クレジット規約を管理する非公開プレビュー
連結アカウントのクレジット規約を管理する方法をご紹介します。
CreditPolicy の credit_limit_amount または credit_period_interval を更新して、連結アカウントのクレジット規約を変更します。プラットフォームの Issuing アカウントによってサポートされる、連結アカウントの支出機能を inactive にすることもできます。
クレジット限度額を更新する
CreditPolicy の credit_ を更新して、連結アカウントのクレジット限度額を変更できますが、まず CreditUnderwritingRecord でリスク評価判定を報告する必要があります。最初に CreditUnderwritingRecord で同じ金額を申告せずに credit_ を更新しようとすると、エラーが発生します。
CreditUnderwritingRecord API を使用してクレジット限度額を変更するためのリスク評価判定の報告には、3 つのシナリオがあります。
それぞれのシナリオで、決定の報告後に CreditPolicy API を使用して、承認したものと同じ金額に credit_ を更新します。
このアクションにより、issuing_ Webhook イベントがトリガーされ、CreditPolicy の credit_ フィールドが即時に更新されます。
レスポンスの例
{ "livemode": true, "credit_limit_amount": 200000, // 2,000.00 USD "credit_limit_currency": "usd", "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "last_effective_attributes": { "effective_until": 1681138965, "credit_limit_amount": 100000, "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "status": "active", }, "upcoming_attributes": null }
クレジット期間を更新する
設定するクレジット期間は、銀行で承認されたクレジットポリシーに関するドキュメントで定義されたクレジット期間と必ず一致する必要があります。API でクレジット期間を変更する前に、作成したクレジットポリシーのドキュメントのクレジット期間を調整するための承認を Stripe から得る必要があります。また、影響を受けるアカウント所有者に、利用規約の変更に関する通知を送信する必要もあります。platform-compliance@stripe.com に問い合わせて、必要な承認を収集してからアクションを実行するようにしてください。
Stripe から承認を受け取ったら、以下のステップに従って CreditPolicy API でクレジット期間を変更します。クレジット期間の変更時に CreditUnderwritingRecord を使用する必要はありません。
upcoming_attributes ハッシュのフィールドを更新することで、連結アカウントのクレジット期間を変更できます。upcoming_ を設定する際に effective_ タイムスタンプを渡して、変更を有効にするタイミングを設定する必要があります。
上記の例を使用して、プラットフォームである Gymbox が顧客のクレジット期間を 1 カ月から 15 日に変更することにしたとします。さらに、プラットフォームではこの変更を翌月の初日に有効にしたいと考えています。Stripe は、upcoming_ によるすべての変更を 00:00 UTC に有効にすることを求めているため、effective_ タイムスタンプは 10 桁で末尾を 00 にする必要があります。
プラットフォームは upcoming_ ハッシュを使用して、連結アカウントの CreditPolicy を次のように更新します。
レスポンスの例
{ "livemode": true, "credit_limit_amount": 200000, "credit_limit_currency": "usd", "status": "active", "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "last_effective_attributes": { "effective_until": 1681138965, // time of previous update to credit period "credit_limit_amount": 200000, "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "status": "active", }, "upcoming_attributes": { "effective_at": 1693526400, // 1st day of the next month, 00:00 UTC "credit_period_interval": "day", "credit_period_interval_count": 15, "days_until_due": 0, } }
effective_ タイムスタンプになると、CreditPolicy が、upcoming_ ハッシュで指定された内容に自動的に更新されます。last_ ハッシュは変更前の値を反映して更新されます。
レスポンスの例
{ "livemode": true, "credit_limit_amount": 200000, "credit_limit_currency": "usd", "status": "active", "credit_period_interval": "day", "credit_period_interval_count": 15, "days_until_due": 0, "last_effective_attributes": { "effective_until": 1693526400, // 1st day of the next month, 00:00 UTC "credit_limit_amount": 200000, "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "status": "active" }, "upcoming_attributes": null }
