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Connect プラットフォームを管理
Connect プラットフォームの納税申告書
ホームプラットフォームおよびマーケットプレイスAccept paymentsCreate a charge

注

このページはまだ日本語ではご利用いただけません。より多くの言語で文書が閲覧できるように現在取り組んでいます。準備が整い次第、翻訳版を提供いたしますので、もう少しお待ちください。

デスティネーション支払いを作成する

プラットフォームアカウントで支払いを作成し、手数料を回収し、残りの売上を連結アカウントに即時に送金します。

連結アカウントが提供する商品またはサービスについて、顧客がプラットフォームと取引するときに「デスティネーション支払い」を作成し、連結アカウントに売上を即時に送金します。この支払いタイプの特徴は以下のとおりです。

  • プラットフォームのアカウントで支払いを作成します。
  • 売上の一部または全額を、連結アカウントに送金するかどうかを決定します。
  • Stripe の手数料、返金、チャージバックは、お客様のアカウント残高から引き落とされます。

この支払いタイプは、住宅賃貸マーケットプレイスの Airbnb や、ライドシェアアプリの Lyft などのマーケットプレイスに最適です。

特定の例外を除き、プラットフォームと連結アカウントが同じ地域にない場合は、Payment Intent で on_behalf_of パラメーターを使用して、連結アカウントを売上処理加盟店として指定する必要があります。

プライベートプレビュー

on_behalf_of パラメーターを使用せずにリージョン間のデスティネーション支払いを使用する機能は、プライベートプレビュー版でのみ以下のシナリオにご利用いただけます。

  • プラットフォームがイギリスまたは EU にあり、連結アカウントがアメリカにあります。
  • プラットフォームがアメリカにあり、連結アカウントがイギリスまたは EU にあります。

アクセスをリクエストするには、お問い合わせください。

Stripe ダッシュボードの全機能を利用できない連結アカウントの場合には、デスティネーション支払いを使用することをお勧めします。

PaymentSheet クラスを使用して、Stripe の構築済み決済 UI を Android アプリの決済フローに組み込みます。

Stripe を設定する
サーバー側
クライアント側

まず、Stripe アカウントが必要です。今すぐ登録してください。

サーバー側

この接続方法では、Stripe API と通信するエンドポイントがサーバー上に必要です。サーバーから Stripe API にアクセスするには、Stripe の公式ライブラリを使用します。

Command Line
Ruby
# Available as a gem sudo gem install stripe
Gemfile
Ruby
# If you use bundler, you can add this line to your Gemfile gem 'stripe'

クライアント側

Stripe Android SDK はオープンソースであり、詳細なドキュメントが提供されています。

SDK をインストールするには、app/build.gradle ファイルの dependencies ブロックに stripe-android を追加します。

build.gradle.kts
Kotlin
plugins { id("com.android.application") } android { ... } dependencies { // ... // Stripe Android SDK implementation("com.stripe:stripe-android:21.20.2") // Include the financial connections SDK to support US bank account as a payment method implementation("com.stripe:financial-connections:21.20.2") }

注

SDK の最新リリースおよび過去バージョンの詳細については、GitHub の Releases ページをご覧ください。新しいリリースの公開時に通知を受け取るには、リポジトリのリリースを確認してください。

Stripe の公開可能キーを使用して SDK を設定し、 Application サブクラスなどで、Stripe API へのリクエストを実行できるようにします。

Kotlin
import com.stripe.android.PaymentConfiguration class MyApp : Application() { override fun onCreate() { super.onCreate() PaymentConfiguration.init( applicationContext,
"pk_test_TYooMQauvdEDq54NiTphI7jx"
) } }

注

テストおよび開発時にはテストキーを使用し、アプリの公開時には本番環境キーを使用します。

エンドポイントを追加する
サーバー側

注

PaymentIntent の作成前に PaymentSheet を表示するには、インテントを作成する前に支払いの詳細を収集するをご覧ください。

この接続方法では、以下の 3 つの Stripe API オブジェクトを使用します。

  1. PaymentIntent (支払いインテント): Stripe はこれを使用して、顧客から支払いを回収する意図を示し、プロセス全体を通して支払いの試行と支払い状態の変化を追跡します。

  2. (オプション) Customer (顧客): 今後の支払いに備えて決済手段を設定するには、決済手段をCustomer に関連付ける必要があります。Customer オブジェクトは、顧客がビジネスでアカウントを作成するときに作成します。顧客がゲストとして支払いを行う場合は、支払いの前に Customer オブジェクトを作成し、後でこのオブジェクトを顧客のアカウントを表す内部表現に関連付けることができます。

