "requirements": { "disabled_reason": "under_review", "past_due": [] }
ほとんどの場合、自動審査システムによって数秒でカード保有者の審査が完了します。
"requirements": { "disabled_reason": null, "past_due": [] }
カード保有者が禁止された個人または会社のリストに記載されている可能性がある場合は、Stripe にて requirements.disabled_reason を
listed
に更新します。past_
フィールドには、カード保有者がオーソリを承認する前に入力する必要がある情報が含まれています。due "requirements": { "disabled_reason": "listed", "past_due": [ "individual.dob.day", "individual.dob.month", "individual.dob.year" ] }
ダッシュボードの Issuing > カード保有者で、上述の requirements.disabled_reason 属性の情報が示されたバナーがページの上部に表示されます。
また、Stripe は、確認プロセスがスムーズに進むように詳細情報の提供を求めるメール通知を貴社に送信します。Stripe に登録しているメールを常に確認することをお勧めします。
ユーザーが第三者の禁止された個人または会社のリスト (金融サービスプロバイダーや政府機関など) に載っている場合、Stripe はカード保有者を拒否することがあります。Stripe にて requirements.disabled_reason を
rejected.
に更新します。さらに、status はlisted blocked
になります。"requirements": { "disabled_reason": "rejected.listed", "past_due": [] }, "status": "blocked", "type": "individual"
ベストプラクティス
- カード保有者を作成する際に生年月日を入力します。Stripe のシステムから生年月日のない Issuing カード保有者の審査を行うよう提示されたら、アナリストは Issuing プラットフォームまたはカード保有者に連絡してこの情報を入手する必要があります。
- Issuing カード保有者は、必要に応じて物理カードを注文できます。物理カードは、アカウント登録時にウォッチリストのスクリーニングプロセスが完了し、ウォッチリストに該当しないと判断された場合にのみ発送されます。