Checkout Sessions で Elements に保存された支払い方法のデフォルトの動作を更新互換性に関わる変更
新機能
Checkout Sessions で Elements を更新して、保存された支払い方法の収集を自動的に有効にし、保存した支払い方法をデフォルトで支払い Element に再表示します。この変更により、顧客 ID が Checkout セッションに渡される (再表示用) 場合、またはsaved_payment_method_options.payment_method_save が有効になる (収集の場合) 場合に、クライアント側導入でこれらのオプションを明示的に構成する必要がなくなります。
この変更により互換性が失われる理由
以前は、Elements と Checkout Sessions で保存された支払い方法を有効にするには、Checkout Session とクライアントサイドのinitCheckout()
呼び出しの両方で、保存された支払い方法を明示的に設定する必要がありました。現在では、Checkout Session で保存された支払い方法を有効にすると、クライアント側の追加設定を必要とせずに、支払い要素が自動的に回収と再表示を有効にします。これにより、Checkout Session で保存された支払い方法を有効にしていたものの、クライアント側の設定を意図的に省略していた導入のデフォルトの動作が変更され、保存された支払い方法の回収と再表示が自動的に有効になります。
影響
Elements での Checkout Sessions における保存済み支払い方法の統合が、クライアント側の設定を簡略化して行えるようになりました。以前は、Checkout Session 側で保存済み支払い方法を有効化するだけでなく、initCheckout()
呼び出しでも明示的に有効化する必要がありました。現在は、Checkout Session で保存済み支払い方法を有効化すると、Payment Element が自動的に保存済み支払い方法の収集と再表示を有効にするため、追加のクライアント側設定は不要です。
これにより、統合の複雑さが軽減され、Checkout Sessions 実装における Elements 全体で保存済みの支払い方法の挙動が一貫するようになります。もし保存済みの支払い方法を無効にしたい場合は、elementsOptions.
] の設定で enableSave
と enableRedisplay
を明示的に never
に設定することも可能です。