Orchestration によるクロスプロセッサー再試行非公開プレビュー

決済の失敗は、ネットワークの問題、決済代行業者の停止、一時的な決済の失敗 (残高不足など) など、さまざまな理由が考えられます。これらの失敗の多くは回復可能です。Orchestration を使用すると、失敗した決済を、最初に送信した決済代行業者とは別の業者を使用して自動的に再試行することができ、より多くの収入を回復するのに役立ちます。

ダッシュボードでの決済再試行の設定

決済の再試行を設定するには:

1. Payments > Orchestration > Rules を開きます。
2. 新しいルールを作成するか、既存のルールを開きます。既存のルールに変更を加える場合は、重複 してから、重複したルールのドラフトを編集する必要があります。
3. ルールビルダーで、再試行の動作を設定する Action を追加します。
   • メイン代行業者: 最初の決済に使用する決済代行業者。
   • 再試行代行業者: 最初の試行が失敗した場合に使用する代行業者。

この設定により、失敗した支払いの再試行が可能になり、処理が成功する可能性が高まります。

代行業者間の再試行動作

メイン代行業者で決済が失敗した場合、再試行ロジックはいくつかの要因に依存します。

• 3D セキュア: 3D セキュア (3DS) 認証がメイン代行業者で最初に試行され、顧客の認証が成功しなかった場合、または認証は成功したが決済の試行が失敗した場合、Orchestration は再試行代行業者で取引を再試行しません。代わりに payment_failed webhook イベントを送信します。
• 対象外の機能: 支払いが、Stripe Connect の on_behalf_of パラメーターなど、再試行代行業者が対応していない機能を使用している場合、オーケストレーションは最初の失敗以降、その代行業者で再試行を行いません。
• ブロックされた取引: Stripe がメイン代行業者で取引がブロックされた場合 (Radar が特定した高リスクの支払いなど)、Orchestration はこれを支払いの失敗として扱い、選択した再試行代行業者で支払いを再試行します。
• Adaptive Acceptance: Adaptive Acceptance を有効にしており、Stripe をメイン代行業者としている場合、Stripe は拒否された取引に対して追加の再試行を開始してから、クロス代行業者再試行を開始する可能性があります。Stripe が代行業者の場合、Stripe は最終的に 2 つの再試行を開始する可能性があります。1 つは、クロス代行業者再試行で、もう 1 つは Adaptive Acceptance です。