サポート対象の組織の設定

組織構築の恩恵を受けるさまざまなビジネスユースケースをご紹介します。

Organizations は、複数のスタンドアロンアカウント、プラットフォーム、連結アカウントの設定に対応しています。

Organizations と Connect プラットフォームの両方で、Stripe ユーザーは複数の関連アカウントを管理することが可能です。ただし、それぞれが果たす目的は異なります。

所有権:Connect プラットフォームは Stripe システムをサードパーティーに拡張し、組織は共通の所有者のもとで複数のアカウントを一元管理します。
オペレーション:Connect プラットフォームは、それ自体がアカウントであり、支払いを処理できるほか、残高、顧客、サブスクリプションなどを持ちます。組織は Stripe を通じて独自のビジネスを行うことはありません。組織は、個々のビジネスのオペレーションを表示・管理するためのコンテナ構造として機能します。
構造:Connect プラットフォームは組織に属することができます。たとえば、Connect の設定例でも示されているように、Rocket, Inc. は異なる地域で別々の Connect プラットフォームを運営し、そのすべてを Rocket 組織内のアカウントとして含めることができます。

さまざまなビジネスライン、業務を行う国、法人、買収に相当する複数の Stripe アカウントを管理するのは一般的です。

組織にこれらのアカウントを追加したら、Stripe の導入に変更を加えることなく、アカウント全体の統合レポートを検索・ダウンロードできます。組織を作成した後で、新しい部門を追加したり、既存のアカウントを追加することができます。

業務を行っているさまざまな国やビジネスラインに対応する複数の Connect プラットフォームがある場合は、これらのプラットフォームを組織に追加できます。

プラットフォームを組織に追加すると、特定のプラットフォーム内またはすべてのプラットフォームで連結アカウントとデータを検索できます。

場合によっては、同じプラットフォームに接続されている複数の連結アカウントを所有できます。これは通常、複数のフランチャイズが共通の所有権下にあるフランチャイズグループで発生します。

連結アカウントは、プラットフォームとは無関係に組織に追加できます。これにより、アカウント全体で共通の検索とレポートを利用できます。

場合によっては、従来のプラットフォームやマーケットプレイスではないビジネスであっても、複数の事業を連結アカウントを持つプラットフォームとして代表させることができます。これは、決済システムを統合したり、プラットフォームに保存されている決済手段を連結アカウントに複製したい場合に適しています。

プラットフォームと連結アカウントを含む組織を作成することで、決済システムに影響を与えることなく、すべてのアカウントで共通の検索とレポートを利用できます。