Sigma で Stripe のデータにアクセスする
Sigma で、支払い、返金、不審請求の申請などに関するカスタムレポートを生成します。
Sigma はお客様のすべての取引データを、Stripe ダッシュボードのインタラクティブな SQL 環境内で利用できるようにします。Sigma を使用すると、支払い、サブスクリプション、顧客、入金などの情報を利用して、完全なカスタムレポートを作成できます。
Sigma を使用すると、以下のことが可能です。
お客様のビジネスと Stripe の組み込みを最もよく反映する、必要な情報を入手します。
CSV 形式でエクスポートして、お客様のツールにインポートします。
任意に設定したスケジュールで必要なデータを取得します。
始める
テンプレートを使用して、カスタムレポートの構築を開始します。クエリおよび広範なレポート機能の記述方法をご紹介します。
Sigma の財務レポート
財務レポートは、会計管理や照合のワークフローの実行に必要なデータを提供します。Sigma を使用することで、ニーズに合わせてこれらのレポートのカスタマイズバージョンを作成できます。Stripe の財務レポートを生成するためのクエリは、Sigma サイドバーのテンプレートセクションでご確認いただけます。また、財務レポート作成の基盤となる各テーブルのスキーマは、サイドバーのスキーマセクションにあります。
Sigma では、次のレポートとその連結されたバリアントを再作成できます。
レポートグループ | Sigma テンプレート名 | API レポートタイプ |
---|---|---|
Stripe 手数料レポート | サマリーレポート | stripe_ |
項目別の手数料 | stripe_ | |
残高レポート | アクティビティーによる項目別残高変更 | balance_ |
項目別入金 | payouts. | |
入金照合レポート | 項目別入金の照合 | payout_ |
項目別最終残高の照合 | ending_ |
レポートは、Stripe ダッシュボードと同じ可用性ルールに従います。入金照合レポートは、自動入金設定を有効にしたユーザーのみが利用でき、レポートの Connect バリアントは Stripe Connect のユーザーのみが利用できます。
Sigma で財務レポートを開く
Sigma で財務レポートを生成するには、Sigma ダッシュボードのテンプレートセクションに移動して、生成するレポートを検索します。テンプレートをクリックして、次に右上の実行をクリックします。
デフォルトでは、これらのレポート作成は、すべてのデータが利用可能になった最新の完了月に対して実行されます。テンプレートのコピーを作成してレポート日付間隔を編集することで、日付を変更できます。
財務レポートクエリで生成される各列の説明は、財務レポートのドキュメントに記載されています。
考慮事項
Sigma ダッシュボードから生成する財務レポートは、Stripe ダッシュボードで生成されるレポートと若干異なる場合があります。
- データの可用性: 財務レポートでは月初来を選択するか、日付選択カレンダーを表示して、直前の日付の利用可能なデータを確認できます。Sigma では、
data_
パラメーターによって、利用可能な最終日付のタイムスタンプが提供されます。load_ time - タイムゾーン: Stripe ダッシュボードの財務レポートのデフォルトではローカルタイムゾーンでレポートがフィルタリングされますが、UTC タイムゾーンを使用するように切り替えられます。Sigma では、テンプレートが UTC タイムゾーンでフィルタリングされます。
- 日付範囲: Stripe ダッシュボードの財務レポートで、日付範囲を 1 月 13 日から 1 月 14 日として指定すると、レポートは 1 月 13 日 00:00:00 から 1 月 14 日 23:59:59 まででフィルタリングされます。Sigma テンプレートで、日付範囲フィルターを 1 月 13 日から 1 月 14 日に指定すると、レポートは 1 月 13 日 00:00:00 から 1 月 13 日 23:59:59 まででフィルタリングされます。
- 通貨: Stripe ダッシュボードの財務レポートでは、データが常に単一通貨でフィルタリングされます。Sigma のレポートテンプレートのデフォルトではすべての通貨が返されます。Sigma クエリに
WHERE
句を追加すると、結果を単一通貨に限定できます。 - メタデータ: 財務レポートにはメタデータを含めることができます。Sigma テンプレートにはメタデータは含まれません。
Metadata to column
Sigma テンプレートに従って、レポートにメタデータを追加できます。
Sigma から登録解除する
現在有効な Sigma のサブスクリプションがあり、何らかの理由でそれをキャンセルする場合は、Stripe ダッシュボードの Sigma 設定ページで Cancel Stripe Sigma subscription (Stripe Sigma への登録をキャンセル) をクリックすれば登録を解除できます。サブスクリプションが終了する、請求サイクルの終わりまでは、引き続き Sigma を使用できます。