タッチ決済

サポートされている iPhone または Android デバイスでタッチ決済を受け付ける方法について説明します。

ノーコードソリューションをお探しの場合は、Stripe ダッシュボードモバイルアプリから決済を導入してください。

iPhone のタッチ決済を使用すると、対応している iPhoneで対面での非接触型決済を受け付けることができます。

iPhone のタッチ決済には、Visa、Mastercard、American Express の非接触型カードと NFC ベースのモバイルウォレット (Apple Pay、Google Pay、Samsung Pay) のサポートが含まれています。PIN 入力がサポートされています。さらに、Discover はアメリカでサポートされ、Interac はカナダでサポートされ、eftpos はオーストラリアでサポートされています。Stripe には、Terminal iOS SDK と Terminal React Native SDK に iPhone のタッチ決済が含まれており、iOS モバイルアプリで直接支払いが可能です。

メモ

プラットフォームの場合、iPhone のタッチ決済の使用には、Apple Acceptance Platform User Terms and Conditions (Apple 製品を受け付けるプラットフォームのユーザー向け利用規約) が適用されます。

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メモ

iPhone のタッチ決済はプエルトリコではご利用いただけません。

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iPhone のタッチ決済には、SCPDiscoveryMethodTapToPay 検出オプションと [connectReader](https://stripe.dev/stripe-terminal-ios/docs/Classes/SCPTerminal.html#/c:objc(cs) SCPTerminal(im)connectReader:delegate:connectionConfig:completion:) メソッドが導入されています。最新バージョンの Terminal iOS SDK を導入して、最新のバグ修正と機能を含めます。バージョン固有の更新とバグ修正は、SDK 変更ログで確認できます。

デバイスおよび最小 SDK バージョンの要件は、コンプライアンス要件の更新やセキュリティの脆弱性を理由に変更される可能性があります。最新のタッチ決済要件に対応したソリューションを維持するには、terminal-announce@lists.stripe.com に登録してください。

iOS アプリケーションで Tap to Pay を有効にするには、以下の手順に従います。

エンタイトルメントをリクエスト。
Terminal iOS SDK を設定します。
Tap to Pay リーダーに連結します。
Tap to Pay リーダーで支払いを回収します。

エンタイトルメントとビルドファイル

iPhone のタッチ決済を使用してアプリケーションで支払いを受け付けるには、まず、Apple Developer アカウントから Tap to Pay on iPhone の開発エンタイトルメントをリクエストし、設定する必要があります。内部テストが完了したら、配布エンタイトルメントをリクエストする必要があります。

アプリのビルド・ターゲットに開発者エンタイトルメント・ファイルを追加したら、以下を追加します：

キー	`com.apple.developer.proximity-reader.payment.acceptance`
値のタイプ	`boolean`
値	`true` または `1`

iPhone のタッチ決済の実装は複雑なプロセスで、アプリを Apple に提出して承認を得る必要があります。詳細な手順については、ガイドをダウンロードしてください: {% button href=“https://docs.stripecdn.com/fd6123a72c0ea6d22019c125f9a35d855fe859b4e327faeb89a2934091830744.pdf”" %}Tap to Pay ガイド (PDF)

対応デバイス

タッチ決済には、1 年以内の iOS バージョンを実行する iPhone XS 以降が必要です。Apple の Business Register のドキュメントには、サポートされている iOS バージョンが一覧表示されています。最適なパフォーマンスを得るため、最新バージョンの iOS に更新するようにしてください。

メモ

Tap to Pay は、iOS のベータリリースではご利用になれません。

カード保有者の本人確認の制限とフォールバック

一定額を超える一部の非接触型カード取引では、PIN 入力などの追加のカード所有者確認方法 (CVM) が必要になる場合があります。iPhone のタッチ決済は、iOS 16.4 以降を実行しているデバイスの PIN 入力をサポートしています。

NFC ウォレットの支払い (Apple Pay、Google Pay、Samsung Pay) は通常、PIN を必要としません。ただし、イギリス、カナダ、フィンランドでは、地域の要件とカード発行会社のポリシーが非接触型決済に影響を与える可能性があります。

イギリスでは、カード発行会社によっては、強力な顧客認証 (SCA) でデバイスへのカードの挿入が必要になる場合があります。この場合は、カードが挿入されていないと、PIN 画面が表示される前に支払いが拒否され、その理由は offline_pin_required になります。

カナダとフィンランドでは、発行されるカードの多くがオフライン PIN のみであるため、PIN を入力するには、デバイスへの挿入などの物理的な接触が必要ですが、これはタッチ決済ではサポートされていません。

このようなシナリオでは、顧客に別のカードを試すようにお願いするか、別の方法で支払いを回収することをお勧めします。たとえば、Terminal カードリーダーを使用したり、決済用リンクを送信したりします。

モバイルデバイスで支払いを回収するときは、チップ情報が読み取られるまでカードをリーダーにかざしてください。カードが接触したときに、最初の振動から数秒待つ必要がある場合があります。支払いが拒否された場合は、Terminal カードリーダーなど、別の方法で支払いを回収します。リーダーへのアクティブな接続は、一度に 1 つだけです。

PIN を受け付けられる市場で PIN エントリーをテストするには、末尾が .03 の物理テストカードを使用します。PIN を受け付けられない市場では、カードがタッチされた後、0.03 で終わる取引は PIN の入力をユーザーに許可する代わりに、online_or_offline_pin_required エラーコードを返します。

ベストプラクティスとプロモーションのガイドライン

iPhone のタッチ決済でユーザー体験を最適化して、Apple の審査プロセスに合格するようにするには、Human Interface Guidelines (ヒューマンインターフェイスガイドライン) (英語) に従います。

以下の点をご検討ください。

アプリの起動時にバックグラウンドでリーダーを接続して、支払い回収時の待機時間を短縮します。
自動再接続を使用すると、アプリがフォアグラウンドになったときにリーダーに再接続されるようになり、待ち時間を短縮できます。
製品内プロモーションやテキストまたはメールによるアラートなど、互換性のある iPhone で非接触型決済を受け付ける方法について、ユーザーをガイドするための教育を加盟店に提供します。Apple の開発者向けマーケティングガイダンスをご覧ください。iOS 18 では、Apple の ProximityReaderDiscovery API を使用して、数行のコードで iPhone のタッチ決済についての教育を加盟店に提供できます。Apple は、コンテンツが最新であること、および加盟店の地域に合わせてローカライズされていることを保証します。
Apple のブランドガイドラインに従った Stripe のメッセージテンプレートとデザイン資産を使用して、iPhone のタッチ決済キャンペーンを始動し、プロモーションを行います。パートナーポータルでこれらの資産にアクセスするには、こちらから Stripe パートナーにご登録ください。

次のステップ

実装方法を設定する