  3. (オプション) Customer Ephemeral Key (顧客の一時キー): Customer オブジェクトの情報は機密情報であるため、アプリから直接取得することはできません。Ephemeral Key により、SDK に Customer への一時的なアクセス権が付与されます。

注

Customer にカードを保存したことがなく、リピート顧客に保存されたカードの再利用を許可しない場合は、実装で Customer オブジェクトおよび Customer Ephemeral Key オブジェクトを省略できます。

セキュリティ上の理由により、アプリでこれらのオブジェクトを作成することはできません。代わりに、サーバー側で以下を行うエンドポイントを追加します。

  1. Customer を取得するか、新規作成する。
  2. Customer の一時キーを作成する。
  3. amount、currency、customer、 を指定して PaymentIntent を作成します。オプションで、automatic_payment_methods パラメーターを含めることもできます。Stripe は、最新バージョンの API ではこの機能をデフォルトで有効にしています。
  4. PaymentIntent の client secret、一時キーの secret、顧客の id、および貴社の公開可能キーをアプリに返します。

決済プロセス中に顧客に表示される支払い方法は、PaymentIntent にも含まれています。Stripe にダッシュボードの設定から支払い方法を取得するよう指定することも、手動でリストに表示することもできます。選択したオプションにかかわらず、顧客に表示される支払い方法は、PaymentIntent で渡す通貨によって絞り込まれることにご注意ください。たとえば、PaymentIntent で eur を渡し、ダッシュボードで OXXO が有効になっている場合、OXXO は eur による決済に対応していないため、顧客に表示されません。

構築済みのシステムで、支払い方法を提供するためにコードベースのオプションが必要になる場合を除き、自動化されたオプションを使用することをお勧めします。これは、Stripe が通貨、支払い方法の制約、その他のパラメーターを評価して、対応可能な支払い方法を決定するためです。自動化されたオプションでは、購入完了率の向上につながり、使用通貨と顧客の所在地に最適な支払い方法が優先的に表示されます。

注

このエンドポイントの実行可能な実装内容を Glitch でテストします。

支払い方法はダッシュボードで管理できます。Stripe は取引額、通貨、決済フローなどの要素に基づいて、適切な支払い方法が返されるように処理します。PaymentIntent は、ダッシュボードで設定された支払い方法を使用して作成されます。ダッシュボードを使用しない場合や、支払い方法を手動で指定する場合は、payment_method_types 属性を使用して支払い方法を一覧表示することができます。

Command Line
curl
# Create a Customer (use an existing Customer ID if this is a returning customer) curl https://api.stripe.com/v1/customers \ -u
sk_test_BQokikJOvBiI2HlWgH4olfQ2
:
\ -X "POST" # Create an Ephemeral Key for the Customer curl https://api.stripe.com/v1/ephemeral_keys \ -u
sk_test_BQokikJOvBiI2HlWgH4olfQ2
:
\ -H "Stripe-Version: 2025-06-30.basil" \ -X "POST" \ -d "customer"="{{CUSTOMER_ID}}" \ # Create a PaymentIntent curl https://api.stripe.com/v1/payment_intents \ -u
sk_test_BQokikJOvBiI2HlWgH4olfQ2
:
\ -X "POST" \ -d "customer"="{{CUSTOMER_ID}}" \ -d "amount"=1099 \ -d "currency"="eur" \ # In the latest version of the API, specifying the `automatic_payment_methods` parameter # is optional because Stripe enables its functionality by default. -d "automatic_payment_methods[enabled]"=true \ -d application_fee_amount="123" \ -d "transfer_data[destination]"=
{{CONNECTED_ACCOUNT_ID}}
\

決済画面を導入する
クライアント側

決済ページでは、Mobile Payment Element を表示する前に以下を実行する必要があります。

  • 購入商品と合計金額を表示する
  • Address Element を使用して必要な配送先情報を収集する
  • Stripe の UI を表示する決済ボタンを含める

