Stripe Payments および Tax Connector for Adobe Commerce
Adobe Commerce 上に構築されたストアフロントで Stripe の決済を使用できるようにします。
モジュールをインストールしてから、設定セクションで希望する決済フローとその他のオプションを設定します。
オンライン決済を受け付ける
このモジュールには、Adobe Commerce での決済を受け付けるために次の 2 つのオプションが用意されています。
- ウェブサイトに Payment Element を埋め込む (推奨)。
- Stripe がオンラインで提供する決済フォームである Stripe Checkout にリダイレクトする。
どちらのオプションもコンバージョンのために最適化されており、SAQ-A の対象であるため、PCI 準拠を簡素化できます。
Payment Element を埋め込む
Stripe Checkout にリダイレクトする
支払い方法は、支払い方法の設定から個別に有効または無効にできます。これは、Stripe Checkout と Payment Element の双方に当てはまります。支払い方法を有効にした後、また、Stripe Connector for Adobe Commerce をインストールした後に利用可能になった支払い方法を有効にする場合も、構築済みのシステムをアップグレードする必要はありません。
注
対応可能な支払い方法の一覧は、決済手段のサポートガイドをご覧ください。
コンバージョンを最適化するために、Stripe Checkout と Payment Element は、現行のセッションに対応する支払い方法を動的に表示します。顧客のデバイス、配送先の国、カートの通貨、さらにはカートの中身までが考慮されて、コンバージョンのための支払い方法が選択され、並び替えられます。ログインしている顧客には、保存された支払い方法を最初に表示し、スピーディーな決済を行えるようにします。
Model/Ui/ConfigProvider.
にある getElementOptions()
PHP メソッドをオーバーライドすることで、Payment Element のデザインをカスタマイズできます。これを行うには、afterMethod プラグインを実装します。
Stripe Radar による不正防止を有効化する
Radar は、リアルタイムの不正防止を提供します。追加の開発は不要です。不正利用対策の専門家は、Radar for Teams を追加することで、保護をカスタマイズし、より詳細なインサイトを得ることができます。
Radar が高リスクの支払いを検出すると、リスクステータスを「比較的高い」として審査対象に分類することがあります。自動的に支払いを拒否する場合は、Radar の設定でカスタムルールを作成します。手動審査に送られる注文は、Adobe Commerce で自動的に保留されます。Radar ルールで、どの注文を手動審査の対象にするかを設定できます。
Stripe Radar は貴社のサイトでの注文に関して不正利用を検出・防止できます
不正利用による注文ではないと考えられる場合は、注文ページで Unhold (保留解除) をクリックします。これにより、通常通りに注文のフルフィルメントを実行できます。
不正利用による支払いをテストするには、モジュールをテスト環境に切り替えてから、カード番号 4000 0000 0000 9235 を使用して注文を実行します。
顧客認証
購入時のコンバージョンに悪影響が及ばないようにするため、デフォルトでは、顧客の銀行が要求する場合にのみ 3D セキュア認証が表示されます。強力な顧客認証 (SCA) の規制に従い、SCA によって求められる場合は常に、3D セキュア認証フローが自動的に表示されます。
Stripe はテスト環境で 3D セキュアのテスト支払いページを提供します
3DS の設定は、Radar のルールで行うことができます。
認証フローをテストするには、モジュールをテスト環境に切り替えてから、テストカード番号のいずれかを使用して注文を実行します。
サブスクリプションで継続支払いの売上を増やす
Stripe のモジュールは、Adobe Commerce 用のサブスクリプションエンジンを提供しています。これには以下の機能が含まれます。
- カタログページ内でサブスクリプション製品の設定と顧客カスタマイズが可能。
- トライアルプラン、またはサブスクリプションの購入ごとに初期費用を回収。
- サブスクリプションの支払いが失敗した場合、Stripe Billing が顧客に通知して、新しい支払い詳細を収集。
- Stripe がカードネットワークと直接連携し、新しいカード番号や有効期限などの支払い情報を自動更新するため、解約が減少。
多言語 Web サイト用の翻訳
注意
地域または通貨を初めて設定する場合は、設定キャッシュをフラッシュしてください。
このモジュールには多言語 Adobe Commerce サイトの構成に使用できる翻訳ファイルが含まれています。
/app/code/StripeIntegration/Payments/i18n/en_US.csv
異なる言語の翻訳ファイルを作成するには、このファイルを以下にコピーします。
/app/code/StripeIntegration/Payments/i18n/languagecode_COUNTRYCODE.csv
languagecode_
は対象言語のロケールコードに置き換えてください。これは、System (システム) > Configuration (設定) > General (一般) > Locale Opetion (ロケールオプション) > Locale (ロケール) で選択した言語と同じです。
ファイルをコピーしたら、ファイルの各行の 2 つ目の文字列を 1 つ目の文字列の翻訳に置き換えることができます。翻訳に関して他に必要な操作はありません。