請求処理でのアカウントおよび顧客の納税者番号

Stripe では、お客様自身と顧客の双方の納税者番号を管理できます。アカウントと顧客の納税者番号はいずれも、請求書とクレジットノートの PDF のヘッダーに表示されます。

アカウントの納税者番号

請求書ドキュメントに納税者番号を表示することは、一般的な規制要件です。

Stripe では、アカウントに最大 100 件の納税者番号を追加できます。納税者番号は、請求書とクレジットノート (PDF) のヘッダーに表示されます。以下の操作が可能です。

• デフォルトの納税者番号を選択し、すべての請求書とクレジットノートの PDF に表示する。
• 納税者番号のリストを定義し、特定の請求書に表示する。

アカウントの納税者番号を管理する

ダッシュボードの請求書設定ページを使用して、納税者番号を追加および削除できます。ダッシュボードで納税者番号を追加したら、それをすべての請求書とクレジットノートの PDF に対するデフォルトの納税者番号として設定できます。納税者番号は、変更不可能です。アカウントに納税者番号を保存した後は、国や ID を変更することはできません。

さらに、作成エンドポイントを使用して納税者番号を追加したり、削除エンドポイントを使用して削除したりできます。

納税者番号を追加および削除する

ダッシュボード

API

請求書設定ページに移動します。税金タブをクリックし、新しい納税者番号の追加や、既存の納税者番号の削除を行います。

ダッシュボードでアカウントの納税者番号を管理する

デフォルトの納税者番号を設定する

請求書設定ページで、税金タブをクリックし、デフォルトとして設定する納税者番号を探します。オーバーフローメニュー () をクリックし、デフォルトとして設定を選択して保存をクリックします。

ダッシュボードでデフォルトのアカウントの納税者番号を設定する

納税者番号をデフォルトとして設定すると、税金情報ボックスでラベルを確認できます。

ダッシュボードのデフォルトのアカウント納税者番号

請求書に納税者番号を表示する

Stripe は請求書の確定時にデフォルトの納税者番号を自動的に取得します。

デフォルトを上書きしてインボイスに複数の納税者番号を表示するには、納税者番号をダッシュボードまたは API を使用して設定できます。税金とインボイスについての詳細は、税金を参照してください。

ダッシュボード

Customer v1

Accounts v2

請求書エディターを使用し、ダッシュボードで納税者番号のリストを設定できます。請求書の確定後に、アカウントの納税者番号を変更することはできません。

請求書エディターで詳細設定セクションまで下にスクロールします。チェックボックスをクリックして、請求書に表示する納税者番号を切り替えます。請求書から納税者番号を削除するには、ボックスのチェックマークを外します。

請求書エディターの詳細設定セクション

顧客の納税者番号

顧客の納税者番号を収集して請求書に表示することは、B2B 販売の一般的な要件です。Stripe では、顧客に最大 5 つの納税者番号を追加できます。顧客の納税者番号は、請求書とクレジットノートの PDF のヘッダーに表示されます。

Stripe では、複数の方法で納税者番号を収集できます。

• Stripe Checkout: 顧客の決済フローの一環として納税者番号を収集します。Stripe Checkout で収集される納税者番号の詳細についてご確認ください。
• API: API を使用して納税者番号情報を Stripe に直接渡します。
• ダッシュボード: Stripe ダッシュボードの顧客ページで、顧客の納税者番号を手動で追加します。

サポートされる納税者番号の種類

Stripe では、以下の納税者番号タイプを請求書に表示できます。Stripe Checkout を使用して、これらの納税者番号をすべて収集することはできません。Checkout で収集できる納税者番号をご確認ください。

検証

お客様は、納税者番号をはじめとする顧客情報が正確であることを確認する責任があります。納税者番号が有効であるかどうかにかかわらず、Stripe は顧客の納税者番号を請求書に表示します。

Stripe は納税者番号の形式を想定される形式と照合し、以下の種類の納税者番号については、外部税務機関のシステムと照合して納税者番号の非同期の検証を行います。

納税者番号が有効または無効であることが確認された後に、自動的に再検証されることはありません。

欧州付加価値税 (EU VAT) 番号

Stripe は、欧州委員会の VAT 情報交換システム (VIES) を使用して、すべての EU VAT 番号を自動的に検証します。このプロセスでは納税者番号の有効性のみが検証され、顧客の名前と住所がダッシュボードの顧客ページの内容と一致するかどうかは検証されません。

VIES の検証には通常数秒しかかかりませんが、可用性によってはそれ以上かかる場合があります。Stripe は VIES のダウンタイムを自動的に処理し、再試行します。

イギリスの付加価値税 (GB VAT) 番号

Stripe は イギリス歳入関税庁 (HMRC) ですべての GB VAT 番号を自動的に検証します。このプロセスでは納税者番号の有効性のみが検証され、顧客の名前と住所がダッシュボードの顧客ページの内容と一致するかどうかは検証されません。

HMRC の検証には通常数秒しかかかりませんが、可用性によってはそれ以上かかる場合があります。Stripe は HMRC のダウンタイムを自動的に処理し、再試行します。

検証 Webhook とダッシュボードの表示

検証プロセスは非同期で行われるため、customer.tax_id.updated Webhook で検証の更新が通知されます。

ダッシュボードには、顧客の名前や住所など、政府のデータベースからの検証結果が表示されます。ただし、これらの検証結果がダッシュボードの顧客ページの住所と名前と一致するかどうかを確認するのは、お客様の責任です。

検証と税額計算

お客様が Stripe Tax を使用していて、顧客が納税者番号を入力した場合、納税者番号が有効なかどうかにかかわらず、納税者番号が必要な数値形式に準拠している限り、Stripe Tax は適用法に従ってリバースチャージまたはゼロレートを適用します。

顧客の納税者番号を管理する

納税者番号は、ダッシュボードの顧客ページ、カスタマーポータル、または API を使用して管理できます。

ダッシュボード

Customer v1

Accounts v2

ダッシュボードで顧客の納税者番号を追加するには、顧客ページに移動し、詳細パネルの上部にある詳細情報の更新をクリックします。納税者番号セクションが表示された、Update customer invoice details (顧客請求書の詳細の更新) モーダルが開きます。

別の納税者番号を追加リンクをクリックすると、納税者番号リストに行が追加されます。ここで納税者番号の種類と値を選択できます。この行を削除すると、顧客から納税者番号が削除されます。