# データインポートの例 一般的なユースケースにデータインポートを利用する方法を紹介します。 ## Stripe の支払いにサービス期間を追加する この例では、お客様は Stripe を決済代行業者として使用しながら、独自の継続支払いソリューションを使用しているとします。Stripe で支払いがありますが、これらの支払いのサービス期間は別のシステムに保存されます。 2025 年 1 月 1 日に Stripe で ID `py_1234` の 120 USD の決済があり、これが 2025 年 2 月 1 日から 2026 年 1 月 31 日までの年次*サブスクリプション* (A Subscription represents the product details associated with the plan that your customer subscribes to. Allows you to charge the customer on a recurring basis)を表すとします。このデータを Stripe に追加するには、以下のフィールドを含む CSV をインポートします。 | source | transaction_id | split_transaction_id | booked_date | recognition_start_date | recognition_end_date | amount | currency | description | | ------ | -------------- | -------------------- | ----------- | ---------------------- | -------------------- | ------ | -------- | ----------- | | Stripe | py_1234 | | | 2025-02-01 | 2026-01-31 | | | | Stripe にはすでに記帳日、金額、通貨に関するデータはあるため、これらのフィールドは空白のままにしておいてかまいません。 ## 請求書のライナイテムのサービス期間を追加または上書きする この例では、お客様が [Stripe Invoicing](https://docs.stripe.com/invoicing.md) と併用して、独自の継続支払いソリューションを使用しているとします。この場合、*請求書* (Invoices are statements of amounts owed by a customer. They track the status of payments from draft through paid or otherwise finalized. Subscriptions automatically generate invoices, or you can manually create a one-off invoice)のラインアイテムのサービス期間に欠落や誤りが生じている可能性があります。 大手顧客向けに手動で請求書を作成し、2025 年 4 月 1 日にその請求書を確定したケースを想定してみましょう。この請求書の ID は`in_1234` で、物理商品や他製品のサブスクリプションなど複数の項目が含まれています。[項目別の収益認識レポート](https://docs.stripe.com/revenue-recognition/reports.md#statements)を確認すると、以下の内容が表示されます。 - レポートに記載されている 4 月の収益が想定外に増加している。サブスクリプション (`il_5678`) のラインアイテムにはサービス期間がなく、そのラインアイテムのすべての収益が 4 月分に記帳されている。 - 別のサブスクリプションの別の項目 (`il_7890`) のサービス期間が 2025 年 4 月 1 日から 2025 年 4 月 15 日までと正しくないため、収益は 4 月に認識されます。 2025 年 5 月 1 日から 2025 年 6 月 1 日までの `il_5678` の収益を認識し、2025 年 6 月 1 日から 2025 年 9 月 1 日までの `il_7890` の収益を認識します。 | source | transaction_id | split_transaction_id | booked_date | recognition_start_date | recognition_end_date | amount | currency | description | | ------ | -------------- | -------------------- | ----------- | ---------------------- | -------------------- | ------ | -------- | ----------- | | Stripe | in_1234 | il_5678 | | 2025-05-01 | 2025-06-01 | | | | | Stripe | in_1234 | il_7890 | | 2025-06-01 | 2025-09-01 | | | | Stripe にはすでに請求書の確定日からの記帳日、金額、通貨に関するデータはあるため、これらのフィールドは空白のままにしておくことができます。 ## 追加のデータを使用して Stripe の支払いを分割する この例では、お客様は Stripe を決済代行業者として使用しています。Stripe で支払いがありますが、これらの支払いはカスタムの収益認識スケジュールを設定しようとしている複数の物品とサービスを表すと想定されます。 Stripe で ID が `py_1234` の 100 USD の支払いがあり、この支払いは次のような 2 つの物品とサービスを表すとします。 - 2025 年 2 月 1 日から 2025 年 5 月 31 日までに認識される 74.99 USD のサブスクリプション。 - 出荷日である 2025 年 1 月 1 日にただちに認識される 25.01 USD の資材の出荷。 この Stripe の支払いを分割するには、次のデータを提供する必要があります。 | source | transaction_id | split_transaction_id | booked_date | recognition_start_date | recognition_end_date | amount | currency | description | | ------ | -------------- | -------------------- | ----------- | ---------------------- | -------------------- | ------ | -------- | ------------------ | | Stripe | py_1234 | subscription | | 2025-02-01 | 2025-05-31 | 74.99 | USD | 支払いのうちのサブスクリプション部分 | | Stripe | py_1234 | shipment | | 2025-01-01 | 2025-01-01 | 25.01 | USD | 支払いのうちの資材の配送料部分 | 取引の各部分に対して一意の**分割取引 ID** を指定する必要があります。これにより、Stripe は同じ ID の支払いの各部分を区別できるようになります。唯一の要件は、各**分割取引 ID** が一意であることです。 Stripe にはすでに記帳日と通貨に関するデータがあるため、これらのフィールドは空白のままにしておいてかまいません。または、正しい値を入力してください。Stripe にて、支払いの各要素の金額の合計が元の支払いの金額になることと、通貨 (指定された場合) が同じままであることをチェックします。説明はオプションです。 ## 外部取引をインポートする この例では、お客様は他の決済代行業者から Stripe に移行しようとしているか、複数の決済代行業者のソリューションを使用しているとしています。 サブスクリプションを Stripe に移行しようとしていて、そのすべてが支払い済みであるとします。これらのサブスクリプションの 1 つは、2025 年 1 月 1 日から 2025 年 12 月 31 日までの年間サブスクリプションで、2024 年 12 月 15 日に 100 USD の価格で前払いされています。このデータを収益認識のために Stripe にインポートするには、次のデータを提供できます。 | source | transaction_id | split_transaction_id | booked_date | recognition_start_date | recognition_end_date | amount | currency | description | | ------- | ---------------- | -------------------- | ----------- | ---------------------- | -------------------- | ------ | -------- | ----------- | | 以前のシステム | Transaction 1234 | | 2024-12-15 | 2025-01-01 | 2025-12-31 | 100 | USD | 年間サブスクリプション | Stripe にはこの取引に関する一切のデータがないため、**分割取引 ID** と常にオプションの**説明**以外のすべてのフィールドを提供する必要があります。また、データを最も適切に表すのであれば、**分割取引 ID** も指定できます。 通貨は Stripe の[アカウントでサポートされている通貨](https://docs.stripe.com/currencies.md)である必要があります。サポートされている通貨でなければ、その他すべてのフィールドのデータに制限は設けられません。 ## インポート済みデータを修正する データをインポートするときに間違いがあった場合は、[ダッシュボードで取引を削除](https://docs.stripe.com/revenue-recognition/data-import/manage-imported-data.md#transactions-deletion)して正しいデータを再インポートすると、エラーを修正できます。また、新しい CSV をアップロードすると、対応する**ソース**、**取引 ID**、**分割 ID**を含む行で以前にインポートしたデータが置き換えられます。 次のようなインポートがあり、収益認識の開始日と終了日を削除して、記帳日を 2026 年 3 月 1 日に変更したいとします。 | source | transaction_id | split_transaction_id | booked_date | recognition_start_date | recognition_end_date | amount | currency | description | | ------ | -------------- | -------------------- | ----------- | ---------------------- | -------------------- | ------ | -------- | ----------- | | Stripe | py_1234 | | | 2025-02-01 | 2026-01-31 | | | | 次の形式の別の CSV をインポートすると、以前の行が完全に置き換えられます。 | source | transaction_id | split_transaction_id | booked_date | recognition_start_date | recognition_end_date | amount | currency | description | | ------ | -------------- | -------------------- | ----------- | ---------------------- | -------------------- | ------ | -------- | ----------- | | Stripe | py_1234 | | 2026-03-01 | | | | | | **収益認識の開始日**と**収益認識の終了日**のフィールドが空白の場合、Stripe が既存の支払い `py_1234` の収益認識の開始日と終了日を使用していることを示します。インポートに使用された以前の誤った収益認識の開始日と終了日は使用されなくなります。 ## 収益から取引を除外する 不正確な設定が原因で誤って生成された取引や、テスト取引など、特定の取引を収益認識プロセスから除外しなければならない場合があります。 たとえば、以下の 5 つの取引を収益から除外するとします。 - in_1234: テストの請求書 - ii_1234: サブスクリプション更新から誤って生成された請求書アイテム - in_5678: il_1234 が誤って追加されたものを含む複数のラインアイテムが記載された請求書 - py_1234: 問題のある実装によって作成された独立した支払い - ch_1234: テスト用の独立した請求 これらの取引を除外するには、[除外インポートの CSV テンプレートをダウンロード](https://dashboard.stripe.com/revenue-recognition/data-import)して、次のように ID を入力します。 | transaction_id | | -------------- | | in_1234 | | ii_1234 | | il_1234 | | py_1234 | | ch_1234 | ## 仕訳項目をインポート 仕訳をインポートして、現在のデータを相殺し、レポートを調整できます。たとえば、ID が `in_1234` の請求書があり、2026-07-01 会計期間に AccountsReceivable の 0.03 USD を OtherLoss に対して貸方記入するとします。 この仕訳を相殺するには、[仕訳インポート用の CSV テンプレートをダウンロード](https://dashboard.stripe.com/revenue-recognition/data-import)し、次のように ID を入力します。 | accounting_period_date | debit_account | credit_account | settlement_amount | settlement_currency | transaction_id | debit_account_gl_name | credit_account_gl_name | debit_account_gl_code | credit_account_gl_code | presentment_amount | presentment_currency | description | | ---------------------- | ------------- | ------------------ | ----------------- | ------------------- | -------------- | --------------------- | ---------------------- | --------------------- | ---------------------- | ------------------ | -------------------- | ----------- | | 2026-07-01 | OtherLoss | AccountsReceivable | 0.03 | USD | in_1234 | | | | | | | |