複数の売り手のプラットフォームを設計
お客様のビジネスに中心的なプラットフォームとして機能する Terminal 組み込みを設計します。
Stripe Terminal は、Stripe Connect と完全な互換性があり、プラットフォームやマーケットプレイスで対面支払いを受け付けられるようにします。Stripe Connect に精通していない場合は、Connect の概要をご覧になることをお勧めします。
Connect に Terminal を組み込むには、プラットフォームの連結アカウントに対して選択するアカウントタイプに応じて 2 つのオプションがあります。どちらのオプションがビジネスのニーズに最適であるかを判定するには、次の表を参照してください。
Custom または Express | Standard | |
---|---|---|
API リソースの所有者 | プラットフォーム | 連結アカウント |
Terminal ハードウェアを注文するダッシュボードと API にアクセスできるユーザー | プラットフォーム | 連結アカウント |
使用できる支払いタイプ |
Express Connect または Custom Connect
Express アカウントまたは Custom アカウントの Connect の導入では、すべての API リソースがプラットフォームアカウントに属します。必要に応じて、Terminal オブジェクト (Readers (リーダー)、Locations (場所) など) を特定の連結アカウントに関連付けることができます。そのためには、それらのオブジェクトを対象リソースの Metadata (メタデータ) オブジェクトに含めます。
支払いを処理するときには、on_
、transfer_
、application_
の各パラメーターを使用して売上の宛先として連結アカウントを指定します。これにより、連結アカウントへの送金が自動的に作成され、連結アカウントが Merchant of Record (金融債務の責任者) として設定されます。
Standard Connect
Standard アカウントの Connect 組み込みでは、すべての API リソースが連結アカウントに属します。場所、リーター、支払いの作成などの API リクエストを実行するときは、Stripe-Account
ヘッダーで連結アカウント ID を渡します。これにより、実質的には連結アカウントによってリクエストが行われていることを Stripe に伝えます。
支払いを処理するときにも、Stripe-Account
ヘッダーに連結アカウントの ID を渡します。これにより、連結アカウントに対する直接の支払いが作成されます。