決済アクティビティーの onCreate 内で PaymentSheet インスタンスを初期化して、結果を処理するメソッドを渡します。

import androidx.compose.runtime.Composable import androidx.compose.runtime.remember import com.stripe.android.paymentsheet.PaymentSheet import com.stripe.android.paymentsheet.PaymentSheetResult @Composable fun App() { val paymentSheet = remember { PaymentSheet.Builder(::onPaymentSheetResult) }.build() } private fun onPaymentSheetResult(paymentSheetResult: PaymentSheetResult) { // implemented in the next steps }

次に、前のステップで作成したエンドポイントから、PaymentIntent の client secret、一時キーの secret、Customer ID、公開可能キーを取得します。公開可能キーは PaymentConfiguration を使用して設定し、その他は保存して、PaymentSheet を表示するときに使用します。

import androidx.compose.runtime.Composable import androidx.compose.runtime.remember import androidx.compose.runtime.LaunchedEffect import androidx.compose.runtime.getValue import androidx.compose.runtime.mutableStateOf import androidx.compose.runtime.setValue import androidx.compose.ui.platform.LocalContext import com.stripe.android.PaymentConfiguration import com.stripe.android.paymentsheet.PaymentSheet import com.stripe.android.paymentsheet.PaymentSheetResult @Composable fun App() { val paymentSheet = remember { PaymentSheet.Builder(::onPaymentSheetResult) }.build() val context = LocalContext.current var customerConfig by remember { mutableStateOf<PaymentSheet.CustomerConfiguration?>(null) } var paymentIntentClientSecret by remember { mutableStateOf<String?>(null) } LaunchedEffect(context) { // Make a request to your own server and retrieve payment configurations val networkResult = ... if (networkResult.isSuccess) { paymentIntentClientSecret = networkResult.paymentIntent customerConfig = PaymentSheet.CustomerConfiguration( id = networkResult.customer, ephemeralKeySecret = networkResult.ephemeralKey ) PaymentConfiguration.init(context, networkResult.publishableKey) } } } private fun onPaymentSheetResult(paymentSheetResult: PaymentSheetResult) { // implemented in the next steps }

顧客が決済ボタンをタップしたら、presentWithPaymentIntent を呼び出して支払い画面を表示します。顧客が決済を完了すると、画面が閉じ、PaymentSheetResult とともに PaymentSheetResultCallback が呼び出されます。

import androidx.compose.material.Button import androidx.compose.material.Text import androidx.compose.runtime.Composable import androidx.compose.runtime.LaunchedEffect import androidx.compose.runtime.getValue import androidx.compose.runtime.mutableStateOf import androidx.compose.runtime.remember import androidx.compose.runtime.setValue import androidx.compose.ui.platform.LocalContext import com.stripe.android.PaymentConfiguration import com.stripe.android.paymentsheet.PaymentSheet import com.stripe.android.paymentsheet.PaymentSheetResult @OptIn(ExperimentalCustomerSessionApi::class) @Composable fun App() { val paymentSheet = remember { PaymentSheet.Builder(::onPaymentSheetResult) }.build() val context = LocalContext.current var customerConfig by remember { mutableStateOf<PaymentSheet.CustomerConfiguration?>(null) } var paymentIntentClientSecret by remember { mutableStateOf<String?>(null) } LaunchedEffect(context) { // Make a request to your own server and retrieve payment configurations val networkResult = ... if (networkResult.isSuccess) { paymentIntentClientSecret = networkResult.paymentIntent customerConfig = PaymentSheet.CustomerConfiguration( id = networkResult.customer, ephemeralKeySecret = networkResult.ephemeralKey ) PaymentConfiguration.init(context, networkResult.publishableKey) } } Button( onClick = { val currentConfig = customerConfig val currentClientSecret = paymentIntentClientSecret if (currentConfig != null && currentClientSecret != null) { presentPaymentSheet(paymentSheet, currentConfig, currentClientSecret) } } ) { Text("Checkout") } } private fun presentPaymentSheet( paymentSheet: PaymentSheet, customerConfig: PaymentSheet.CustomerConfiguration, paymentIntentClientSecret: String ) { paymentSheet.presentWithPaymentIntent( paymentIntentClientSecret, PaymentSheet.Configuration.Builder(merchantDisplayName = "My merchant name") .customer(customerConfig) // Set `allowsDelayedPaymentMethods` to true if your business handles // delayed notification payment methods like US bank accounts. .allowsDelayedPaymentMethods(true) .build() ) } private fun onPaymentSheetResult(paymentSheetResult: PaymentSheetResult) { when(paymentSheetResult) { is PaymentSheetResult.Canceled -> { print("Canceled") } is PaymentSheetResult.Failed -> { print("Error: ${paymentSheetResult.error}") } is PaymentSheetResult.Completed -> { // Display for example, an order confirmation screen print("Completed") } } }

