最初の Stripe API リクエストを送信する
Stripe API の使用を開始します。
Stripe API に対するすべてのコールには、API シークレットキーを含める必要があります。Stripe アカウントを作成すると、2 組の API キー (テスト環境用および本番環境用それぞれの、クライアント側の公開可能キーとサーバー側のシークレットキー) が生成されます。本番環境のキーを使用して実際に資金の移動を開始するには、本番環境の利用を申請する必要があります。
はじめに
このガイドでは、Stripe API のシンプルな操作で顧客を作成する方法について手順を追って説明します。Stripe API オブジェクトと、どのように組み合わせるかについては、API の概要をご覧になるか、API リファレンスをご覧ください。支払いの受け付けを開始する準備ができている場合は、クイックスタートをご覧ください。
最初の API リクエストを送信する
Stripe Shell を使用して Stripe API を試してみることができます。Stripe Shell では、Stripe ドキュメントサイトから Stripe CLI コマンドを直接実行できます。テスト環境でのみ動作するため、資金の移動を伴う実際の取引が開始されることはありません。
Stripe Shell を使用して顧客を作成するには、次のコマンドを入力します。
Command Linestripe customers create --email=jane.smith@email.com --name="Jane Smith" --description="My First Stripe Customer"
すべて正常に機能する場合、コマンドラインに以下のレスポンスが表示されます。
{ "id":
, "object":"cus_LfctGLAICpokzr","customer"(オプション) テスト環境用の API シークレットキーを渡して同じコマンドを実行します。
Command Linestripe customers create --email=jane.smith@email.com --name="Jane Smith" --description="My First Stripe Customer" --api-key sk_test_4eC39HqLyjWDarjtT1zdp7dc
すべて正常に機能する場合、コマンドラインに以下のレスポンスが表示されます。
{ "id":
, "object":"cus_LfdZgLFhah76qf","customer"
ログとイベントを表示する
Stripe API を呼び出すたびに、Stripe ユーザーアカウントの API オブジェクトと Event (イベント) オブジェクトが作成され、保管されます。リクエストに指定する API キーによって、オブジェクトがテスト環境と本番環境のどちらに保管されるかが決まります。たとえば、前回のリクエストでは API シークレットキーを使用したため、テスト環境にオブジェクトが保管されています。
API キーを保存する
すべてのアカウントに、デフォルトで、テスト環境用に 2 つ、本番環境用に 2 つの合計 4 つの API キーがあります。
- テスト環境のシークレットキー: テスト環境でサーバー上のリクエストを認証するには、このキーを使用します。デフォルトでは、このキーを使用して、あらゆる API リクエストを制限なく実行できます。
- テスト環境の公開可能キー: ウェブやモバイルアプリのクライアント側コードでテストするには、このキーを使用します。
- 本番環境のシークレットキー: 本番環境でサーバー上のリクエストを認証するには、このキーを使用します。デフォルトでは、このキーを使用して、あらゆる API リクエストを制限なく実行できます。
- 本番環境の公開可能キー: アプリをリリースする準備が整ったら、ウェブやモバイルアプリのクライアント側コードでこのキーを使用します。
テストと開発
テストと開発にはテスト API キーのみを使用してください。こうすれば、誤って本番の顧客や支払いを変更する心配がありません。
シークレットキーおよび公開可能キーは開発者ダッシュボードの API キーで確認できます。ログインしている場合、Stripe のドキュメントにはテスト環境の API キーを使用したコードサンプルが自動的に表示されます (これらの値はお客様にだけ表示されます)。ログインしていない場合、コードサンプルにはランダムに生成された API キーが含まれます。それらをお客様固有のキーに置き換えるか、ログインして、お客様固有のテスト API キーが入力されたコードサンプルを表示できます。API キーが表示されない場合は、Stripe アカウントの所有者に、適切な権限でご自身をチームに追加してもらうよう依頼してください。
次の表は、ランダムに生成されたシークレットキーと公開可能テスト API キーの例です。
制限付き API キー
ダッシュボードでは制限付きの API キーを生成することもでき、API へのカスタマイズ可能な限定アクセスが可能になります。ただし、Stripe はデフォルトでは制限付きのキーを提供していません。
タイプ | 値 | 使用するタイミング |
---|---|---|
シークレット | sk_ | サーバー側: Stripe API を呼び出すウェブやモバイルアプリのサーバー側コード (環境変数や認証情報管理システムなど) でこれを安全に保管し、秘密にする必要があります。このキーをウェブサイトに公開したり、モバイルアプリケーションに埋め込んだりしないでください。 |
公開可能 | pk_ | クライアント側: ウェブやモバイルアプリのクライアント側コード (checkout.js など) でパブリックアクセスが可能であり、Stripe Elements などを使用して決済情報を安全に収集します。デフォルトでは、Stripe Checkout が決済情報を安全に収集します。 |
制限付き | rk_ で始まる文字列 | マイクロサービス: Stripe API を呼び出すマイクロサービスコードでこれを安全に保管し、秘密にする必要があります。このキーをウェブサイトに公開したり、モバイルアプリケーションに埋め込んだりしないでください。 |