カード支払いの仕組み
カードは、グローバルに利用できる最も一般的なオンラインの支払い方法です。カードの種類は複数あり、いくつかの処理ステップがあります。すべての顧客に対応する Stripe 実装システムを構築するために、カード支払いの仕組みをご確認ください。
Stripe は提供されたカード情報の形式が正しいこと (有効期限が過去の日付ではないことなど) を確認します。カード自体が有効かどうかはこの時点では保証されません。
一部の銀行、特に欧州やインドなど規制のある国の銀行では、顧客による購入の認証が求められる場合があります (たとえば、顧客にショートメッセージでコードが送信され、それを銀行の Web サイトに入力するように求めるなど)。詳細については、動画をご覧ください。
銀行は十分な残高があるかを確認し、ある場合は顧客の口座で金額を保留し、Stripe ユーザーに対してその金額を保証します。
カード発行会社から Stripe ユーザーの口座に資金が移動します。
カードの更新
保存されたカードの更新では、カードの氏名、請求先住所、有効期限、メタデータのみを変更できます。その他を変更するには、カードを削除して新しく作成する必要があります。
顧客が自身で決済手段を管理できるようにするには、保存されたカードを手動で更新および置き換えることを許可するプロセスを導入します。
インボイスとサブスクリプションに使用する顧客のデフォルトの決済手段を変更するには、Update customer (顧客情報を更新) の API コールを実行し、invoice_settings.default_payment_method
プロパティに新しい値を指定します。
保存された決済手段を Checkout で処理する方法について、詳細は create session (セッション作成) の API リファレンスをご覧ください。その他のシナリオでのデフォルトの決済手段を検討するには、カスタムコードを使用します。
カード情報の自動更新
クレジットカードがカード発行会社によって再発行された場合でも、保存された決済手段の詳細は引き続き機能します。Stripe はカードネットワークと連携し、顧客が新しいカードを受け取るたびに (有効期限切れのカードの交換や、紛失または盗難が報告されたカードを再発行する場合など)、保存したカード詳細の自動更新を試みます。これにより、顧客は中断なくサービスを利用し続けることができ、事業者はカードが交換されるたびに新しいカード情報を収集する必要を軽減できます。
カードの自動更新には、カードの発行会社がネットワークに加盟し、この情報を提供している必要があります。アメリカでは広範囲でサポートされているため、Stripe はアメリカ国内で発行されたほとんどのアメリカン・エキスプレス、Visa、Mastercard、ディスカバーのクレジットカードを自動的に更新することができます。アメリカ国外でのサポート内容は国によって異なります。自動更新に対応しているカードを識別することはできません。
Stripe Webhook をリッスンしてカード更新アクティビティを確認できます。
payment_method.updated
イベントは、API コールを介したカードへの更新を通知しますpayment_method.automatically_updated
イベントは、ネットワークからの自動カード更新を通知します。
これらのイベントには、カードの新しい有効期限と末尾 4 桁が含まれているため、必要に応じて自身のレコードを更新できます。