allowsDelayedPaymentMethods を true に設定すると、アメリカの銀行口座などの 遅延通知型の支払い方法を使用できます。これらの支払い方法では、PaymentSheet が完了した時点では最終的な支払いステータスが判明せず、後になって成功または失敗が確定します。このようなタイプの支払い方法に対応する場合は、注文が確定済みであることを顧客に通知し、支払いが成功した場合にのみ注文のフルフィルメント (商品の発送など) を実行するようにします。

支払い後のイベントを処理する
サーバー側

支払いが完了すると、Stripe は payment_intent.succeeded イベントを送信します。ダッシュボードの Webhook ツールを使用するか Webhook のガイドに従ってこれらのイベントを受信し、顧客への注文確認メールの送信、データベースでの売上の記録、配送ワークフローの開始などのアクションを実行します。

クライアントからのコールバックを待つのではなく、これらのイベントをリッスンします。クライアントでは、コールバックが実行される前に顧客がブラウザーのウィンドウを閉じたり、アプリを終了する場合、また悪意を持つクライアントがレスポンスを不正操作する場合もあります。非同期型のイベントをリッスンするよう組み込みを設定すると、単一の組み込みで複数の異なるタイプの支払い方法を受け付けることができます。

Payment Element を使用して支払いを回収する場合は、payment_intent.succeeded イベントのほかにこれらのイベントを処理することをお勧めします。

イベント説明アクション
payment_intent.succeeded顧客が正常に支払いを完了したときに送信されます。顧客に注文の確定を送信し、顧客の注文のフルフィルメントを実行します。
payment_intent.processing顧客が正常に支払いを開始したが、支払いがまだ完了していない場合に送信されます。このイベントは、多くの場合、顧客が口座引き落としを開始するときに送信されます。その後、payment_intent.succeeded イベント、また、失敗の場合は payment_intent.payment_failed イベントが送信されます。顧客に注文確認メールを送信し、支払いが保留中であることを示します。デジタル商品では、支払いの完了を待たずに注文のフルフィルメントを行うことが必要になる場合があります。
payment_intent.payment_failed顧客が支払いを試みたが、支払いに失敗する場合に送信されます。支払いが processing から payment_failed に変わった場合は、顧客に再度支払いを試すように促します。

実装内容をテストする

カード番号シナリオテスト方法
カード支払いは成功し、認証は必要とされません。クレジットカード番号と、任意の有効期限、セキュリティコード、郵便番号を使用してクレジットカードフォームに入力します。
カード支払いには認証が必要です。クレジットカード番号と、任意の有効期限、セキュリティコード、郵便番号を使用してクレジットカードフォームに入力します。
カードは、insufficient_funds などの拒否コードで拒否されます。クレジットカード番号と、任意の有効期限、セキュリティコード、郵便番号を使用してクレジットカードフォームに入力します。
UnionPay カードは、13 ~ 19 桁の可変長です。クレジットカード番号と、任意の有効期限、セキュリティコード、郵便番号を使用してクレジットカードフォームに入力します。

実装内容をテストするためのその他の情報については、テストをご覧ください。

オプションGoogle Pay を有効にする

オプション画面をカスタマイズする

オプションUI で支払いを完了する

オプションその他の支払い方法を有効にする

手数料を回収する

支払いが処理される際に、取引の全額を連結アカウントに送金するのではなく、プラットフォームが取引金額の一部を手数料という形で受け取ることを決定できます。手数料の料金体系は、次の 2 つの方法で設定できます。

  • プラットフォームの料金設定ツールを使用して、プラットフォーム手数料の料金体系ルールを設定してテストします。この Stripe ダッシュボードのノーコード機能は、現時点では Stripe 手数料の支払い責任を負うプラットフォームでのみ利用できます。

