エラーの解決
Stripe Connector for NetSuite でエラーを処理する方法をご紹介します。
Stripe から NetSuite にレコードを同期する際に問題が発生した場合は、以下のリストを使用してエラーを特定し解決できます。NetSuite、Stripe、またはコネクターを修正して、レコードを手動で同期しなければならない場合があります。
コネクターアプリの同期レコード画面で、すべてのエラーを確認できます。
データエラー
以下の表は、NetSuite にレコードを同期する際に発生する可能性があるエラーを示しています。
エラー | ソース | 説明 | 解決策 |
---|---|---|---|
「NetSuite システムエラー: キー: [doc,line] と値: [12345,null] のサブリスト適用に一致する行が見つかりません。」 | NetSuite | コネクターは、既存の NetSuite レコードの支払い (サブリスト) 項目としてレコードを作成できません。たとえば、全額が支払われた既存の請求書に支払いを作成して適用することはできません。このエラーは、クレジットメモの金額が返金額を下回る場合にも発生することがあります。これは、税金や別の金額によって NetSuite の自動化設定が変更された場合に発生することがあります。 | エラーの NetSuite レコードを調べて、支払い項目が正常に入力できなかった理由を確認します。それでも原因が不明な場合は、支払い項目を手動で作成して根本原因を特定することができます。 |
「[Field Name] の値を入力してください。」 | NetSuite | レコードの必須フィールドが不足しているため、コネクターは NetSuite レコードを作成または更新できません。たとえば、コネクターが請求書を作成しようとした際に | フィールドのデフォルト値を追加します。これを行うには、コネクターの App settings (アプリの設定) > Field mapping (フィールドのマッピング) > Field defaults (フィールドのデフォルト) ページに移動します。コネクターはそのタイプのレコードを作成する際にデフォルト値を使用します。フィールドのデフォルトには JSON 形式が使用されます。 たとえば、請求書の
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「次のフィールド: [field] に無効なフィールド値 [value] が入力されました。」 | NetSuite | 1 つ以上の無効なフィールド値が原因で、コネクターは NetSuite レコードを作成または更新できません。これは、削除された値、または使用できなくなった値が何らかの理由でフィールドのデフォルトに使用されている場合に発生することがあります。 たとえば、入金の必須フィールドとして | 有効なフィールド ID を使用するには、デフォルト値を修正します。これを行うには、コネクターの App settings (アプリの設定) > Field mappings (フィールドのマッピング) > Field defaults (フィールドのデフォルト) ページに移動します。 |
「メタデータキー netsuite_ (012345) で参照されたレコードが無効です。」 | コネクター | 以前に同期またはリンクされた NetSuite レコードが削除されたため、コネクターはレコードを同期できません。たとえば、Stripe の返金をクレジットメモに関連付けてから、そのクレジットメモを削除した場合、Stripe の返金のメタデータキー (netsuite_ ) を更新して、NetSuite のクレジットメモの正しい内部 ID が指定されるようにする必要があります。 | 返金メタデータキー netsuite_ を更新して、新しいクレジットメモの内部 ID を指すようにします。 |
「請求金額 100.0 は、対応する請求書の金額とは異なります。取引 ID:INV12345 (ID 1234567) 請求金額: 99.0。」 | コネクター | 請求書の支払いが NetSuite 請求書の請求金額を超えています。これは、コネクターが Stripe の請求書を NetSuite に誤って同期していて、お客様が税金処理をまだ設定していない場合に発生する可能性があります。これは、請求書を送信してから顧客が支払いを送信するまでの期間に、お客様が NetSuite の請求書の合計額を変更した場合にも発生することがあります。 | コネクターアカウントが税金を処理するように設定されていない場合は、設定について実装パートナーにお問い合わせください。コネクターによって作成された NetSuite 請求書を手動で変更した場合は、元の金額を使用するように請求書を更新する必要があります。 |
支払いの重複
Stripe と NetSuite では、重複した支払いの処理が異なります。Stripe は請求書の過払いを許可しますが、NetSuite の場合、顧客が全額を支払われた請求書に対して支払いを行おうとすると、エラーを返します。デフォルトでは、Stripe で支払いが重複して発生した場合、NetSuite は 2 回目の支払いを許可しないため、コネクターは支払いを同期しません。
入金の自動化中に、コネクターが入金を照合しようとした際に支払いの重複によってエラーが発生する場合は、請求書から最初の支払いを手動で削除して問題を修正すると、2 回目の支払いが許可されます。
お客様に代わって、コネクターに重複した支払いを処理指せるようにすることもできます。全額が支払われた NetSuite 請求書がある場合、コネクターは重複した支払いを NetSuite の未適用の支払いに変換します。未適用の支払いには次のようなメモが記載されます: Stripe Payment Error: could not apply to invoice XYZ.
(Stripe の支払いエラー: 請求書 XYZ には適用できませんでした。) これらの未適用の支払いは別の請求書に使用するか、Stripe で支払いを手動で返金できます。NetSuite で重複する支払いを検索するには、メモを検索条件として使用して保存済みの検索を作成します。
コネクターが重複した支払いを処理できるようにするには、以下の方法があります。
デフォルトでは、コネクターのすべての重複した支払いを許可します。これを行うには、コネクターの設定に移動して、Stripe アプリの設定で **Allow duplicate invoice payments (重複する請求書の支払いを許可する) **を有効にします。この機能を有効にする前に、実装パートナーに連絡して、すべての会計および技術的な実装について把握してください。
Stripe API を使用して、重複する Stripe 支払いのメタデータに
netsuite_
フィールドを追加します。allow_ duplicate: true