プラグインおよび開発者ライブラリの SCA 移行ガイド
強力な顧客認証 (SCA) に対応するための Stripe プラグインまたは開発者ライブラリの更新方法をご紹介します。
注
この SCA ガイドは、Stripe プラグインおよびライブラリの開発者向けに作成されています。SCA 対応のプラグインをご希望の Stripe ユーザーの場合は、Stripe パートナーをご覧ください。
ユーザーのために SCA に対応する必要がありますか?
欧州経済地域 (EEA) の顧客からオンライン決済を受け付ける EEA のビジネスには、ユーザーに対して 3D セキュアと呼ばれると呼ばれる機能への対応が追加で必要となります。新しい認証ガイドラインに沿っていない取引は、2019 年 9 月 14 日以降、顧客の銀行によって拒否される可能性があります。この追加の認証レイヤーにより、ステップ 2 で説明するように、Checkout の新しいバージョンや Payment Intents API などの SCA 対応のソリューションへの移行が必要となります。
プラットフォームでプラグインを識別する
API の今後の変更や重要な更新について Stripe からお客様にご連絡できるようにするため、プラグインおよびサードパーティーのライブラリには識別情報が組み込まれている必要があります。setAppInfo 関数を使用して、Stripe の実装でそれらの詳細を指定してください。
Stripe パートナープログラムへの参加をお勧めします。このプログラムには無料で登録でき、プラグインを構築するための多くの開発者向けリソースが含まれています。提案されるベストプラクティスをご覧ください。
組み込みパスを決定する
SCA 移行ガイドを参照し、新しいバージョンの Stripe Checkout、Payment Intents API、Setup Intents API、Stripe Billing、および iOS または Android の導入パスを確認してください。プラグインやライブラリの開発者は、以下にご対応ください。
- 可能な限り、Stripe Checkout を使用します。 Stripe の新しいバージョンの Checkout はオンラインで提供される支払いページであり、ビジネスがブランド設定でき、継続的なサブスクリプションをサポートします。ユーザーに SCA サポートを提供するための最も簡単な方法です。
- 決済機能のコントロールを強化するためには、Payment Intents API と Setup Intents API を使用します。 これらの API は、支払いフローのための Stripe のカスタマイズ可能な UI コンポーネントである Elements や、PaymentMethods、Customers、Connect などの、その他の Stripe API と連携します。Payment Intents API および Setup Intents API は、3D セキュア 2 などの認証フローを表示し、後で使用できるようにカードを保存し、システムを SCA 対応にします。
- プログラムを使用して、ユーザーを Webhook に登録します。 お客様のアカウントまたは連結アカウントの Webhook エンドポイントを登録し、そのエンドポイントを Webhook API を使用して管理すると、ユーザーの設定を効率化できます。
これらのオプションが組み込みに合わない場合には、Stripe にお問い合わせください。
動的な認証をテストする
新しい導入パスの実装を終えたら、動的な 3D セキュア Radar ルールを設定し、3D セキュアテストカードを使用して実装内容をテストします。必ず、認証の成功ケースと失敗ケースの両方をテストしてください。
ユーザーと Stripe への通知
更新をリリースして、支払いシステムが SCA に対応したことをユーザーに知らせることをお勧めします。ユーザーに強力な顧客認証に関するガイドを提供し、ユーザーがこれらの規制変更を理解できるように支援することもできます。SCA 対応の更新をリリースした際は、Stripe にもお知らせください。
注意
SCA 対応の更新が完了したらすぐに、更新を提供してください。Stripe では、Stripe パートナーページでユーザーを SCA 対応ソリューションに転送します。