ステーブルコインでの支払いを受け付ける公開プレビュー
仮想通貨の決済手段を実装して、ステーブルコインを受け付けられるようにします。
ステーブルコインの支払いの受け付けは、Checkout、Elements を使用するか、Payment Intents API で直接実装できます。Connect プラットフォームを使用する場合は、Connect サポートを参照してください。
実装後、決済ページに仮想通貨で支払うオプションが表示され、顧客は支払いを完了するために crypto.link.com がホストするページにリダイレクトされます。そこで、顧客はウォレットを接続し、Link を使用してアカウントを保存し再利用できます。支払いが成功または失敗すると、すぐに通知が届きます。始める前に、デモをご覧ください。

ユーザーが仮想通貨で支払えるようにする
Payment Intents API を使用して、Pay with Crypto を直接実装します。PaymentIntent を作成する前に、決済手段の設定で仮想通貨をオンにしてください。
PaymentIntent を作成し、client secret を取得するサーバー側
PaymentIntent は、顧客から支払いを回収する意図を表すオブジェクトであり、支払いプロセスのライフサイクルを追跡します。サーバーで PaymentIntent を作成し、回収する金額とサポートされている通貨を指定します。すでに支払いインテントが実装されている場合は、payment_method_types のリストに crypto
を追加します。
curl https://api.stripe.com/v1/payment_intents \ -u
: \ -d "payment_method_types[]"=crypto \ -d amount=1099 \ -d currency=usdsk_test_BQokikJOvBiI2HlWgH4olfQ2
client secret を取得する
PaymentIntent には、client secret が含まれています。これは、支払いプロセスを安全に完了するためにクライアント側で使用されます。client secret をクライアント側に渡す際は、いくつかの方法を使用できます。
ステーブルコインの支払いページへのリダイレクト
顧客が仮想通貨を決済手段として選択したときに、Stripe.js を使用して Stripe に支払いを送信します。Stripe.js は、決済フローの構築の基盤となる JavaScript ライブラリです。以下に説明するリダイレクトのような複雑な処理を自動的に行い、他の決済手段にもシステムを拡張させることができます。Stripe.js スクリプトを決済ページに含めるには、スクリプトを HTML ファイルの <head>
に追加します。
<head> <title>Checkout</title> <script src="https://js.stripe.com/basil/stripe.js"></script> </head>
決済ページで次の JavaScript を使用して Stripe.js のインスタンスを作成します。
// Set your publishable key. Remember to change this to your live publishable key in production! // See your keys here: https://dashboard.stripe.com/apikeys const stripe = Stripe(
);'pk_test_TYooMQauvdEDq54NiTphI7jx'
PaymentIntent の client secret を使用して stripe.
を呼び出し、Pay with Crypto のリダイレクトを処理します。return_
を追加して、決済完了後に顧客をリダイレクトする場所を指定します。
const form = document.getElementById('payment-form'); form.addEventListener('submit', async function(event) { event.preventDefault(); // Set the clientSecret of the PaymentIntent const { error } = await stripe.confirmPayment({ clientSecret: clientSecret, confirmParams: { payment_method_data: { type: 'crypto', }, // Return URL where the customer should be redirected after the authorization return_url: `${window.location.href}`, }, }); if (error) { // Inform the customer that there was an error. const errorElement = document.getElementById('error-message'); errorElement.textContent = result.error.message; } });
return_
は、支払いの結果を表示する、お客様のウェブサイトのページに相当します。PaymentIntent のステータスを確認して、表示する内容を決定します。ステータス確認のために Stripe がリダイレクトする return_
には、次の URL クエリパラメーターが含まれています。また、独自のクエリパラメーターを return_
に追加することもできます。設定したパラメーターは、リダイレクトプロセス全体にわたって保持されます。
payment_ | PaymentIntent の一意の ID。 |
payment_ | PaymentIntent オブジェクトの Client Secret。 |
実装内容をテストする
Pay with Crypto の実装をテストするには、テスト API キーを使用して、リダイレクトページを表示します。リダイレクトページで支払いを認証することによって、支払い成功のケースをテストできます。PaymentIntent は requires_
から succeeded
に移行します。
サンドボックスでは、リダイレクト先の支払いページでテストネットの仮想通貨を使用して支払います。
支払いを行うテストネットワークにウォレットを設定します。たとえば、イーサリアムで USDC による支払いを行う場合は、ウォレットがイーサリアムの Sepolia テストネットワークに設定されていることを確認します。
テスト用通貨でウォレットに資金を追加する
テストネットの「フォーセット」を使用して、ウォレットに資金を追加できます。以下はその例です。