ローカリゼーション公開プレビュー
ローカリゼーションをサポートする Stripe API の翻訳方法についてご紹介します。
サポート対象の API に合わせてローカライズされたコンテンツを提供することで、ユーザーの優先言語で情報を表示できます。
- Stripe は、API グループの翻訳可能なフィールドを XLIFF 2.0 形式で提供しています。
- ターゲット言語のコンテンツをダウンロード・翻訳することができます。
- ユーザーの場所に応じて翻訳されたコンテンツがアプリケーションで提供されるようなります。
ローカライズ可能な API のシェイプ
ローカリゼーションをサポートするエンドポイントは、以下の例のように、自己翻訳された文字列を許可する新しいシェイプを API 内で公開します。
{ "localization_key": "payout_methods.bank_account.account_number", "content": "Account Number" }
このシェイプは、次の 2 つのキーで構成されます。
- localization_key: インテグレーターが各自のローカライゼーションバックエンドで使用して対応する翻訳を表示できる、言語固有のコンテンツを示します。
- content: キーに対応する翻訳済みのコピー。
サポートされている API
PayoutMethodsBankAccountSpec エンドポイントを使用すると、ユーザーの銀行口座を登録するときに形式ラベルをローカライズできるようになります。
XLIFF ファイルのダウンロード
Stripe は、翻訳可能なフィールドのリストを XLIFF 2.0 形式で提供しています。フィールドにはそれぞれ、固定 ID キー (XLIFF ファイルのユニット ID)、英語の翻訳、コンテキストの説明が含まれています。
次の例は、XLIFF ファイル内の翻訳可能なフィールドを示しています。
<unit id="payout.methods_bank.account_account.number"> <notes> <note id="n1">Form field label for bank account number.</note> </notes> <segment id="s1"> <source>Account Number</source> </segment> </unit>
次のファイルをローカリゼーションパイプラインに統合することで、翻訳者が説明で提供されるコンテキストに基づいてコンテンツを正確に翻訳できるようになります。
資金管理のローカリゼーションファイル: stripe_api_localizations-money_movement.xlf
混合言語体験 (MLX) の発生を避けるために、お客様がサービスを提供している、または提供を予定しているすべての国のファイル内のフィールドを翻訳してください。MLX とは、フィールドのサブセットがユーザーの優先言語のみでしか表示されない状態を指します。これは、お客様が特定の国のフィールドのサブセットのみを翻訳しているのに、Stripe がユーザーにすべてのフィールドの情報を提出するよう求めた場合に発生します。一部のフィールドがユーザーの優先言語で表示され、その他のフィールドがアメリカ英語 (Stripe のデフォルトの言語とロケール) で表示されると、ユーザーが混乱し、ビジネスに対する信頼を損ねる可能性があります。
ローカライズ可能な API に関する変更
Stripe は、ローカライズされた API が MLX の影響を受けないよう必要な保護を行っています。マイナーリリース中にローカライズされた API に新しいフィールドを追加する場合は、API でサポートしている現在の翻訳ファイルバージョンを再送信する必要があります。翻訳ファイルのバージョンが更新されるまで、API レスポンスで新しいフィールドは返されません。