Stripe Connector for Salesforce Order Management について
Connector の中心となる概念についてご紹介します。
Payment Intents
Payment Intent は、必要な認証ステップを含み、ライフサイクル全体を通して支払いの追跡に使用できる Stripe オブジェクトです。PaymentIntent
を Salesforce Order Management で確認するには、注文のサマリーの支払いのオーソリレコードに対する Gateway Reference Number (ゲートウェイ参照番号) (GatewayRefNumber
) フィールドを確認します。
支払いのオーソリ
支払いのオーソリは、Stripe と Salesforce OMS の両方に関連します。オーソリされた金額とは、顧客に購入の完了に必要な残高が十分にあることを確認するために、企業がクレジットカードまたはデビットカード処理業者に送金する金額で、承認された金額が請求されることになります。
Stripe LINK Cartridge for Salesforce B2C Commerce Cloud には、オーソリとキャプチャーという 2 つのキャプチャーモードがあります。LINK カートリッジが決済時に支払いをオーソリするように設定されている場合、支払いのオーソリレコードが Salesforce Order Management で作成されます。次の手順を使用して、注文のサマリーに対応する支払いのオーソリを確認できます。
Order Summary Record (注文のサマリーレコード) > Order Payment Summary Record (注文の支払いのサマリーレコード) > Payment Authorizations in Related Tab (関連タブの支払いのオーソリ)
Related (関連) タブに Refunds
が表示されない場合は、Salesforce 管理者に連絡して、以下に示すように支払いのオーソリ関連リストをページレイアウトに含めます。
Stripe での PaymentIntent ID (pi_
) は、支払いのオーソリレコードの Gateway Reference Number (ゲートウェイ参照番号) (GatewayRefNumber
) フィールドに保存されます。Processing Mode (処理モード) (ProcessingMode
) は、External
に設定され、支払いのオーソリが Salesforce 決済プラットフォームの外部で処理されたことが示されます。
支払い
Stripe LINK カートリッジのキャプチャーモードが Capture
に設定されている場合、支払いは顧客からキャプチャーされます。この場合、支払いレコードは Salesforce Order Management で作成されます。次の手順で注文のサマリーから支払いを確認できます。
Order Summary Record (注文のサマリーレコード) > Order Payment Summary Record (注文の支払いのサマリーレコード) > Payment in Related Tab (関連タブの支払い)
Related (関連) タブに Refunds
が表示されない場合は、Salesforce 管理者に連絡して、以下に示すように支払い関連リストをページレイアウトに含めます。
取引残高 ID
Stripe での PaymentIntent (pi_
) に対する取引残高 ID (txn_
) は、Gateway Reference Number (ゲートウェイ参照番号) (GatewayRefNumber
) フィールドに保存されます。Processing Mode (処理モード) (ProcessingMode
) は、External
に設定され、支払いが Salesforce 決済プラットフォームの外部で処理されたこが示されます。支払いが Salesforce B2C Commerce Cloud Storefront でオーソリされ、金額が後で Salesforce OMS でキャプチャーされた場合、支払いレコードは次のように表示されます。
Stripe での Payment Intent (pi_
) に対応する Salesforce Payment Gateway ID (SFXXXXX
) は、Gateway Reference Number (ゲートウェイ参照番号) (GatewayRefNumber
) フィールドに保存されます。Processing Mode (処理モード) (ProcessingMode
) は、 Salesforce
に設定され、支払いが Salesforce 決済プラットフォームによって処理されたことが示されます。
返金
返金が Salesforce OMS から開始された場合、次の手順で返金レコードまで追跡できます。
Order Summary Record (注文のサマリーレコード) > Order Payment Summary Record (注文の支払いのサマリーレコード) > Refunds (返金) (関連タブ内)
Related (関連) タブに Refunds
が表示されない場合は、Salesforce 管理者に連絡して、以下に示すように返金関連リストをページレイアウトに含めます。
Salesforce Payment Gateway ID (SFXXXXX
) は、Gateway Reference Number (ゲートウェイ参照番号) (GatewayRefNumber
) フィールドに保存されます。Processing Mode (処理モード) (ProcessingMode
) は、Salesforce
に設定され、返金が Salesforce 決済プラットフォームによって処理されたことが示されます。
Payment Gateway のログ
Salesforce プラットフォームで行われた取引のログは、Order Summary Record (注文のサマリーレコード) > Order Payment Summary Record (注文の支払いのサマリーレコード) > Gateway Logs (ゲートウェイログ) に移動して Related (関連) タブで確認できます。Related (関連) タブにゲートウェイログが表示されない場合は、Salesforce 管理者に連絡して該当ページのレイアウトにゲートウェイログを含めるか、この SOQL を Developer Console または VS コードの SOQL Builder で実行します。
SELECT Id,OrderPaymentSummaryId, ReferencedEntityId,Request, Response, SfRefNumber, SfResultCode, GatewayRefNumber, GatewayAuthCode, GatewayDate, GatewayMessage, GatewayResultCode, GatewayResultCodeDescription, InteractionStatus FROM PaymentGatewayLog