Stripe for SAP Digital Payments Add-on v2
SAP Digital Payment Add-on (DPA) に Stripe の決済機能を追加する方法をご紹介します。
SAP Digital Payments Add-on の Stripe 認定アダプターは、Stripe と連携して SAP ユーザーと Stripe ユーザーの双方に決済機能を幅広く提供します。
- SAP S/4 HANA Cloud の Private エディションまたは Public エディションで追加設定なしで機能します。
- このアプリを使用すると、さまざまな支払いカードサービスを利用でき、Apple Pay、Google Pay などのデジタルウォレット、iDeal、Bancontact などの地域固有の支払い方法、後払いオプションなど、多様な外部支払い方法と連携できます。
- このアプリは銀行勘定の自動調整をシンプルにして、手動操作の必要をなくします。
顧客のメリット
Stripe adapter for the SAP DPA アプリコネクターは、SAP Digital Payment Add-on の機能を拡張し、SAP S/4HANA を使用するビジネスのユーザーのニーズに幅広く対応します。SAP DPA の主なユースケースの一部を紹介します。
- オンライン販売: SAP DPA は、E コマースプラットフォームを介して行われる注文や、B2B 取引で一般的な直接 ERP を介して行われる注文の処理の負担を軽くします。支払いのオーソリからキャプチャー、消し込みまでの決済フロー全体を自動化します。
- 支払い方法の管理: DPA は SAP ビジネスパートナー向けにデフォルトの支払い方法を保管するオプションを提供しています。これを利用すると、顧客によるアクションを必要とすることなく開始して完了できるシームレスな取引を作成できます。
- 売掛金: SAP 外で管理される注文に対して、DPA は外部の支払いを SAP Accounting と照合するサポートシステムを提供します。
- 自動フルフィルメント: 支払いが SAP の外部の E コマース取引、カスタマーポータル、端末デバイスで、オーソリされると、DPA が SAP によるフルフィルメントと支払いのキャプチャーとの間のリンクとして機能して、顧客の購入に対する請求が正しく行われるようにします。
対応可能な支払い方法
SAP DPA は、Stripe の Payment Element を使用するように構築され、40 種類以上の支払い方法に対応しています。
外部支払いの処理
SAP DPA は「外部支払い」に対応します。外部支払いとは、支払いカードではなく、外部チャネル、銀行引き落とし、リダイレクトを使用して行われる支払いを指します。
外部支払いは 2 種類の方法で実装できます。ワンステップのプロセス (「直接キャプチャー」と呼ばれる) では、支払いが事前のオーソリなしで支払人のアカウントに直接請求されます。ツーステップのプロセス (「手動キャプチャー」、「オーソリとキャプチャーの分離」とも呼ばれる) では、支払いの請求前にまず支払人のアカウントに対するオーソリが行われます。
Stripe V2 コネクターは以下のビジネスプロセスに対応します。
- 外部支払いの直接キャプチャー
- 外部支払いのオーソリとキャプチャーの分離
- 外部支払いのオーソリ
- 外部支払いの売上処理
- 外部支払いの返金
- デジタル決済の通知
- 外部支払いのオーソリの準備
- 外部支払いの直接キャプチャーの準備
コネクターの料金体系
コネクターは無料です。Stripe ユーザーは拡張機能のインストールから Stripe アカウントを別途作成する必要があります。セットアップ料金、月ごとの料金、その他の手数料は必要ありません。
注
SAP からの請求には SAP DPA の使用を申請します。