Tap to Pay
Tap to Pay on Android (TTPA) を使用して、互換性のある NFC 対応 Android デバイスで対面の非接触型決済を受け付けることができます。TTPA は、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレスの非接触型カードと NFC ベースのモバイルウォレット (Apple Pay、Google Pay、Samsung Pay) に対応しています。TTPA は、Terminal Android SDK の拡張機能であり、Android アプリで直接決済を行うことができます。
提供状況
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最新バージョンの Terminal Android SDK を導入して最新のバグ修正と機能を適用します。SDK 変更ログでは、バージョン固有の更新とバグ修正を表示できます。利用できるすべての国に対応するために必要な最小 SDK バージョンは、2.21.1 です。
デバイスおよび最小 SDK バージョンの要件は、コンプライアンス要件の更新やセキュリティの脆弱性を理由に変更される可能性があります。最新の Tap to Pay 要件に対応したソリューションを維持するには、terminal-announce@lists.stripe.com に登録してください。
お使いの Android アプリケーションで Tap to Pay を有効にするには、以下の手順に従います。
- Terminal Android SDK を設定します。
- 既存の
stripeterminal
の依存関係を以下の依存関係に置き換えます。 - Tap to Pay リーダーに接続します。
- Collect the payment data with the Tap to Pay reader.
- Confirm the payment.
対応デバイス
Android デバイスは以下のすべての条件を満たしている必要があります。満たしていない場合、リーダーの検出または接続のいずれかが失敗します。
- 機能している NFC アンテナとチップセットが含まれている
- ルートが指定されておらず、デバイスのブートローダーがロックされ変更されていない
- 現行バージョンの Android (Android 11 以降) を実行している
- Google モバイルサービスを使用しており、かつ Google Play Store アプリがインストールされている
- ハードウェア格納型キーストアを持つ
- RSA、Andoroid キーストアの AES など、各種のキーアルゴリズムを使用して、キーのペアの生成に対応します
- インターネットへの安定した接続状態
Tap to Pay は Android デバイスエミュレータに対応していません。
注
Tap to Pay は、さまざまな Android デバイスに対応していますが、短時間で使用を開始したい場合には、Samsung Galaxy S22 または Samsung Galaxy A12 を開発に使用することをお勧めします。
ユーザーインターフェイス
Tap to Pay on Android includes payment collection screens. When your application is ready to collect a payment, the Stripe Terminal SDK takes over the display to handle the collection process. After you call the collect payment method, your application continues to run while Tap to Pay displays a full-screen prompt that instructs the cardholder to tap their card or NFC-based mobile wallet. If there’s an error reading the card, a prompt for retry displays. A successful tap returns a success indication and then your application regains control to confirm the payment.
デバイス固有の NFC タップゾーン UI
Tap to Pay on Android SDK は、デバイス上のタップゾーンの位置をエンドユーザーに動的に示す、デバイス固有のユーザー機能に対応しています。ユーザー機能が実際にどのようになるかを示す例をご覧ください。
一般的なユーザー機能
デバイスの固有のユーザー機能
下記のデバイスは、現在のハードウェアと最小 OS の要件を満たしていることが確認されています。デバイスとオペレーティングシステムの要件は、新たなセキュリティ要件によって今後変更される可能性があります。
- Google
- Pixel 2、Pixel 2 XL、Pixel 3、Pixel 3 XL、Pixel 4、Pixel 4 XL
- Pixel 5、Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 8、Pixel 8 Pro
- Pixel 3a、Pixel 3a XL、Pixel 4a、Pixel 5a、Pixel 6a、Pixel 7a
- Samsung
- Galaxy A12、Galaxy A13、Galaxy A14
- Galaxy A21、Galaxy A21s、Galaxy A22、Galaxy A23、Galaxy A24
- Galaxy A32、Galaxy A33、Galaxy A34
- Galaxy A41、Galaxy A42
- Galaxy A51、Galaxy A52、Galaxy A53、Galaxy A54
- Galaxy A70、Galaxy A70s、Galaxy A71、Galaxy A72、Galaxy A73
- Galaxy S10、Galaxy S20、Galaxy S21、Galaxy S22、Galaxy S23、Galaxy S24
- Galaxy Note10、Galaxy Note20
- Galaxy Tab Active3、Tab Active4 Pro
- Oppo
- A16s、A54s、A73、A74、A94、A96
- Reno5、Reno6、Reno7
- Find X3、Find X5、Find X6、Find X7
- OnePlus
- 6、6T、7、7 Pro、7T、7T Pro
- 8、8 Pro、8T、Nord、9、9 Pro、9RT、9R
- 10 Pro、10R
- Nord CE、Nord 2、Nord CE 2、Nord N10、Nord N20、Nord N200
- Xiaomi
- Mi 10T、Mi Note 10
- Redmi 9、Redmi 9T、Redmi 10、Redmi 11T
- Redmi Note 9、Redmi Note 10、Redmi Note 11、Redmi Note 12
- Poco X4、Poco X5、Poco X6
カード保有者の本人確認の制限とフォールバック
一定金額を超える一部の非接触型カード取引では、PIN の入力などの追加のカード保有者の確認手段 (CVM) が必要となることがあります。Tap to Pay on Android はまだ PIN のキャプチャーに対応していないため、そのような上限を超える取引では拒否率が高くなることがあります。NFC ウォレット決済 (Apple Pay、Google Pay、Samsung Pay など) は、こうした制限の対象にはならない場合があります。
いずれにしても、取引を試みることをお勧めします。モバイルデバイスで支払いを回収する際には、チップから情報を読み込めるように、十分な時間カードをリーダーに接触させてください。カードを接続したときに起こる最初の振動の後に、数秒待つ必要がある場合があります。支払いが拒否された場合には、Terminal カードリーダーなどの別の方法を使用して支払いを回収します。同時に有効にできるリーダーの接続は 1 件のみです。
ベストプラクティスとプロモーションのガイドライン
最適なユーザー体験を提供できるように、次の項目を検討してください。
- アプリの起動時にバックグラウンドでリーダーを接続して、支払い回収時の待機時間を短縮します。
- 待機画面を短縮するために、アプリがフォアグラウンドになったときにリーダーを再接続します。
- プロダクト内のプロモーション、テキストやメールのアラートなどの、互換性のある Android デバイスで非接触型決済を受け付ける方法をユーザーに伝えられるようにする研修を加盟店に提供します。
- Stripe のメッセージテンプレートとデザイン資産を使用して、Tap to Pay on Android キャンペーンを始動し、プロモーションを行います。パートナーポータルでこれらの資産にアクセスするには、こちらから Stripe パートナーにご登録ください。