Issuing ベータ版移行ガイド
Issuing ベータ版からの移行方法を紹介します。
Stripe Issuing は最近、アメリカのすべてのビジネスで一般的に利用できるようになりました。ベータ版からの移行に伴い、Stripe は新しい料金体系を適用し、API への変更をリリースしました。変更内容には、長期間を見据えた進化をサポートする新機能や機能更新が含まれます。お客様の組み込みによっては、これらの API 変更ですでにご使用の組み込みが使用できなくなる場合があるため、このガイドの各項目に特にご注意ください。
ベータ版の API は 2021 年 3 月 1 日をもって廃止されます。お客様の移行をサポートするため、API に対するすべての変更を以下にまとめました。ご不明な点はサポートまでお問い合わせください。
互換性
注意
各セクションに記載されているように、正式に切り替えが行われるまで、新旧の双方の API をサポートすることをお勧めします。また、メインのアカウントで切り替えを行う前に、新しい Issuing アカウントを作成して、新しい API をテストすることもお勧めします。
属性
ベータ版のユーザは、現在すべての Issuing オブジェクトでレガシーの属性と新しい属性の両方を使用できます。名前が変更された属性は、それに対応するレガシーの属性と同じバックエンド値をポイントします。ベータ版が廃止された後は、新しい属性のみを使用できます。
移行に備えて、新しい API への切り替えが正常に完了するまで、新旧双方の属性に対応できるように、読み取りを切り替えることをお勧めします。
パラメータ
名前が変更されたパラメータについては、レガシー名か新しい名前を使用できます。ただし、両方は使用できません。ベータ版が廃止された後は、新しいパラメータのみを使用できます。
移行に備えて、新しい API への切り替えが正常に完了するまで、新旧双方のパラメーターに対応できるように、書き込みを切り替えることをお勧めします。
列挙値
新しい列挙値への移行は、やや複雑です。新しい値の書き込みと読み取りは可能ですが、ベータ版が正式に廃止されるまでは、古い既存の値が引き続き返されます。
たとえば、Cardholder の type の business_ は、company に名前が変更されました。既存の Cardholder オブジェクトでは、古い値である business_ が引き続き表示されます。新しいオブジェクトは、business_ でも、company でも作成でき、読み取りの際には、指定されたいずれかの値が返されます。
対応できるように、書き込みを新しい値 (新しいカード保有者を作成するときに、type を company に設定するなど) に切り替え、読み取りでは両方の値を処理することをお勧めします。
API の変更
オーソリ
held_はamount amountに置き換えられました。amountは常に、カード保有者の通貨によるキャプチャがオーソリまたは拒否された合計金額です。held_とは異なり、キャプチャ時にゼロにされることはありません。amount - オーソリで保留された金額は、その balance_transactions 金額の合計によって取得できます。
held_はcurrency currencyに名前が変更されました。authorized_がamount merchant_に置き換えられました。amount merchant_は常に、加盟店の通貨によるキャプチャがオーソリまたは拒否された合計金額です。amount authorized_とは異なり、amount merchant_は差戻しで減額できます。amount authorized_はcurrency merchant_に名前が変更されました。currency - オーソリの承認エンドポイントで、
held_はamount amountに名前が変更されました。 - pending_request ハッシュが追加されました。これは、リアルタイムのオーソリの同期 Webhook リクエストでのみ入力されます。
pending_がheld_ amount pending_に置き換えられました。request. amount pending_がauthorized_ amount pending_に置き換えられました。request. merchant_ amount is_がheld_ amount_ controllable pending_に置き換えられました。request. is_ amount_ controllable
- request_history 内のハッシュの属性の名前が変更されました。
request_はhistory. held_ amount request_に名前が変更されました。history. amount request_はhistory. held_ currency request_に名前が変更されました。history. currency request_はhistory. authorized_ amount request_に名前が変更されました。history. merchant_ amount request_はhistory. authorized_ currency request_に名前が変更されました。history. merchant_ currency request_は削除されました。history. violated_ authorization_ controls
- request_history.reason の値のいくつかが廃止されました。
authentication_、failed incorrect_、およびcvc incorrect_はexpiry verification_に統合されました。詳細については、authorization.verification_data をご覧ください。failed account_とcompliance_ disabled account_は、inactive account_に置き換えられました。disabled authorization_は、controls spending_に名前が変更されました。これは、Card (カード) および Cardholder (カード保有者) リソースで名前が変更された属性との整合性を保持するためです。controls
