領収書でチップを回収する
顧客が領収書にチップを追加できるようにする方法をご紹介します。
一部のビジネスタイプでは、カードのオーソリ後に顧客が取引に対してチップを追加できます。これは、飲食業と接客業 (レストランやバーなど) でよくみられる処理で、顧客は領収書にチップを追加できます。
アメリカでは、PaymentIntent の確定後に、オーソリされた金額を超える額をキャプチャーしてチップを回収できます。これはオーバーキャプチャーと呼ばれます。PaymentIntent のキャプチャー後に、顧客は明細書でキャプチャーされた全額を確認できます。
チップを回収するには、対面支払いの回収の手順に従って PaymentIntent を作成し、確定する必要があります。特定の PaymentIntent がオーバーキャプチャーの対象であるかどうかは、overcapture_supported にアクセスすると確認できます。
次に、確定済みの PaymentIntent とチップ金額の合計に相当する amount_to_capture を指定し、オーソリされた金額を超える額をキャプチャーします。
オーバーキャプチャーを行うと、チップを含む新しい合計を反映して、PaymentIntent 金額が更新されます。追加のオーソリは発生しないため、顧客のクレジットカード明細書はすぐには更新されません。オーソリされた元の金額を確認するには、PaymentIntent のベースとなる Charge オブジェクトの、amount_authorized フィールドを使用します。
限度額
PaymentIntent のオーソリ済み amount
の 50% と、50 USD のいずれか大きい金額まで、オーバーキャプチャーを実行できます。たとえば、PaymentIntent のオーソリ済み amount
が 40 USD の場合、90 USD までキャプチャーできます。PaymentIntent の amount
が 100 USD の場合、150 USD までキャプチャーできます。
この制限より多くの金額をキャプチャーする必要がある場合は、次の 2 つの選択肢があります。
- MCC が利用対象になっている場合は、増分オーソリを使用して、PaymentIntent の
amount
を増やすことができます。 - 最初の PaymentIntent の generated_card 支払い方法を使用して、チップ金額をキャプチャーする新しい PaymentIntent を作成できます。
利用可能対象
対象になっている加盟店カテゴリーコード (MCC) を持つアメリカのビジネスは、Visa、Mastercard、ディスカバー、アメリカン・エキスプレスを使用した支払いで領収書上でのチップ加算を使用できます。
以下のカテゴリーのビジネスは、オーバーキャプチャーを使用してチップを回収できます。
- タクシーとリムジン
- 飲食店、レストラン
- 飲み屋 (アルコール飲料)
- ファストフード店
- 美容院および理容店
- ヘルスおよびエステティックサロン
加盟店カテゴリーコード (MCC)
加盟店カテゴリーが対象となるかどうか不明な場合には、サポートまでお問い合わせください。Connect ユーザーの場合は、業態と一致するように連結アカウントの加盟店カテゴリーコードを設定してください。