CreditReversals オブジェクトを使用して Treasury で送金
受領したクレジットから返金して Treasury の金融口座に資金を追加する方法とそのシナリオをご紹介します。
ReceivedCredit を差戻すと、CreditReversal が作成されます。ReceivedCredits
は、一部のケース (以下の表で説明) でのみ差戻しできます。ReceivedCredit
を差戻しできるかどうかは、ネットワークとソースフローによって決まります。
ReceivedCredit
オブジェクトの reversal_
サブハッシュには以下の値の組み合わせを使用できます。これによって、ReceivedCredit
を差戻せるかどうかが決まります。
制限理由 | 期限 (Epoch タイムスタンプ) | シナリオ例 |
---|---|---|
source_ | null | OutboundPayment 以外のフローから発生した Stripe ネットワークの ReceivedCredit 。Stripe ではユーザーによるこのような ReceivedCredits の差戻しを制限しています。 |
network_ | null | ネットワークの制約により、Stripe は電信送金からの ReceivedCredit など、一部の ReceivedCredits を差戻すことができません。 |
null | {{TIMESTAMP}} | deadline のタイムスタンプまでであれば差戻すことができる ReceivedCredit 。ACH ReceivedCredits には、差戻し可能な期間を決定する期限が設定されています。 |
deadline_ | {{TIMESTAMP}} | deadline のタイムスタンプ以前であれば差戻し可能であったが、deadline を過ぎたために差戻しできなくなった ReceivedCredit 。ACH ReceivedCredits は、作成後に差戻し可能な時間が制限されています。 |
already_ | null | すでに差戻しされている ReceivedCredit には、この restricted_ が設定されます。null 以外の deadline 値があることがあります。 |
null | null | restricted_ と deadline の両方に null が設定されている場合は、いつでも ReceivedCredits を差戻すことができます。 |
CreditReversal を作成する
POST /v1/treasury/credit_
を使用して CreditReversal
を作成します。リクエストの本文で、received_
パラメーターを差戻し対象の ReceivedCredit
の ID に設定します。
注
CreditReversals
を更新できないため、作成時にオプションのメタデータを設定する必要があります。
以下のリクエストは、必須の received_
パラメーターの ReceivedCredit
ID 値に基づいて CreditReversal
を作成します。このリクエストは、オプションのメタデータ値も設定します。
成功するとレスポンスで、新しい CreditReversal
オブジェクトが返されます。
{ "id": "{{CREDIT_REVERSAL_ID}}", "object": "credit_reversal", "amount": 1000, "currency": "usd", "financial_account": "{{FINANCIAL_ACCOUNT_ID}}", "hosted_regulatory_receipt_url": "https://payments.stripe.com/regulatory-receipt/{{URL_ID}}", "livemode": false, "metadata": { "csr_id": "CSR-12"
CreditReversal を取得する
GET /v1/treasury/credit_
を使用して、関連付けられた ID の CreditReversal
を取得します。
レスポンスで、特定の CreditReversal
オブジェクトが返されます。
CreditReversal をリストする
GET /v1/treasury/credit_
を使用して、必須の financial_
パラメーターで指定された ID の金融口座について、CreditReversals
のリストを取得します。標準のリストパラメーター、status
、または received_
パラメーターを使用する ReceivedCredit
ID でリストをフィルタリングできます。
{ // Standard list parameters "limit", "starting_after", "ending_before", // Filter by status "status": "processing" | "posted", // Filter by FinancialAccount (Required) "financial_account": "{{FINANCIAL_ACCOUNT_ID}}", // Filter by ReceivedCredit "received_credit": "{{RECEIVED_CREDIT_ID}}" }
以下のリクエストは、指定された金融口座についてステータスが posted
の、最新の 3 件のクレジット差戻しを返します。
成功すると、該当する CreditReversal オブジェクトのリストがレスポンスで返されます。
CreditReversal をテストする
CreditReversal をテストするには、まずテスト環境用の ReceivedCredit を作成する必要があります。その後、POST /v1/treasury/credit_
を使用して received_
パラメーターでテスト環境用の ReceivedCredit
ID を指定し、テスト環境用の CreditReversal
を作成します。
CreditReversal の Webhook
Stripe は、Webhook エンドポイントに以下の CreditReversal
イベントを送信します。
CreditReversal
作成時のtreasury.
。credit_ reversal. created CreditReversal
転記時のtreasury.
。credit_ reversal. posted