  • 社内で料金体系ルールを設定し、application_fee_amount または transfer_data[amount] パラメーターを使用して、PaymentIntent で直接手数料を指定します。この方法で設定された手数料は、プラットフォーム料金設定ツールで指定された料金体系ロジックを上書きします。

application_fee_amount を指定して支払いを作成すると、支払いのキャプチャー後に、支払いの総額が即座にプラットフォームから transfer_data[destination] アカウントに送金されます。その後、application_fee_amount (上限は支払い総額) がプラットフォームに送金されます。

Command Line
cURL
curl https://api.stripe.com/v1/payment_intents \ -u "
sk_test_BQokikJOvBiI2HlWgH4olfQ2
:"
\ -d amount=1000 \ -d currency=usd \ -d "automatic_payment_methods[enabled]"=true \ -d application_fee_amount=123 \ -d "transfer_data[destination]"=
{{CONNECTED_ACCOUNT_ID}}

プラットフォーム手数料が回収されると、Application Fee (プラットフォーム手数料) オブジェクトが作成されます。プラットフォーム手数料のリストは、ダッシュボード、プラットフォーム手数料、または Sigma で確認できます。プラットフォーム手数料オブジェクトの amount プロパティを使用して、項目別の手数料レポートを作成することもできます。

application_fee_amount を使用する際には、以下の点に留意します。

  • application_fee_amount は合計取引額が上限です。
  • application_fee_amount は常に取引と同じ通貨で計算されます。
  • プラットフォーム手数料は、連結アカウントの売上処理通貨と同じ通貨で 売上として処理されます。越境デスティネーション支払いの場合は、プラットフォームの売上処理通貨と異なる通貨になる場合があります。
  • application_fee_amount がお客様のアカウントに送金された後に、お客様のプラットフォームが Stripe 手数料を支払います。
  • 金額には追加の Stripe 手数料は適用されません。
  • プラットフォームは埋め込みのプラットフォーム手数料レポートを使用して、回収した手数料を照合できます。
  • Stripe がオンラインで提供するダッシュボードや、支払い詳細コンポーネント などのコンポーネントでは、連結アカウントは合計金額とプラットフォーム手数料のどちらの金額も表示できます。

売上のフロー

上記のコードでは、支払いの全額 (10.00 USD) が連結アカウントの保留残高に追加されます。application_fee_amount (1.23 USD) はその支払い金額から差し引かれ、お客様のプラットフォームに送金されます。 次に Stripe 手数料 (0.59 USD) がプラットフォームアカウントの残高から差し引かれます。プラットフォーム手数料から Stripe 手数料を差し引いた金額 (1.23 USD - 0.59 USD = 0.64 USD) は、プラットフォームアカウントの残高に残ります。

デスティネーション支払いの売上のフロー

通常の Stripe 支払いからの売上と同様に、プラットフォームアカウントの通常の送金スケジュールで application_fee_amount が利用可能になります。

売上処理加盟店を指定する

売上処理加盟店は、アカウントに設定されたケイパビリティと支払いの作成方法によって決まります。売上処理加盟店は、支払いの作成に誰の情報を使用するかを決定します。これには、その支払いに使用される顧客のクレジットカードまたは銀行口座の明細に表示される明細書表記 (プラットフォームまたは連結アカウントのもの) が含まれます。

売上処理加盟店を指定することにより、誰に対して支払いを作成するかをより明確にすることができます。たとえば、一部のプラットフォームは最終顧客がプラットフォーム (オンデマンドプラットフォームなど) と直接やり取りすることを理由として、売上処理加盟店となることを希望します。ただし、これと異なり最終顧客と直接やり取りする連結アカウントが存在するプラットフォームもあります (E コマースプラットフォーム上のストアなど)。こうしたシナリオでは、連結アカウントを売上処理加盟店にするのが合理的です。

連結アカウントの ID に on_behalf_of パラメーターを設定して、そのアカウントを支払いの売上処理加盟店にすることができます。on_behalf_of を使用すると、以下のようになります。

