サブスクリプションごとに決済手段を設定する
サブスクリプションの payment_settings
パラメーターを使用すると、サブスクリプションごとに特定の決済手段を設定できます。これにより、単一の default_payment_method
や大まかな顧客設定を使用するよりも柔軟に対応できます。
支払い方法を使用するには、まずアカウント設定で有効にする必要があります。
状況によっては、支払い方法がサブスクリプションで使用できなくなるような制限が存在することがあります。たとえば、ある支払い方法では使用できる通貨が 1 種類のみであったり、支払い可能な金額に制限があったりすることがあります。このような制限が理由で支払い方法を使用できない場合、支払い方法は自動的には選択されません。
決済手段を手動で選択する
支払い設定を変更することで、サブスクリプションに使用できる支払い方法を上書きできます。
Customer (顧客) オブジェクトまたは、Subscription (サブスクリプション) オブジェクトでデフォルトの支払い方法を設定した場合には、必ずそれを payment_method_types
のリストに追加してください。追加されていない場合は、その支払い方法は使用されず、支払いが失敗する可能性があります。
決済手段の優先順位
デフォルトでは、顧客は請求書テンプレートの設定で有効になっているいずれかの決済手段を使用して、サブスクリプションで生成されたインボイスを支払うことができます。これは、従来の default_source
顧客設定よりも優先されます。
サブスクリプションで payment_settings.payment_method_types
が設定されている場合、そのサブスクリプションにおいてのみ、その設定がデフォルトのインボイス設定より優先されます。決済手段のタイプは、サブスクリプションの SetupIntent (支払い方法設定インテント)とインボイスに渡されます。
さらに、サブスクリプションの default_payment_method
や従来の default_source
を指定することで、試行する支払い方法に優先順位を付けることができます。
決済手段のエラー
支払い方法のエラーによりサブスクリプションを作成できないことがあります。これは以下のような場合に起こります。
- 手動で支払い方法を選択する際に、サポートされている通貨などの制限によりその支払い方法を使用できない。
- アカウントで決済手段が有効になっていない
また、支払い時にエラーが発生し、Stripe がインボイスを確定できないこともあります。詳細については、Invoicing の決済手段のエラーをご覧ください。
決済手段のオプション
一部の支払い方法には、支払いの操作をカスタマイズできる追加オプションがあります。詳細については、支払い方法のオプションのドキュメントをご覧ください。