- より詳細な説明を提供する
verification_ハッシュが使用されるため、data. three_ d_ secure verification_列挙値が廃止されました。data. authentication authenticationに置き換わるthree_は、以前よりも多くの値が格納されます。新しい値についての詳細はこちらをご覧ください。d_ secure. result - この属性は、3D セキュア機能に登録したユーザにのみ表示されます。
verification_は verification_data.address_postal_code_check に名前が変更されました。data. address_ zip_ check wallet_属性はprovider walletに名前が変更されました。
取引
- 以下の type 値は、あまり使用されることがなく、他の方法で表現できるため、削除されました。
cash_(現在はwithdrawal capture)refund_(現在はマイナスのreversal amountが指定されるrefund)disputeとdispute_。Disputes API を現在開発中です。loss
- 主張が認められた
Disputeの資金移動を表す、disputeタイプの 2 番目のTransactionの作成を停止しました。その代わりに、Disputeにbalance_が直接追加されます。transactions - これにより、
Disputeの資金移動のための、issuing_イベントが廃止されます。その代わりに、transaction. created balance_で更新されたtransactions Disputeを送信する新しいイベントが使用されます。
- これにより、
- すべての取引を一覧表示するエンドポイントから
disputeクエリパラメーターが削除されました。 - すべての取引を一覧表示するエンドポイントの
settlementクエリパラメーターが、Settlement 機能ユーザーのみに制限されました。 - 取引データ機能強化ため
purchase_が追加されました。details
カード保有者
is_属性が削除されました。その結果、新しいカードを作成する際にdefault cardholderが必須パラメーターになります。すべてのカード保有者を一覧表示するエンドポイントは、クエリパラメーターとしてis_を受け付けなくなりました。default - 詳細情報が格納されるハッシュに合わせて、type の
business_がentity companyに変更されました。 billing.は、リソースの上位レベルのname nameと常に同じであるため削除されました。authorization_は spending_controls に名前が変更されました。controls
カード
- カードステータスの
lostとstolenは削除されました。これらは、オプションの cancellation_reason が指定された canceled で表されます。 authorization_は spending_controls に名前が変更されました。controls
- replacement_reason 値の名前が以下のように変更されました。
lossからlostに変更theftからstolenに変更damageからdamagedに変更expirationからexpiredに変更
nameが削除されました。その代わりに、cardholder.name を参照してください。shipping.列挙値は shipping.service に名前が変更されました。speed overnight値はpriorityに名前が変更されました。- 現在のカードを交換したカードをポイントする replaced_by が追加されました。
authorization_は spending_controls に名前が変更され、controls max_、approvals max_、amount currencyは削除されました。カードの支出を正確に管理するため、amountベースの制限の使用をお勧めします。merchant_は、3D セキュア機能に登録したユーザのみに使用が可能になります。data. url pinは、PIN 管理機能に登録したユーザのみに使用が可能になります。- すべてのカードを一覧表示するエンドポイントは
sourceおよびnameのパラメーターを受け付けなくなります。 - カード詳細の取得エンドポイントは廃止されました。その代わりに、取得エンドポイントから number と cvc を拡張できます。
不審請求の申請
disputed_はtransaction transactionに名前が変更されました。balance_を追加しました。これには、transactions Disputeに関連付けられたすべての BalanceTransactions (残高取引) が格納されます。- 各
BalanceTransactionには、以下のように、Issuing のDisputeに対応する新しいtype、source、description、reporting_が使用されます。category type: "issuing_dispute" source: "idp_1FMjf1GprvsjVv9gffmDmLGx" description: "Issuing dispute"reporting_category: "Issuing Dispute"
- 各
Disputeで主張が認められると、更新後のDisputeと新しいBalanceTransactionが指定された新しいイベントissuing_が送信されます。dispute. funds_ reinstated
イベント
- 以下のイベントは、Settlement 機能に登録しているユーザのみに制限されます。
issuing_settlement. created issuing_settlement. updated
残高
issuing.残高が Balance (残高) オブジェクトから削除されました。代わりに issuing.available 残高を参照してください。pending