ステーブルコインでの支払い公開プレビュー

Stripe 残高で法定通貨として売上処理されるステーブルコインの支払いを受け付けることができます。Ethereum、Solana、Polygon で USDC 決済を受け付けることができます。お客様自ら仮想通貨を保有したり、法定通貨に換算したりする必要はありません。Stripe は、取引金額の 1.5% (USD) を手数料として請求しています。

これは、Checkout、Elements と連携させるか、Payment Intents API を使用して直接実装できます。実装後、仮想通貨決済のオプションが表示され、顧客は支払いを完了するために、crypto.link.com がホストするページにリダイレクトされます。そこで、顧客はウォレットを接続し、Link を使用してアカウントを保存し再利用できます。始める前に、Pay with Crypto の仕組みを紹介するデモをご覧ください。

概要

1. アカウント登録を完了すると、決済フォームの決済手段に仮想通貨のオプションが表示されます。

2. 顧客がこのオプションをクリックすると、crypto.link.com がホストするページにリダイレクトされ、そこで次のことを行えます。

   • 支払い額を確定します。
   • 支払いに使用するウォレットを接続します。
   • 顧客のウォレットから USDC を送金する取引に署名して、支払いを確定します。

3. Stripe が支払いを確定すると、顧客には取引完了の通知が表示されます。また、他の Stripe 取引と同様に、更新後の Stripe 残高が表示されます。

機能セット

次の表で機能の概要を説明しています。

アカウント登録

ステーブルコインを受け付ける前に、以下のことを行ってください。

1. (Stripe アカウントをまだ有効化していない場合は) 有効化を行い、決済処理が承認されていることを確認してください。

2. 決済手段の設定に移動し、仮想通貨の決済手段をリクエストします。

3. 会社の情報を記入して、そのページで規約に同意します。

4. Stripe がお客様の情報を確認し、承認を行うと、ダッシュボードに仮想通貨が表示されるようになります。決済手段が保留中と表示される場合は、まだ申請内容が審査中であり、追加情報の提供を求められることがあります。

実装する前に、以下の点を考慮してください。

• 返金: 返金を行う場合は、返金フローに従ってください。仮想通貨決済の場合、返金はステーブルコインで顧客のウォレットに戻されます。

• 仮想通貨の保有: Stripe 残高の USD で取引が決済されます。

• 売上処理通貨: 現在、USD 決済のみサポートしています。

Billing

Stripe Billing を使用して、仮想通貨に対応している請求書とサブスクリプションを作成します。仮想通貨決済の請求書およびサブスクリプションは、send_invoice の回収方法のみサポートしています。

Connect のサポート

Connect プラットフォームは、すべての決済タイプで仮想通貨による決済を受け付けられますが、on_behalf_of が設定された支払いで仮想通貨を受け付けることはできません。支払いに関連付けられた連結アカウントでは、crypto_payments 機能が有効になっている必要があります。

Stripe ダッシュボードにアクセスできる連結アカウントは、他の決済手段ケイパビリティを有効にするのと同じ方法で、ダッシュボードで仮想通貨を決済手段して有効にできます。

Express アカウントや Custom アカウントなど、Stripe ダッシュボードへのフルアクセスがない連結アカウントは、まず stablecoin-payments@stripe.com に連絡して仮想通貨による決済へのアクセスをリクエストする必要があります。アクセスが有効になったら、API を使用して、またはプラットフォームのダッシュボードアカウントの詳細ページから、ユーザーの crypto_payments ケイパビリティをリクエストできます。

どの連結アカウントが仮想通貨を有効にしているかを確認するには、Account オブジェクトの capabilities ハッシュで、その crypto_payments ケイパビリティが active に設定されているかどうかを確認してください。