顧客の納税者番号

請求書に顧客の納税者番号を表示することは一般的な要件であり、これを満たすには、顧客に納税者番号を追加します。顧客の納税者番号は、請求書およびクレジットノートの PDF のヘッダーに表示されます。

サポートされる納税者番号の種類

現在、Stripe は以下の地域の次の種類の納税者番号に対応しています。

検証

お客様は、納税者番号をはじめとする顧客情報が正確であることを確認する責任があります。納税者番号が有効であるかどうかにかかわらず、請求書には顧客の納税者番号が含まれます。

Stripe は、納税者番号を Stripe のシステムに追加する際に書式が正確であるかどうかを判定できる自動検証機能を提供しています。検証の結果は、顧客のその他の情報とともにダッシュボードに表示されます。これには、政府のデータベースから返された情報と、登録名と登録住所が含まれます。ただし、長期間にわたる検証の存続は行いません。自動検証を利用できない場合は、納税者番号を手動で検証する必要があります。

オーストラリア事業者登録番号 (ABN)

Stripe は、オーストラリア商務登記官 (ABR) に照らしてオーストラリア事業者登録番号 (ABN) を自動的に検証します。

ヨーロッパの付加価値税 (EU VAT) 番号

また、Stripe では、欧州委員会の VAT 情報交換システム (VIES) を介して、欧州の付加価値税 (EU VAT) 番号をすべて自動的に検証しています。このプロセスでは納税者番号が有効かどうかのみが検証されるため、顧客の名前と住所が登録情報と一致しているかは自身で確認する必要があります。

VIES の検証にかかる時間は通常数秒のみですが、さまざまな政府のデータベースの状況によってはそれよりも長くかかることもあります。Stripe では VIES のダウンタイムを自動的に処理し、再試行します。

イギリスの付加価値税 (GB VAT) 番号

Stripe は、イギリスの歳入関税庁 (HMRC) を介して、イギリスの付加価値税 (GB VAT) 番号をすべて自動的に検証しています。このプロセスでは納税者番号が有効かどうかのみが検証されるため、顧客の名前と住所が登録情報と一致しているかは自身で確認する必要があります。

HMRC の検証にかかる時間は通常数秒のみですが、通信先の状況によってはそれよりも長くかかることもあります。Stripe では HMRC のダウンタイムを自動的に処理し、再試行します。

顧客の納税者番号の確認をテストする

これらの Magic tax ID を使用して、テスト環境で特定の確認条件をトリガーします。納税者番号タイプは、EU VAT 番号またはオーストラリア事業者登録番号 (ABN) のいずれかである必要があります。

検証 Webhook とダッシュボードの表示

検証プロセスは非同期で行われるため、customer.tax_id.updated Webhook で検証の更新が通知されます。

顧客の EU VAT 番号の上にマウスを合わせると、VIES 情報が表示されます。

検証の結果は、ダッシュボードの顧客の詳細に表示されます。結果には、政府のデータベースから返された情報と、登録名と登録住所が含まれます。

自動検証を利用できない場合は、納税者番号を手動で検証する必要があります。

管理

納税者番号は、ダッシュボード、カスタマーポータル、および納税者番号APIで管理できます。