住所と電話番号を収集する
1 回限りの決済フロー内で住所と電話番号を収集する方法をご紹介します。
請求先または配送先の詳細な住所を収集するには、Address Element を使用します。詳細な住所の収集は、税金の計算に使用される場合などに必要になります。Payment Element は、支払いを完了するために必要な請求先住所情報のみを収集しますが、他の請求詳細を収集するように設定することもできます。
Address Element を使用するその他の理由は次のとおりです。
Stripe は、収集した住所情報と決済手段を組み合わせて、PaymentIntent を作成します。
change イベントをリッスンすることで、住所の詳細を取得できます。顧客が Element のフィールドを更新するたびに、change
イベントがトリガーされます。
または、getValue を使用することもできます。
Payment Element を使用したシングルページの決済フローでは、PaymentIntent または SetupIntent の 確定 時に、Address Element が自動的に配送先または請求先情報を渡します。
複数ページの決済フローでは、次のステップに移動する前に、手動で PaymentIntent を更新 するか、change
イベントや getValue
メソッドで受け取った住所の詳細で Customer オブジェクトを 更新できます。
ニーズに合わせて Address Element を設定できます。
オートコンプリート
Address Element には、Google Maps API Places Library を使用する住所のオートコンプリート機能が組み込まれています。デフォルトでは、以下のいずれかの条件が満たされると、Stripe が提供する Google Maps API キーを使用したオートコンプリートが有効になります。
- Payment Element が Address Element と同じ Elements グループにマウントされた単一ページの決済フロー。
- アクティブな Link セッションで Address Element を使用する決済フロー。
その他すべてのシナリオで Address Element でオートコンプリートを有効にするには、mode
を google_
に設定した autocomplete オプションを使用します。apiKey
を、Places API の使用を許可するように設定された独自の Google Maps API キー に設定します。Google Maps API キーは、Stripe が提供する Google Maps API キーが使用できない場合にのみ使用されます。
注
CSP を導入済みで、独自の Google Maps API キーを使用してオートコンプリートを有効にする場合は、connect-src
および script-src
ディレクティブとして https://maps.
を含めます。最新の CSP 要件については、Google Maps API 公式ガイド を参照してください。
住所フォームを事前入力する
Address Element は defaultValues を受け付けます。これにより、ページの読み込み時に住所フォームに事前入力できます。すべての値が事前入力された Address Element は、以下のようになります。
その他のオプション
詳細なオプションの一覧については、Stripe.js を参照してください。
Stripe は、住所の完全性を検証して、個々の不完全な住所フィールドに「このフィールドは未入力です」などのエラーを表示するいくつかの方法を用意しています。
PaymentIntent または SetupIntent で Address Element を使用する場合は、それぞれ stripe.confirmPayment または stripe.confirmSetup を使用して Intent を完了します。検証エラーがある場合は、Address Element に表示されます。
複数ページの決済フローなど、その他のユースケースでは、getValue を使用して検証エラーをトリガーし、Address Element に表示します。
Address Element をページに追加した後、ページの他の部分のデザインに合わせて外観をカスタマイズできます。詳細については、Appearance API のページを参照してください。