これにより、issuing_ イベントがトリガーされます。effective_ タイムスタンプの時点になると、クレジット期間の変更が有効になり、現在の期間の FundingObligation (資金追加の義務) が確定し、新しい FundingObligation が作成されて、新しいクレジット規約での新しいクレジット期間の開始がマークされます。
クレジットラインをクローズし、理由を報告する
連結アカウントのクレジットラインは、以下の 2 つのステップでクローズできます。
まず、CreditUnderwritingRecord API を使用して、決定の詳細を create_from_proactive_review エンドポイント経由で送信します。決定のタイプを credit_ に設定して、少なくとも 1 つ、最大 4 つまで理由を指定します。これらは申し込みを拒否する「主要な」理由でなければなりません。クレジットラインのクローズは不利益措置であるため、該当するクローズの理由を記載した通知の送信が必要です。
レスポンスの例
{ "object": "issuing.credit_underwriting_record", "id": "cur_1NiHAD2eZvKYlo2CmWGpt5OX", "credit_user": { "name": "Barbell Gym", "email": "barbell-gym@gmail.com" }, "created_from": "proactive_review", "decided_at": 1681138952, "decision": { "type": "credit_line_closed", "credit_line_closed": { "reasons": ["debt_to_cash_ratio_too_high"] } }, "decision_deadline": null // no deadline for proactive review }
次に、アカウントの CreditPolicy のステータスを inactive に設定します。
レスポンスの例
{ "livemode": true, "credit_limit_amount": 200000, "credit_limit_currency": "usd", "status": "inactive", "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "last_effective_attributes": { "effective_until": "time_of_deactivation", "credit_limit_amount": 200000, "status": "active", "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, }, "upcoming_attributes": null }
このステータスにより、issuing_ イベントがトリガーされます。CreditPolicy を無効にすると、それから 31 日間、決済された Transactions (取引) について説明する FundingObligation の更新を受け取り続けることになります。これは、無効化前に行われたオーソリが最大 31 日後までキャプチャーされる可能性があるためです。
連結アカウントの Issuing 残高が 0 を下回る場合 (アカウントは Stripe に借入があることを示します)、CreditPolicy を inactive に設定しようとするとエラーが送信され、CreditPolicy を無効にするために残高をトップアップ (残高を補充) してゼロに戻す必要があります。CreditPolicy のステータスが inactive になると、そのアカウントのカードでのオーソリの試行は、アカウントの Issuing 残高から資金供給され、残高が不足している場合は拒否されます。
Once you’ve closed the credit line by setting status to inactive, you can’t reopen the line by changing status back to active unless you receive a new application from the customer. In that case, follow the steps to report a new, approved credit application.
card_issuing_charge_card ケイパビリティを取り消す
銀行によって承認されたクレジットポリシーのリスク評価基準を満たさなくなった、または利用規約に違反しているため、プラットフォームの Issuing アカウントを使用した連結アカウントのサポートを停止した場合、CreditPolicy を無効のままにします。また、card_ ケイパビリティのリクエストを解除することで、これを無効化する必要もあります。
ユーザーが連結アカウントにクレジットを設定する手順に従って新しい申し込みを提出する場合、今後同じ連結アカウントに対してもう一度 card_ ケイパビリティをリクエストできます。
連結アカウントの card_ ケイパビリティが有効なままであれば、連結アカウントに対して引き続きカードを発行できます。ただし、カードが機能するようにするには、連結アカウントの Issuing 残高に資金を追加する必要があります。
Webhook のサマリー
次の 2 つの Webhook を監視できます。
issuing_:credit_ policy. created CreditPolicyが作成されるたびにトリガーされます。これは、連結アカウントのケイパビリティがリクエストされたときに生じます。issuing_:credit_ policy. updated CreditPolicyが更新されるたびにトリガーされます。これは、プラットフォームで連結アカウントのポリシーが更新されたときに生じます。