連結アカウントの引き落とし
以下の理由により、プラットフォームでは連結アカウントからの売上回収が必要になる場合があります。
- 連結アカウントに製品またはサービスを直接請求するため
- 以前返金した資金を回収するため
- 連結アカウントの残高にその他の調整を行うため (エラーを修正するなど)
Express アカウントや Custom アカウントなど、プラットフォームがマイナス残高の責任を負う連結アカウントを作成・管理する場合は、連結アカウントの Stripe 残高から引き落として、プラットフォームの残高に資金を送金できます。
注
Stripe がマイナス残高の責任を負う場合に連結アカウントに請求するには、連結アカウントごとに対応する顧客を作成して、Stripe Billing サブスクリプションを使用して請求します。
Stripe は、その実行に使用できる 2 つのアプローチをサポートしています。
- プラットフォームの製品またはサービスの対価を連結アカウントに請求する
- 資金の回収や他の調整のために連結アカウントから送金する
いずれのアプローチも同じ資金フローが作成されます。連結アカウントで Transfer
が作成され、プラットフォームアカウントで Payment
が作成されます。
注意
要件
この機能は、Express アカウントや Custom アカウントなど、プラットフォームがマイナス残高に対する責任を負う連結アカウントの場合にのみサポートされます。さらに、以下も適用されます。
- 連結アカウントとプラットフォームは同じ地域に所在する必要があります (言い換えると、両者がともにヨーロッパに所在するか、アメリカに所在する必要があります)。
currency
の値は、連結アカウントのデフォルト通貨と一致している必要があります。- 予備金の留保が有効 (2017 年 1 月 31 日以降に作成されたすべての新規プラットフォームではデフォルトで有効) で、引き落としと同じ通貨の銀行口座を保有している場合を除き、連結アカウントの残高がマイナスになる引き落としは実行できません。
- 連結アカウントの残高がマイナスになる場合、連結アカウントが所在する国によっては、登録されている外部アカウントから Stripe が自動的に引き落としを行う場合があります。
問題が起こらないようにするため、アカウント引き落としを使用する前に、連結アカウントの銀行を確認してください。
連結アカウントに請求する
Create a charge (支払い作成) の API コールでは、連結アカウント ID を source
値として指定できます。
API コールは、プラットフォームアカウントで作成された Payment
を返します (メモ : Charge
は返しません)。
このアプローチは、商品やサービス (プラットフォームの使用など) を連結アカウントに請求するプラットフォームに適しています。たとえば、プラットフォームは連結アカウントに対して、Stripe 残高を通じて追加の手数料またはサービスを請求して、追加の支払い方法での回収の必要性を最小限に抑え、資金をすぐに利用可能にできます。
連結アカウントから送金する
連結アカウントから引き落とす 2 つ目の方法は、連結アカウントからプラットフォームアカウントへの送金です。Stripe-Account
ヘッダを使用して連結アカウントとして認証し、プラットフォームの Stripe アカウント ID を destination
として指定します。
この API コールは、連結アカウントで作成された Transfer
を返します。
このアプローチは、プラットフォーム内で調整を行う場合に最適です (支払いミスの修正、Stripe に支払った手数料の回収など)。
このリクエストを実行するには、「プラットフォームの」 Stripe アカウント ID が必要です。その値が不明の場合は、「プラットフォームの」 API キーを使用して アカウント取得 API コールを実行します。
この API コールは、プラットフォームアカウントを表す Account
オブジェクトを返します。