ネットワーク経由のアカウント登録
ビジネス情報を共有することで、すでに Stripe アカウントを所有している連結アカウントユーザーのアカウント登録を簡素化できます。
ネットワークユーザー登録を使用すると、連結アカウントの所有者は、新しいアカウントを作成する際に検証済みのアカウント情報を再利用できます。これにより、ユーザー登録時の負担を軽減し、重複した顧客確認 (KYC) が不要になります。
新しい連結アカウントを作成する際に、利用資格のあるユーザーは既存の法人を選択できます。法人は、事業形態や会社の詳細など、連結アカウントのコアとなる本人確認データを表します。
一部の共有情報は同期されたままになります。1 つのアカウントを更新すると、同じ法人を共有するすべてのアカウントに変更が自動的に反映されます。
プラットフォームの設定
ネットワークユーザー登録はデフォルトで有効になっています。プラットフォームはダッシュボードでこの機能を管理できます。
ネットワークユーザー登録の無効化は、新規アカウント作成にのみ影響します。共有情報を持つ既存のアカウントは変更されません。
連結アカウントの登録
ユーザー登録時に、Stripe は、認証されたアカウント所有者に既存の適格なアカウントがある場合に情報を再利用するオプションを提供します。所有者は、新しいアカウントと情報を共有する既存のアカウントを選択するか、最初から新しいアカウントを設定することを選択できます。
適格性
ユーザー登録時のフィールドの同期とコピーは、次の場合にサポートされます。
- 連結アカウントはアカウント v1 を使用しています。
- Stripe が要件を収集する責任を負う必要がある (アカウントの controller.requirement_collection は
stripe
) - 連結アカウントは、Stripe ホストユーザー登録またはユーザー認証組み込みユーザー登録によって認証されます。
同期されたフィールド
これらのフィールドは、同じ法人を共有するすべてのアカウントで同期されたままになります。
ユーザー登録時にコピーされたフィールド
これらのフィールドは初回ユーザー登録時にのみコピーされ、後続の更新は伝播しません。
- external_accounts
- business_profile
- settings.payments.statement_descriptor
- settings.card_payments.statement_descriptor_prefix
- settings.branding
制限事項
ネットワークユーザー登録は、次の対象ではサポートされていません。
- Accounts v2
- 未認証の組み込みユーザー登録 (disable_stripe_user_authentication が
true
の場合) - API ベースのアカウント登録