  • 連結アカウントの国と売上処理通貨を使用して、支払いが売上として処理されます。
  • 連結アカウントの国の手数料体系が使用されます。
  • 連結アカウントの明細書表記が顧客のクレジットカード明細書に表示されます。
  • 連結アカウントがプラットフォームと異なる国に所在する場合、連結アカウントの住所と電話番号が顧客のクレジットカード明細書に表示されます。
  • 入金前の保留中の残高が保持される日数は、連結アカウントの delay_days 設定によって異なります。

on_behalf_of が省略された場合、プラットフォームが取引に関する金銭的責任を負います。

注意

on_behalf_of パラメーターは、card_payments などの支払いケイパビリティを持つ連結アカウントのみで利用できます。受取人利用規約 が適用されているアカウントは、card_payments やその他の支払いケイパビリティをリクエストできません。

返金する

Payment Intents API を使用している場合、返金は最も最近に作成された支払いに対して発行する必要があります。

プラットフォームアカウントで作成された支払いは、プラットフォームアカウントのシークレットキーを使用して返金できます。transfer_data[destination] が設定された支払いを返金する場合、デフォルトではデスティネーションアカウントがそこに送金された売上を保持し、プラットフォームアカウントがその返金からマイナスの残高をカバーします。その返金をカバーするために連結アカウントから売上を取り戻すには、返金を作成する際に reverse_transfer パラメータを true に設定します。

Command Line
curl
curl https://api.stripe.com/v1/refunds \ -u
sk_test_BQokikJOvBiI2HlWgH4olfQ2
:
\ -d charge="{CHARGE_ID}" \ -d reverse_transfer=true \

デフォルトでは支払い額すべてが返金されますが、amount 値を正の整数に設定することで、一部返金を作成することができます。

その払い戻しによって支払い額全額が返金される場合、送金額全額が差し戻しされます。それ以外の場合には、送金額の比例配分された部分が差し戻しされます。

プラットフォーム手数料を返金する

プラットフォーム手数料が含まれる支払いを返金すると、デフォルトではプラットフォームアカウントがプラットフォーム手数料の売上を確保します。プラットフォーム手数料の売上を連結アカウントに戻すには、返金を作成する際に refund_application_fee パラメーターに true を設定します。

Command Line
curl
curl https://api.stripe.com/v1/refunds \ -u
sk_test_BQokikJOvBiI2HlWgH4olfQ2
:
\ -d charge="{CHARGE_ID}" \ -d reverse_transfer=true \ -d refund_application_fee=true \

デスティネーション支払いのプラットフォーム手数料を返金する場合には、送金も差し戻す必要があることに注意します。その返金によって支払い額全額が返金される場合、プラットフォーム手数料の全額も払い戻されます。それ以外の場合には、プラットフォーム手数料の比例配分された部分が返金されます。

別の方法として、false 値の refund_application_fee を指定し、API を通じてプラットフォーム手数料を別途返金することもできます。

失敗した返金

返金が失敗した場合、またはキャンセルした場合、失敗した返金額はプラットフォームアカウントの Stripe 残高に戻されます。必要に応じて、送金を作成して、資金を連結アカウントに移動します。

不審請求の申請を処理する

デスティネーション支払いでは、on_behalf_of の有無にかかわらず、プラットフォームアカウントから不審請求の申請に係る金額と手数料が引き落とされます。

不審請求の申し立て作成イベントをリッスンするために、Webhook を設定することをお勧めします。このような状況が発生した場合は、ダッシュボードから送金を差戻すか、送金の差戻しを作成して、連結アカウントから売上の回収を試みることができます。

連結アカウントの残高がマイナスの場合、debit_negative_balances が true に設定されていれば、Stripe はその外部口座からの引き落としを試みます。

不審請求の申し立てに反論して主張が認められた場合は、以前に差戻した売上を連結アカウントに送金できます。プラットフォームの残高が不足している場合、送金は失敗します。Stripe 残高に資金を追加して、残高不足によるエラーを防止してください。

よくある間違い

以前差戻した売上を再送金する場合、海外送金に関する制限の対象となるため、連結アカウントに返済する方法がなくなる可能性があります。その場合は代わりに、不審請求の申し立てがなくなるまで、on_behalf_of を指定したデスティネーション支払いで、不審請求の申し立てが行われた海外への支払い送金が回復されるのを待ちます。

参照情報

  • 複数通貨を処理する
  • Connect での明細書表記
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