Stripe Connector for Salesforce B2C Commerce Shopfront のリファレンスアーキテクチャのインストール
Stripe Connector for Salesforce Commerce Cloud Shopfront アーキテクチャーについてご紹介します。
Stripe Payment Element は、JavaScript ライブラリである Stripe.js を使用して、デフォルトの Commerce Cloud クレジットカードの収集と処理を変更し、クレジットカードデータを安全にトークン化します。これにより、支払いは実際のクレジットカード情報ではなく、トークン化されたデータを使用して処理されます。
チェックアウト時に、カートリッジは顧客が入力した新しいカードや代替の支払い方法で PaymentIntent を作成します。このトークン化されたデータが購入時に Stripe の支払いを生成します。
Stripe.js のソース
顧客がストアフロントでクレジットカードまたはその他の支払い情報を入力すると、Stripe.js は Stripe とクライアント (ブラウザ) 間のやり取りで情報をトークン化します。したがって、マスクされていないクレジットカードデータが Commerce Cloud サーバに送信されることはありません。
Stripe PaymentIntent
PaymentIntent ワークフローは、顧客から支払いを回収するプロセスを示します。PaymentIntent は、その存続期間を通じて複数のステータスを移行しながら、Stripe.js と連携して認証フローを実行し、最大 1 件の支払いを実行します。
システムは、正常に作成および送信された Basket から Stripe 支払いを作成します (Business Manager 設定に基づいてオーソリまたはキャプチャ) 。Stripe 支払いはすべて、Stripe 支払いの ソースに対して作成されます。
AVS 自動失敗取引
サイト管理者は、さまざまな AVS ステータスを選択して、注文を自動的に失敗させることができます。Stripe 支払いが address_ または address_ のどちらかに対して選択されたいずれかのステータスを返した場合、注文は自動的に失敗し、Stripe 支払いは差戻されます。これらの設定は、Stripe ダッシュボードで管理することもできます。サポートされている支払い方法は次のとおりです。
- カード (Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、ディスカバー、ダイナースクラブ、JCB、Alipay)。
- 支払いリクエストボタン Element により、Apple Pay、Google Pay、およびブラウザー標準の Payment Request API を 1 回で導入することができます。
制限と制約
Stripe は、カートリッジでサポートされていない多くの標準サービスを提供しています。この標準サービスには、サブスクリプション、プラン、およびクーポンのサポートが含まれます。カートリッジには、ロケール固有の既知の制限はありません。
RELAY OCAPI 設定は、例としてのみ含まれています。RELAY の実装には、Stripe チームによる追加の設定とテストが必要です。ロケール固有の制限については、Stripe.js ドキュメントをご覧ください。
互換性
Commerce Cloud Platform リリース 16.8、SFRA バージョン 4.4 以降で利用可能。カートリッジは、コントローラーと SFRA SiteGenesis の両方の実装をサポートするストアフロントでインストールできます。
プライバシー
Commerce Cloud は、マスクされていないクレジットカードデータを保存しません。カートリッジは、クライアントから Stripe への直接通信でのすべての支払いデータをトークン化し、Commerce Cloud サーバに到着する前に機密性の高いすべてのクレジットカードデータを隠します。同様に、Commerce Cloud が Stripe サーバから取得するクレジットカードデータはすべてマスクされるか、トークン化されるか、またはその両方が行われます。